第3章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「はーい!お集まりのみなさーん!本日の対戦カードはメールで送った通り!桜中の小島!」
「うぇーい」
「うぇーいじゃねぇよ!ボケ!」
「調子こいてんじゃねえぞハゲ!」
「負けたらパンイチで帰れよこの野郎!」
こ、怖い…
怖すぎる。
私は草陰から喧嘩賭博を見ていた。
昨日より圧倒的にギャラリーが多い。
あらゆる所からヤジがとんでいる…
武道君は……あ、いた!
ギャラリーの中に敦君達と一緒にいる武道君の後ろ姿を見つけた。
今日のファイターは武道君じゃないって事か……
でも…
「そして溝中の山本だ!」
タクヤ君がどうやらファイターらしい。
「死んでこいロンゲ!」
「びびってんじゃねーぞコラ!」
「オッズは4対6で小島やや有利!」
「気合い入れろ!山本!」
ど、どうしよう…
また昨日の作戦でいく?
でもこのギャラリーが全員騙されてくれるのか……
いや、一か八かだ!
私は草陰から出て、1歩踏み出す。
「待て」
「ひっ!」
急に後ろから肩を叩かれてあまりに驚いて変な声が出た。
おそるおそる振り返った……
「っ!」
そこには私の頭何個分も長身で、大柄の男。
見下ろしてくる瞳に感情がなくて…それがまた威圧感。
しかも東卍の特攻服を着てる。
も、もしかしてこれはまずい状況なのでは……
「余計な事はするな」
「え?」
大柄の男の言葉に瞳を開く。
「お前が行ったところでマイキーに迷惑がかかるだけだ」
「!」
「もっと自分がマイキーの女である事の危機感を持つんだな」
なっ……
一体この人は……誰?
「六花!」
「え?……あ…ま、マイキー!」
名前を呼ばれて振り返るとそこにはけんちゃんとこちらに歩いてくるマイキーの姿。
な、なんで…
「六花!お前こんな所で何してんだよ!」
「っ…」
明らかに怒ってるマイキー。
「連絡助かった。ありがとな、むーちょ」
むーちょ、と呼ばれた大柄の男の人はちらっと私をみる。
「…女の教育はしっかりしといた方がいいぞ」
「!」
きょ、教育って……そんな言い方…
ムーチョさんはそれだけ言うと帰って行く。
一体彼はなんなんだろう……
「ちょっと待ったーーっ!」
「!」
ムーチョさんを見送っていたら、突然大きな声がして私達3人は振り返る。
「なんだ?あいつ」
ケンちゃんが首を傾げる。
「……た、武道君」
「?知り合いか?」
「えっと……うん。昨日知り合ったばっかり、だけど………」
ケンちゃんの質問に答えたが、マイキーの視線が怖い……
めっちゃ睨まれてる感が凄い。
「んだてめー!このやろー!」
「誰?コイツ」
「2年坊がでしゃばってんじゃねぇぞ!」
ヤジが飛ぶ中を、武道君は進んでいく。
「いやぁ…毎回毎回似たような試合じゃつまんなくないっスか?」
武道君、何を……
「もっとおもしれぇモン見たいっしょ?」
「てかテメー昨日のワンパン野郎じゃねえか」
「すっこんでろタコ!」
怒鳴られても…武道君は先に進む。
その先にはキヨマサ君。
「うぇーい」
「うぇーいじゃねぇよ!ボケ!」
「調子こいてんじゃねえぞハゲ!」
「負けたらパンイチで帰れよこの野郎!」
こ、怖い…
怖すぎる。
私は草陰から喧嘩賭博を見ていた。
昨日より圧倒的にギャラリーが多い。
あらゆる所からヤジがとんでいる…
武道君は……あ、いた!
ギャラリーの中に敦君達と一緒にいる武道君の後ろ姿を見つけた。
今日のファイターは武道君じゃないって事か……
でも…
「そして溝中の山本だ!」
タクヤ君がどうやらファイターらしい。
「死んでこいロンゲ!」
「びびってんじゃねーぞコラ!」
「オッズは4対6で小島やや有利!」
「気合い入れろ!山本!」
ど、どうしよう…
また昨日の作戦でいく?
でもこのギャラリーが全員騙されてくれるのか……
いや、一か八かだ!
私は草陰から出て、1歩踏み出す。
「待て」
「ひっ!」
急に後ろから肩を叩かれてあまりに驚いて変な声が出た。
おそるおそる振り返った……
「っ!」
そこには私の頭何個分も長身で、大柄の男。
見下ろしてくる瞳に感情がなくて…それがまた威圧感。
しかも東卍の特攻服を着てる。
も、もしかしてこれはまずい状況なのでは……
「余計な事はするな」
「え?」
大柄の男の言葉に瞳を開く。
「お前が行ったところでマイキーに迷惑がかかるだけだ」
「!」
「もっと自分がマイキーの女である事の危機感を持つんだな」
なっ……
一体この人は……誰?
「六花!」
「え?……あ…ま、マイキー!」
名前を呼ばれて振り返るとそこにはけんちゃんとこちらに歩いてくるマイキーの姿。
な、なんで…
「六花!お前こんな所で何してんだよ!」
「っ…」
明らかに怒ってるマイキー。
「連絡助かった。ありがとな、むーちょ」
むーちょ、と呼ばれた大柄の男の人はちらっと私をみる。
「…女の教育はしっかりしといた方がいいぞ」
「!」
きょ、教育って……そんな言い方…
ムーチョさんはそれだけ言うと帰って行く。
一体彼はなんなんだろう……
「ちょっと待ったーーっ!」
「!」
ムーチョさんを見送っていたら、突然大きな声がして私達3人は振り返る。
「なんだ?あいつ」
ケンちゃんが首を傾げる。
「……た、武道君」
「?知り合いか?」
「えっと……うん。昨日知り合ったばっかり、だけど………」
ケンちゃんの質問に答えたが、マイキーの視線が怖い……
めっちゃ睨まれてる感が凄い。
「んだてめー!このやろー!」
「誰?コイツ」
「2年坊がでしゃばってんじゃねぇぞ!」
ヤジが飛ぶ中を、武道君は進んでいく。
「いやぁ…毎回毎回似たような試合じゃつまんなくないっスか?」
武道君、何を……
「もっとおもしれぇモン見たいっしょ?」
「てかテメー昨日のワンパン野郎じゃねえか」
「すっこんでろタコ!」
怒鳴られても…武道君は先に進む。
その先にはキヨマサ君。