第3章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「痛いですか?」
「い、いや大丈夫っす…いでで!」
「あ、ご、ごめんね!」
濡れたタオルで腫れた頬をソっと触る。
「く、くそ〜武道め、羨ましいぞ!」
「俺も顔殴られりゃよかったぜ」
「その制服って…A中っすか?」
赤髪の男の子が聞いてくる。
「え?う、うん。そう」
「え!あの県内一頭いい中学?」
金髪の男の子…武道君が驚いた声をあげる。
「ま、まさに才色兼備…」
「い、いやいやいや!言い過ぎだから!」
「俺ら溝中の2年なんすよ。俺は千堂敦って言います」
赤髪の子がいう。
「はいはい!俺は山岸一司!絶賛彼女募集中っす!」
「んなら俺も募集中だっーの!あ、俺鈴木マコトっす」
「お前ら……あ、俺は山本タクヤ。助けてくれてありがとう」
それぞれ皆が自己紹介してくれて、私は頬を冷やしていた彼を見た。
「で、君が…武道君で合ってる?」
「え!あ…は、はい。花垣武道っす」
花垣…武道…君。
なんだろ…
他の4人はThe中学生って感じだけど…
彼は少し違ってみえる。
見た目は完全に中学生だけど…
どこか大人びて見える…
「あ〜こいつは彼女持ちなんで、覚えなくていいっすよ!」
一司君がそう言う。
「へぇ、武道君は大切な人がいるんだね」
「あ…いや…はははは」
「それより、なんで皆こんな所で……喧嘩、したの?」
私の質問に皆は急に沈んだ顔をする。
「いや…まぁ…ちょっと色々あって…」
「東京卍會の奴に目つけられるなんて…ついてないよな」
「え……?」
東京卍會って言った?…今…
「それより、名前!名前教えてよ!」
一司君が言う。
「え?あ…名乗り遅れてごめんね!私、六花。道成寺六花って言います。中3」
「六花ちゃん…名前もかわゆぅ〜」
「この辺の縄張りはってる東京卍會、通称東卍っていう暴走族グループがいんだけどさ…
そいつらの一味に喧嘩売ってタコ殴りにされた後ってやつ」
「にしてもどうするよ?あのキヨマサって奴、明日も来いっつてたぞ」
「あんなのに毎日殴られたら死んじまうよー」
……キヨマサ?
『キヨマサ?誰だよ…』
たしかマイキーが電話で言ってた名前の人って…
「あいつら…広場で喧嘩賭博やってるって言ってたよな。もしかして…俺らも…」
「まじかよ!あんなバケモンみたいな奴らと喧嘩賭博なんて冗談じゃねぇよ!」
「殺されに行くようなもんだな」
「…でも、逃げたらどうなるか…」
皆の表情が曇っていく…
喧嘩賭博……
やっぱりそうだ。
マイキーが言ってた話と繋がる。
「い、いや大丈夫っす…いでで!」
「あ、ご、ごめんね!」
濡れたタオルで腫れた頬をソっと触る。
「く、くそ〜武道め、羨ましいぞ!」
「俺も顔殴られりゃよかったぜ」
「その制服って…A中っすか?」
赤髪の男の子が聞いてくる。
「え?う、うん。そう」
「え!あの県内一頭いい中学?」
金髪の男の子…武道君が驚いた声をあげる。
「ま、まさに才色兼備…」
「い、いやいやいや!言い過ぎだから!」
「俺ら溝中の2年なんすよ。俺は千堂敦って言います」
赤髪の子がいう。
「はいはい!俺は山岸一司!絶賛彼女募集中っす!」
「んなら俺も募集中だっーの!あ、俺鈴木マコトっす」
「お前ら……あ、俺は山本タクヤ。助けてくれてありがとう」
それぞれ皆が自己紹介してくれて、私は頬を冷やしていた彼を見た。
「で、君が…武道君で合ってる?」
「え!あ…は、はい。花垣武道っす」
花垣…武道…君。
なんだろ…
他の4人はThe中学生って感じだけど…
彼は少し違ってみえる。
見た目は完全に中学生だけど…
どこか大人びて見える…
「あ〜こいつは彼女持ちなんで、覚えなくていいっすよ!」
一司君がそう言う。
「へぇ、武道君は大切な人がいるんだね」
「あ…いや…はははは」
「それより、なんで皆こんな所で……喧嘩、したの?」
私の質問に皆は急に沈んだ顔をする。
「いや…まぁ…ちょっと色々あって…」
「東京卍會の奴に目つけられるなんて…ついてないよな」
「え……?」
東京卍會って言った?…今…
「それより、名前!名前教えてよ!」
一司君が言う。
「え?あ…名乗り遅れてごめんね!私、六花。道成寺六花って言います。中3」
「六花ちゃん…名前もかわゆぅ〜」
「この辺の縄張りはってる東京卍會、通称東卍っていう暴走族グループがいんだけどさ…
そいつらの一味に喧嘩売ってタコ殴りにされた後ってやつ」
「にしてもどうするよ?あのキヨマサって奴、明日も来いっつてたぞ」
「あんなのに毎日殴られたら死んじまうよー」
……キヨマサ?
『キヨマサ?誰だよ…』
たしかマイキーが電話で言ってた名前の人って…
「あいつら…広場で喧嘩賭博やってるって言ってたよな。もしかして…俺らも…」
「まじかよ!あんなバケモンみたいな奴らと喧嘩賭博なんて冗談じゃねぇよ!」
「殺されに行くようなもんだな」
「…でも、逃げたらどうなるか…」
皆の表情が曇っていく…
喧嘩賭博……
やっぱりそうだ。
マイキーが言ってた話と繋がる。