第3章
夢小説設定
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「こいつ場地圭介。で、こっちが俺ん家に今住んでる六花」
稽古が終わり、マイキーがさっきの女を連れてくる。
「あ、初めまして!道成寺六花です」
六花と言った女はちっこくて、白くて、細くて、いかにも女子、って感じで…
まぁ空手には向いていなさそうなタイプだ。
「場地君、」
「圭介でいいぜ」
「あ…け、圭介君はマイキーの学校のお友達?」
「うん。場地は俺には負けるけど喧嘩もまぁまぁ強い」
「まぁまぁってなんだよ…」
たしかマイキーには空手も喧嘩も1歩先を行かれているが…
「そういやさっきエマが六花の事探してたぜ。宿題でわかんねぇとこがあるって」
「分かった。じゃあちょっと行って来るね。圭介君、またね」
「お、おお」
笑顔で手を振った六花にちょっとドキッとした。
まぁ、たしかに…ちょっと可愛いかもな。
「…マイキー、お前さっき俺の六花って言ってなかったか?」
六花の背を見送ってから俺はマイキーに聞いた。
「うん、言った」
「…あいつの事、好きなのかよ」
「うん、めっちゃ好き」
そう迷うことなく言ったマイキーに俺は瞳を開いた。
同時に少し何故か動揺してる自分。
「へ、へぇ…お前、きゃーきゃー言われてたクラスの女子とかには全く興味無かったくせに…ああいうのがタイプなんだな」
「タイプ………ん〜そういうんじゃねぇんだよな」
マイキーは空を見上げる。
「なんかよく分かんないんだけどさ……めっちゃ好きなんだよ、六花の事」
そう言ってニッと笑ったマイキー。
「でもいかにも弱そうじゃん…あいつ。
マイキーは弱いやつは嫌いだったじゃねぇか」
か弱くて、守ってやらなきゃならない、そんな感じだ。
「弱いやつは嫌いなのは変わんねーよ。
でも…
あいつは
六花は…場地が思うほど弱くねぇよ」
「え?」
「あいつは強い、心が強い。…どんなに辛い状況でも…自分一人でなんとかしようって思ってる。
たった一人で戦ってんだよ。
六花はさ。
だから…
俺があいつを守ってやりたいんだよ」
稽古が終わり、マイキーがさっきの女を連れてくる。
「あ、初めまして!道成寺六花です」
六花と言った女はちっこくて、白くて、細くて、いかにも女子、って感じで…
まぁ空手には向いていなさそうなタイプだ。
「場地君、」
「圭介でいいぜ」
「あ…け、圭介君はマイキーの学校のお友達?」
「うん。場地は俺には負けるけど喧嘩もまぁまぁ強い」
「まぁまぁってなんだよ…」
たしかマイキーには空手も喧嘩も1歩先を行かれているが…
「そういやさっきエマが六花の事探してたぜ。宿題でわかんねぇとこがあるって」
「分かった。じゃあちょっと行って来るね。圭介君、またね」
「お、おお」
笑顔で手を振った六花にちょっとドキッとした。
まぁ、たしかに…ちょっと可愛いかもな。
「…マイキー、お前さっき俺の六花って言ってなかったか?」
六花の背を見送ってから俺はマイキーに聞いた。
「うん、言った」
「…あいつの事、好きなのかよ」
「うん、めっちゃ好き」
そう迷うことなく言ったマイキーに俺は瞳を開いた。
同時に少し何故か動揺してる自分。
「へ、へぇ…お前、きゃーきゃー言われてたクラスの女子とかには全く興味無かったくせに…ああいうのがタイプなんだな」
「タイプ………ん〜そういうんじゃねぇんだよな」
マイキーは空を見上げる。
「なんかよく分かんないんだけどさ……めっちゃ好きなんだよ、六花の事」
そう言ってニッと笑ったマイキー。
「でもいかにも弱そうじゃん…あいつ。
マイキーは弱いやつは嫌いだったじゃねぇか」
か弱くて、守ってやらなきゃならない、そんな感じだ。
「弱いやつは嫌いなのは変わんねーよ。
でも…
あいつは
六花は…場地が思うほど弱くねぇよ」
「え?」
「あいつは強い、心が強い。…どんなに辛い状況でも…自分一人でなんとかしようって思ってる。
たった一人で戦ってんだよ。
六花はさ。
だから…
俺があいつを守ってやりたいんだよ」