第3章
夢小説設定
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「……なんでお前はいつもタイミング間違うんだよ」
「え?」
「なんで今…キスするんだよ…っ、俺がどんだけ今耐えてるか分かってんの?」
あ………
眉を寄せて、耳を赤くしたマイキー。
「ご、ごめん…つい…」
「正直…今…六花をめちゃくちゃ抱きたい…」
「っ…」
「でも…自分の欲だけで傷つけたくもない。だから…」
私の事を大切に思ってくれるマイキーの気持ちが嬉しかった。
私もマイキーと1つになりたい。
でも同時に…
1歩が踏み出せない自分がいる。
マイキーは受け入れてくれると信じてる…
でも…
この傷をさらけ出す勇気が
私にはないのだ。
綺麗な体なら…
マイキーを受け入れられるのに…
「…ごめん、マイキー…私…やっぱりまだ」
「………分かってる。六花の気持ちがちゃんと決まるまで…俺は待つから」
そう言ってマイキーは私を抱きしめてくれた。
ごめんなさい。
そう言うように、私はマイキーの胸に顔を埋めた。
『六花』
誰…?
『六花』
誰か、私を呼んでる。
後ろを見ても、前を見ても、広がる暗闇。
『六花…』
あ……
すぐ近くで声がして…
振り返った。
そこにいたのは…
マイキー…?
私がそう名前を呼ぶと、彼は優しく笑った。
彼は…私の知ってる12年後のマイキーだ。
どうして…?
これは、夢?
『六花…ごめんな。お前を‥守ってやれなくて…』
悲しげに揺れた彼の瞳に私は首を横にふる。
謝らないで、マイキー…謝るのは…私の方だ。
貴方を忘れていて…12年も忘れていて…ごめんね。
貴方の思いに…気づかないまま…
いなくなってしまった。
本当に…ごめんなさい。
溢れ出す涙をマイキーの指がそっと拭う。
夢のはずなのに…不思議とマイキーの指は暖かい。
『六花が幸せでいてくれたなら…それでよかった。そう思ってたのに…俺が…どうしても六花の傍にいたかった。
もう一度…六花の顔をみたくて…笑った顔が見たくて…
お前を12年後の東卍に引き寄せた』
え……?
私は…人質ではなかったの…?
『違う。俺が…俺の願いで…六花を引き入れたんだ。
そのせいで…あんな事に…』
今にも泣き出しそうなマイキーの瞳。
マイキーのせいじゃない。マイキーのせいじゃ…ないんだよ…
私
短い時間でも
貴方と過ごせた時間が
幸せだった。
色のなかった私の世界を
貴方がかえてくれた。
『六花…』
そして
今
12年前の貴方にも
私は沢山の幸せをもらってる。
私の言葉に、マイキーは瞳を開く。
だから…
待ってて、マイキー。
必ず…
貴方にまた会えるから。
私が…
今のマイキーの心を…
守るから。
大丈夫。
きっとまた
会えるから。
そう言った私に、マイキーは優しく…笑った。
『ああ…必ず。』
うん。
『12年前の俺を…よろしく頼む』
うん。
『六花…』
少しづつ…消えてゆくマイキーの姿。
マイキー!
『愛してる』
「え?」
「なんで今…キスするんだよ…っ、俺がどんだけ今耐えてるか分かってんの?」
あ………
眉を寄せて、耳を赤くしたマイキー。
「ご、ごめん…つい…」
「正直…今…六花をめちゃくちゃ抱きたい…」
「っ…」
「でも…自分の欲だけで傷つけたくもない。だから…」
私の事を大切に思ってくれるマイキーの気持ちが嬉しかった。
私もマイキーと1つになりたい。
でも同時に…
1歩が踏み出せない自分がいる。
マイキーは受け入れてくれると信じてる…
でも…
この傷をさらけ出す勇気が
私にはないのだ。
綺麗な体なら…
マイキーを受け入れられるのに…
「…ごめん、マイキー…私…やっぱりまだ」
「………分かってる。六花の気持ちがちゃんと決まるまで…俺は待つから」
そう言ってマイキーは私を抱きしめてくれた。
ごめんなさい。
そう言うように、私はマイキーの胸に顔を埋めた。
『六花』
誰…?
『六花』
誰か、私を呼んでる。
後ろを見ても、前を見ても、広がる暗闇。
『六花…』
あ……
すぐ近くで声がして…
振り返った。
そこにいたのは…
マイキー…?
私がそう名前を呼ぶと、彼は優しく笑った。
彼は…私の知ってる12年後のマイキーだ。
どうして…?
これは、夢?
『六花…ごめんな。お前を‥守ってやれなくて…』
悲しげに揺れた彼の瞳に私は首を横にふる。
謝らないで、マイキー…謝るのは…私の方だ。
貴方を忘れていて…12年も忘れていて…ごめんね。
貴方の思いに…気づかないまま…
いなくなってしまった。
本当に…ごめんなさい。
溢れ出す涙をマイキーの指がそっと拭う。
夢のはずなのに…不思議とマイキーの指は暖かい。
『六花が幸せでいてくれたなら…それでよかった。そう思ってたのに…俺が…どうしても六花の傍にいたかった。
もう一度…六花の顔をみたくて…笑った顔が見たくて…
お前を12年後の東卍に引き寄せた』
え……?
私は…人質ではなかったの…?
『違う。俺が…俺の願いで…六花を引き入れたんだ。
そのせいで…あんな事に…』
今にも泣き出しそうなマイキーの瞳。
マイキーのせいじゃない。マイキーのせいじゃ…ないんだよ…
私
短い時間でも
貴方と過ごせた時間が
幸せだった。
色のなかった私の世界を
貴方がかえてくれた。
『六花…』
そして
今
12年前の貴方にも
私は沢山の幸せをもらってる。
私の言葉に、マイキーは瞳を開く。
だから…
待ってて、マイキー。
必ず…
貴方にまた会えるから。
私が…
今のマイキーの心を…
守るから。
大丈夫。
きっとまた
会えるから。
そう言った私に、マイキーは優しく…笑った。
『ああ…必ず。』
うん。
『12年前の俺を…よろしく頼む』
うん。
『六花…』
少しづつ…消えてゆくマイキーの姿。
マイキー!
『愛してる』