第3章
夢小説設定
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「あ、あの…」
とりあえず、この場を納めなくては周りに迷惑だと考えた私は、小さく声をあげる。
「…た、たしかにエマが言った通り、私がマイキーの彼女、かな?」
「かな?って何!そうなんだってば!」
「あ、はい!そう!そうです!私が、マイキーと今付き合って、ます!」
なんでこんな宣言をわざわざしなくてはならないんだ、と思ったが…私の口から言わないと、きっと彼女は引かなさそうだ。
「嘘でしょ…だってこいつ、」
「あ、あのさ」
ちょっと待って、と私は彼女の言葉を遮る。
「さっきからコイツって私を呼ぶけど、私はコイツじゃないし、道成寺六花って名前なの。
それから…まず貴女の名前を教えて。
話をするなら礼儀でしょ」
そう冷静に言った私に彼女はぐっ…と黙る。
多分こういうタイプには冷静さが1番。
弁護士やってて学んだ事が役にたったようだ。
「な、なんなの?だから頭いい奴は嫌いなのよ!
もう帰る!でも…認めてないから!!
この貧乳!」
「なっ…」
女の子は鞄を掴むと怒りながら店を出て行った。
ひ、貧乳って2回も言われた…
「はぁ〜…やっと帰ってくれた」
疲れた、とテーブルに突っ伏したエマ。
「な、なんか凄かったね」
「あの子…あ、マリナって言うんだけどさ…歴代のマイキーの彼女でももっとも最悪、って東卍内でも有名で。
マイキーを所有物とでも思ってるみたいで…
周りに私は無敵のマイキーの彼女だから誰も逆らえないって、悪い事ばっかりして…
あげくの果てに他の男の子と遊びまくってマイキーを裏切ってフラれたんだよ」
「な、なんかドラマに出てくるキャラみたいな子だね…」
なかなかお目にかかれない悪女ぶり…
「で、フラれた後、さっきも言ったけど、ウチや東卍の仲間を貶したりして大暴れしてさ…で、もう完全に終わったわけ。
なのに今更なんなのよ…」
呆れちゃう、とため息をつくエマを見る限り、相当大変だったみたいだな…
そう思っていたら、コンコンと窓ガラスを叩く音。
ふと視線をやると
「あれ?マイキー?」
こちらに手を振るマイキーとけんちゃんの姿。
なんで?
「あ!やっと来た!」
エマも気づいてバッと顔を上げる。
マイキーとけんちゃんは店の中に入ってきた。
「ん?別に緊急事態に見えねぇけど?」
「緊急事態?」
マイキーは私の隣、けんちゃんはエマの隣に座る。
どこかちょっと嬉しそうなエマ…
「二人ともどうしたの?今日は二人で出かけてたんじゃ…」
「エマからこんなメールきたから、こないわけいかなくなった」
マイキーが私に携帯の画面を見せる。
あ、ほんとだ…
時刻は丁度さっきマリナと話していた時間。
エマ、いつの間にメールなんか…
さすがJCだわ…
「どこが緊急事態なんだよ?あ…お前もしかしてけんちんと会いたいからって嘘ついたな」
「ち、違うわよ!さっきまで本当に緊急事態だったんだから!ね!六花!」
「う、ううーん…まぁたしかに…」
緊急事態ってか、完全嵐がやってきた、って感じだったよね…
とりあえず、この場を納めなくては周りに迷惑だと考えた私は、小さく声をあげる。
「…た、たしかにエマが言った通り、私がマイキーの彼女、かな?」
「かな?って何!そうなんだってば!」
「あ、はい!そう!そうです!私が、マイキーと今付き合って、ます!」
なんでこんな宣言をわざわざしなくてはならないんだ、と思ったが…私の口から言わないと、きっと彼女は引かなさそうだ。
「嘘でしょ…だってこいつ、」
「あ、あのさ」
ちょっと待って、と私は彼女の言葉を遮る。
「さっきからコイツって私を呼ぶけど、私はコイツじゃないし、道成寺六花って名前なの。
それから…まず貴女の名前を教えて。
話をするなら礼儀でしょ」
そう冷静に言った私に彼女はぐっ…と黙る。
多分こういうタイプには冷静さが1番。
弁護士やってて学んだ事が役にたったようだ。
「な、なんなの?だから頭いい奴は嫌いなのよ!
もう帰る!でも…認めてないから!!
この貧乳!」
「なっ…」
女の子は鞄を掴むと怒りながら店を出て行った。
ひ、貧乳って2回も言われた…
「はぁ〜…やっと帰ってくれた」
疲れた、とテーブルに突っ伏したエマ。
「な、なんか凄かったね」
「あの子…あ、マリナって言うんだけどさ…歴代のマイキーの彼女でももっとも最悪、って東卍内でも有名で。
マイキーを所有物とでも思ってるみたいで…
周りに私は無敵のマイキーの彼女だから誰も逆らえないって、悪い事ばっかりして…
あげくの果てに他の男の子と遊びまくってマイキーを裏切ってフラれたんだよ」
「な、なんかドラマに出てくるキャラみたいな子だね…」
なかなかお目にかかれない悪女ぶり…
「で、フラれた後、さっきも言ったけど、ウチや東卍の仲間を貶したりして大暴れしてさ…で、もう完全に終わったわけ。
なのに今更なんなのよ…」
呆れちゃう、とため息をつくエマを見る限り、相当大変だったみたいだな…
そう思っていたら、コンコンと窓ガラスを叩く音。
ふと視線をやると
「あれ?マイキー?」
こちらに手を振るマイキーとけんちゃんの姿。
なんで?
「あ!やっと来た!」
エマも気づいてバッと顔を上げる。
マイキーとけんちゃんは店の中に入ってきた。
「ん?別に緊急事態に見えねぇけど?」
「緊急事態?」
マイキーは私の隣、けんちゃんはエマの隣に座る。
どこかちょっと嬉しそうなエマ…
「二人ともどうしたの?今日は二人で出かけてたんじゃ…」
「エマからこんなメールきたから、こないわけいかなくなった」
マイキーが私に携帯の画面を見せる。
あ、ほんとだ…
時刻は丁度さっきマリナと話していた時間。
エマ、いつの間にメールなんか…
さすがJCだわ…
「どこが緊急事態なんだよ?あ…お前もしかしてけんちんと会いたいからって嘘ついたな」
「ち、違うわよ!さっきまで本当に緊急事態だったんだから!ね!六花!」
「う、ううーん…まぁたしかに…」
緊急事態ってか、完全嵐がやってきた、って感じだったよね…