第3章
夢小説設定
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「…でね!!そう言ったら、ケンちゃん、今日はマイキーとバイクで走りに行くからって!」
カランっと氷が音をたててアイスティーの中に溶け込む。
最近は肌寒さがなくなってきて季節はもう5月の後半…
夏がくるなぁ…
「ねぇ、六花聞いてる!?」
「え?あ…はは、ごめんごめん」
ずいっと目の前でさっきからプンプン怒ってるエマが顔を近づけてきた。
「聞いてなかったでしょ!だいたい六花もマイキーとデートしたいでしょ!?
なのにあの二人、口を開けば東卍、バイク、喧嘩!って!」
「う〜ん…まぁ今はそれが楽しいんだろうね〜」
この時代の中学生なんてそんなもんだよね。
と、思いながら笑った私にエマの眉間の皺がこくなる。
この顔をした時のエマはマイキーによく似てると思う…
「六花はそれでいいの!?マイキーの事好きなんだよね?」
「へ?あ、ああ…うん、好きだよ」
「じゃあ!休みの日ぐらい一緒にいたいと思わない!?デートしたくない!?
手を繋ぎたくない!?ちゅーしたくない!?
あ、あわよくば…その先も!」
「ぶっ…」
思わずアイスティーを吹き出してしまう。
「ちょ、エマ…落ちついて…そんなでっかい声で言う事じゃないから」
「あ…」
ここがカフェである事を忘れていたのか、エマの声に周りの視線が痛い…
「エマの気持ちはまぁ分かるよ」
10代の女の子は、恋すれば好きな人とずっといたい、四六時中、彼を思うし、何してるのかな?とか考えちゃうもんだ…
私も純粋な10代を経験してるので分かる…
ただ今はもう中身が27歳なもので…
そこまで情熱的にいけるかといわれたら…ちょっと無理かも…
マイキーの事は好きだしもちろん一緒にいたいけど…マイキーにもマイキーの生活があるわけだしね…
「でもさ…そんなに心配しなくてもけんちゃんは絶対エマの事好きだと思うんだけどなぁ…」
「うっ…でも保証はないでしょ」
「ま、まぁ…いっそ好きって言っちゃうとか?」
「む、無理!それは無理!」
「なんで?」
首を傾げた私にエマは指と指をちょんちょんと合わせながら視線を泳がせる。
「…今の関係が壊れちゃったら…って…それが怖いから」
ああ…成程。
よく恋に悩む女子がいうやつね…。
私がみてても、ケンちゃんはエマをすごく大切にしてるのが分かるし、多分私以外がみても二人は両親い…
でも幼馴染で長くいるからこそ、なかなか一歩が踏み出せない二人。
「…ほほえましいなぁ…」
「え?」
「あ、いや!なんでもない!とにかく、焦らなくても大丈夫なんじゃないかな?
それに…マイキーとけんちゃんが仲良しなのはいい事じゃない?もしかしたら将来、義弟になるかもなんだし」
「なっ!!」
顔を真っ赤にしてパクパク口を金魚みたいにするエマ。
あ、ちょっと飛躍しすぎたか…
「…そ、そんな風になれたら…」
あ、妄想してるな…
ポーとどこかを見てるエマに私は苦笑いした。
なんて可愛いんだろ…
「あ!でもそうなったら六花はウチの義姉って事になるわけだよね!」
「え?」
なぜそうなる…
「うん!いい、それ!六花はマイキーと結婚するもんね!」
「え?えぇ…と…ん〜?」
勝手にエマの未来予想図に私とマイキーが加えられている…
まぁ…
考えた事もなかったけど、そんな未来があるなら…
マイキーのお嫁さん、ねぇ…
そこでふと私は疑問になった。
私は1週目の人生を27で終わらせた。
2週目の人生で…その先があるのだろうか?
2週目であっても…私は27の人生しか送れない、とか?
そんな不安が胸を覆った。
だいたい2週目自体奇跡に近い状態だよね。
「……………」
「?六花?どうしたの?」
「あれー?エマじゃん!」
カランっと氷が音をたててアイスティーの中に溶け込む。
最近は肌寒さがなくなってきて季節はもう5月の後半…
夏がくるなぁ…
「ねぇ、六花聞いてる!?」
「え?あ…はは、ごめんごめん」
ずいっと目の前でさっきからプンプン怒ってるエマが顔を近づけてきた。
「聞いてなかったでしょ!だいたい六花もマイキーとデートしたいでしょ!?
なのにあの二人、口を開けば東卍、バイク、喧嘩!って!」
「う〜ん…まぁ今はそれが楽しいんだろうね〜」
この時代の中学生なんてそんなもんだよね。
と、思いながら笑った私にエマの眉間の皺がこくなる。
この顔をした時のエマはマイキーによく似てると思う…
「六花はそれでいいの!?マイキーの事好きなんだよね?」
「へ?あ、ああ…うん、好きだよ」
「じゃあ!休みの日ぐらい一緒にいたいと思わない!?デートしたくない!?
手を繋ぎたくない!?ちゅーしたくない!?
あ、あわよくば…その先も!」
「ぶっ…」
思わずアイスティーを吹き出してしまう。
「ちょ、エマ…落ちついて…そんなでっかい声で言う事じゃないから」
「あ…」
ここがカフェである事を忘れていたのか、エマの声に周りの視線が痛い…
「エマの気持ちはまぁ分かるよ」
10代の女の子は、恋すれば好きな人とずっといたい、四六時中、彼を思うし、何してるのかな?とか考えちゃうもんだ…
私も純粋な10代を経験してるので分かる…
ただ今はもう中身が27歳なもので…
そこまで情熱的にいけるかといわれたら…ちょっと無理かも…
マイキーの事は好きだしもちろん一緒にいたいけど…マイキーにもマイキーの生活があるわけだしね…
「でもさ…そんなに心配しなくてもけんちゃんは絶対エマの事好きだと思うんだけどなぁ…」
「うっ…でも保証はないでしょ」
「ま、まぁ…いっそ好きって言っちゃうとか?」
「む、無理!それは無理!」
「なんで?」
首を傾げた私にエマは指と指をちょんちょんと合わせながら視線を泳がせる。
「…今の関係が壊れちゃったら…って…それが怖いから」
ああ…成程。
よく恋に悩む女子がいうやつね…。
私がみてても、ケンちゃんはエマをすごく大切にしてるのが分かるし、多分私以外がみても二人は両親い…
でも幼馴染で長くいるからこそ、なかなか一歩が踏み出せない二人。
「…ほほえましいなぁ…」
「え?」
「あ、いや!なんでもない!とにかく、焦らなくても大丈夫なんじゃないかな?
それに…マイキーとけんちゃんが仲良しなのはいい事じゃない?もしかしたら将来、義弟になるかもなんだし」
「なっ!!」
顔を真っ赤にしてパクパク口を金魚みたいにするエマ。
あ、ちょっと飛躍しすぎたか…
「…そ、そんな風になれたら…」
あ、妄想してるな…
ポーとどこかを見てるエマに私は苦笑いした。
なんて可愛いんだろ…
「あ!でもそうなったら六花はウチの義姉って事になるわけだよね!」
「え?」
なぜそうなる…
「うん!いい、それ!六花はマイキーと結婚するもんね!」
「え?えぇ…と…ん〜?」
勝手にエマの未来予想図に私とマイキーが加えられている…
まぁ…
考えた事もなかったけど、そんな未来があるなら…
マイキーのお嫁さん、ねぇ…
そこでふと私は疑問になった。
私は1週目の人生を27で終わらせた。
2週目の人生で…その先があるのだろうか?
2週目であっても…私は27の人生しか送れない、とか?
そんな不安が胸を覆った。
だいたい2週目自体奇跡に近い状態だよね。
「……………」
「?六花?どうしたの?」
「あれー?エマじゃん!」