第3章
夢小説設定
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「六花はさ…ずっと俺の味方だったじゃん」
「え?」
立ち止まるマイキー。
「俺がどんなバカやったってさ…いつも隣で笑ってくれてた。
俺に何があったら…1番に心配してくれて、傍にいてくれた。
だからさ…兄貴が死んだ日…
俺、泣けなくてさ…
じぃちゃんとかエマが泣いてんのに…
泣けなくて…
六花がなんでいないんだって…
お前が隣にいたら…泣けるのにって
何度も思った」
繋いだマイキーの手の力が強くなって、私の胸が…苦しくなる。
私はぎゅっとマイキーに抱きついた。
「ごめん…ごめんね、マイキー」
私は
貴方の苦しい時に
傍にいてあげられなかったんだね。
一人で
耐えていたんだね。
「六花…俺が壊れそうな時があったら…
感情が抑えられなくなったら…
俺の事…止めてくれるか?」
マイキーは私を抱きしめる。
その手が少し震えていた…
自分でも分からない黒い衝動…
いつか抑えられなくなるのかもしれないと
マイキーはそう思っているのかもしれない。
いつか自分が
自分でなくなる事。
不安と恐怖.
無敵と呼ばれるマイキーの裏にある
弱い心。
折れてしまいそうな橋の上を
彼は歩いている。
私は
そんな彼に手を差し伸べて、助け出すことができるのだろうか?
いや…
助け出すんだ。
過去に戻った日
そう決めたのだから。
私はマイキーの背中をゆっくり優しく、叩いた。
「大丈夫。大丈夫だよマイキー。私は…ずっとずっとここにいる。
マイキーの所にいる。」
マイキーと少し体を離して見上げると、今にも泣きそうなマイキーの瞳。
「もしマイキーが自分を抑えられなくなったら…私が引っ叩いてでも止めるから。
だから…」
そう言った私にマイキーはフッと眉を下げたまま笑う。
「引っ叩くって…こぇな」
「引っ叩かれないように気をつけて」
ふふ、と笑った私にマイキーは顔を近づけると鼻と鼻がくっついた。
「キス…していいですか?」
棒読みでそう言ったマイキーに私は思わず笑う。
「なんで聞くんですか?」
さっきは勝手にしようとしたくせに…
お互い至近距離で瞳を混ぜ合わせて…
そっ…とどちらからともなく口付けた。
この瞬間が
どうか永遠のものでありますように…
「え?」
立ち止まるマイキー。
「俺がどんなバカやったってさ…いつも隣で笑ってくれてた。
俺に何があったら…1番に心配してくれて、傍にいてくれた。
だからさ…兄貴が死んだ日…
俺、泣けなくてさ…
じぃちゃんとかエマが泣いてんのに…
泣けなくて…
六花がなんでいないんだって…
お前が隣にいたら…泣けるのにって
何度も思った」
繋いだマイキーの手の力が強くなって、私の胸が…苦しくなる。
私はぎゅっとマイキーに抱きついた。
「ごめん…ごめんね、マイキー」
私は
貴方の苦しい時に
傍にいてあげられなかったんだね。
一人で
耐えていたんだね。
「六花…俺が壊れそうな時があったら…
感情が抑えられなくなったら…
俺の事…止めてくれるか?」
マイキーは私を抱きしめる。
その手が少し震えていた…
自分でも分からない黒い衝動…
いつか抑えられなくなるのかもしれないと
マイキーはそう思っているのかもしれない。
いつか自分が
自分でなくなる事。
不安と恐怖.
無敵と呼ばれるマイキーの裏にある
弱い心。
折れてしまいそうな橋の上を
彼は歩いている。
私は
そんな彼に手を差し伸べて、助け出すことができるのだろうか?
いや…
助け出すんだ。
過去に戻った日
そう決めたのだから。
私はマイキーの背中をゆっくり優しく、叩いた。
「大丈夫。大丈夫だよマイキー。私は…ずっとずっとここにいる。
マイキーの所にいる。」
マイキーと少し体を離して見上げると、今にも泣きそうなマイキーの瞳。
「もしマイキーが自分を抑えられなくなったら…私が引っ叩いてでも止めるから。
だから…」
そう言った私にマイキーはフッと眉を下げたまま笑う。
「引っ叩くって…こぇな」
「引っ叩かれないように気をつけて」
ふふ、と笑った私にマイキーは顔を近づけると鼻と鼻がくっついた。
「キス…していいですか?」
棒読みでそう言ったマイキーに私は思わず笑う。
「なんで聞くんですか?」
さっきは勝手にしようとしたくせに…
お互い至近距離で瞳を混ぜ合わせて…
そっ…とどちらからともなく口付けた。
この瞬間が
どうか永遠のものでありますように…