第3章
夢小説設定
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「母親としてふがいないと言ったお母さんに…真一郎が、言った」
『ふがいなくなんかねぇですよ。…六花言ってましたよ。
お母さんが大好きだって。
お母さんの作るご飯が好きだって。
お母さんが泣かないように、辛くならないように…自分が頑張るんだって。
お母さんの笑顔が
大好きだからって…
そんな風に言ってもらえる母親が
ふがいないなんて、そんな事ねぇって…
俺はそう思います』
「…真一郎らしいな」
「!」
突然後ろからした声に私は驚いて振り返るとそこにはスウェット姿にボサボサ髪のマイキーの姿。手にはなぜかボロボロになったタオルのようなもの…
この寝起きマイキー、12年後にも見たことがあるような…
「マイキー、遅いぞ!」
お爺さんの言葉にマイキーは気にした様子なくふぁ〜と欠伸。
「ってかいつからいたのよ」
「ん〜わりかし最初の方から」
「お、おはよ。マイキー」
「うん…はよ…」
マイキーはボケーとしながら私の横の席に座るとさっきエマが入れてくれたお茶に手を伸ばすとそのまま飲んでしまう。
「あ!それ六花の!自分で入れなさいよ!」
「にがっ…」
マイキーは眉間に皺を寄せると、テーブルに突っ伏した。
寝起きマイキー…
ちょっと可愛い…
「うほんっ!…話が逸れたが…まぁ、それで六花はここにおった、という話だ」
「なーんか…真一郎がヒーローみてぇじゃん」
少し面白くなさげに突っ伏したまま口を尖らせるマイキー。
「現にそうでしょ?今の話だと六花のヒーローは完全に真兄じゃん」
たしかに…
真一郎お兄さんは、私だけじゃなくて…お母さんの心まで救ってくれた人だ。
会って…ちゃんとお礼が言いたかったな。
「さて、わしは練習があるからそろそろ行くが…久々に来たんじゃからゆっくりしていきなさい」
「あ、お時間ありがとうございました!」
そう言って頭を下げた私にお爺さんは優しげに笑うと道場に行ってしまった。
「あ…そうだ!すっかり忘れてたんだけど…これ、お土産」
おじいちゃんに渡すつもりが…
「たい焼きなんだけど」
「たい焼き!」
さっきまで突っ伏してたマイキーがガハッと起き上がった。
す、好きだねぇ…たい焼き。
『ふがいなくなんかねぇですよ。…六花言ってましたよ。
お母さんが大好きだって。
お母さんの作るご飯が好きだって。
お母さんが泣かないように、辛くならないように…自分が頑張るんだって。
お母さんの笑顔が
大好きだからって…
そんな風に言ってもらえる母親が
ふがいないなんて、そんな事ねぇって…
俺はそう思います』
「…真一郎らしいな」
「!」
突然後ろからした声に私は驚いて振り返るとそこにはスウェット姿にボサボサ髪のマイキーの姿。手にはなぜかボロボロになったタオルのようなもの…
この寝起きマイキー、12年後にも見たことがあるような…
「マイキー、遅いぞ!」
お爺さんの言葉にマイキーは気にした様子なくふぁ〜と欠伸。
「ってかいつからいたのよ」
「ん〜わりかし最初の方から」
「お、おはよ。マイキー」
「うん…はよ…」
マイキーはボケーとしながら私の横の席に座るとさっきエマが入れてくれたお茶に手を伸ばすとそのまま飲んでしまう。
「あ!それ六花の!自分で入れなさいよ!」
「にがっ…」
マイキーは眉間に皺を寄せると、テーブルに突っ伏した。
寝起きマイキー…
ちょっと可愛い…
「うほんっ!…話が逸れたが…まぁ、それで六花はここにおった、という話だ」
「なーんか…真一郎がヒーローみてぇじゃん」
少し面白くなさげに突っ伏したまま口を尖らせるマイキー。
「現にそうでしょ?今の話だと六花のヒーローは完全に真兄じゃん」
たしかに…
真一郎お兄さんは、私だけじゃなくて…お母さんの心まで救ってくれた人だ。
会って…ちゃんとお礼が言いたかったな。
「さて、わしは練習があるからそろそろ行くが…久々に来たんじゃからゆっくりしていきなさい」
「あ、お時間ありがとうございました!」
そう言って頭を下げた私にお爺さんは優しげに笑うと道場に行ってしまった。
「あ…そうだ!すっかり忘れてたんだけど…これ、お土産」
おじいちゃんに渡すつもりが…
「たい焼きなんだけど」
「たい焼き!」
さっきまで突っ伏してたマイキーがガハッと起き上がった。
す、好きだねぇ…たい焼き。