第2章
夢小説設定
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「…もう…やめて…っ、私は大丈夫だから!」
そのままぎゅっとマイキーの首に手を回して抱きつく。
お願い。
そんな瞳…
しないで。
いつもの優しいマイキーに
戻って。
「…六花…」
マイキーの手が、私の背に回る。
その手は真っ赤で…
「…もう…帰ろう。マイキー」
「…………」
こんな所…1分1秒でもいたくない…
何よりも…
マイキーと田村君を早く引き離したかった。
「帰ろう…マイキー」
「……………分かった」
マイキーは私にかけてくれた学ランの前をしめると、ソっと体を支えて立たせてくれた。
「六花、歩ける?」
「うん、ありがとう…エマ」
マイキーと反対に立って支えてくれたエマに笑みを浮かべて、部屋を出ようとした時…
大笑いが背後から聞こえた。
笑ってるのは言わなくても分かる、田村君だ。
私は振り返ると、フラッと立ち上がった田村君を見る。
顔は血で真っ赤だ…
「お、お前ら!!こんな事してただですむと思うなよ!!!う、訴えてやるからな!」
「てめぇ…自分が何したか分かってんのか?」
けんちゃんが眉間に皺をよせる。
「道成寺!お前ほんっっとバカだったんだな!!そんな頭悪そうなただの不良とつるみやがって!!
喧嘩しか脳のないクズ共が!!!!!」
「あんたねぇ!!」
エマが1歩前に出ようとしたが、私がそれを手で遮って止めた。
「六花?」
私は田村君の前まで戻ると、彼を見あげる。
「な、なんだよ!」
そしてニッコリ微笑んだ。
「クズは……
てめぇぇぇだぁぁぁぁ!!!!!」
「「「!!!!!!!!!!!」」」
「ほげっ!!!!!」
バッチーンという音がして田村君が後ろに尻もちをつく。
「はぁ…はぁ…」
じんじん痛む右手の拳。
生まれて初めて…
人を殴った。
「…私の友達を…仲間を…大切な人を!!!
あんたなんかにバカにする権利はない!!
ふざけんな!!!この変態!!」
「!」
田村君は殴られた頬を押さえながら、完全に放心状態…
「私の仲間をこれ以上侮辱したら…許さないから!!
それと!!!」
「ひっ!」
ガンっと近くにあったゴミ箱を蹴った私に田村君がビクッとする。
「訴えてやる?…こっちのセリフだわ!!
言っとくけど、私が逆に訴えたらあんたの罪状のほうが遥かに上をいくから…
監禁、誘拐、強姦罪?おまけにポルノ法違法?…最悪だね」
「なっ、ななななな!」
「証拠もバッチリ頂いていきますから」
そう言って、私は彼の携帯を見せた。
「もう2度と!!!私や私の大切な人達に近づかないで!!もし何かしたら、この携帯持って逆に訴えてやるから!!」
「す、すみません!!」
私ははぁはぁ肩で息をしながら、言い切った…
人生でこんなにも人にキレたのは初めてかもしれない。
頭を下げて丸まっている田村君に、私は、はぁ….と深呼吸する。
「…でも…」
胸の前でぎゅっと手を握りしめる。
「私にも非があったのは事実…
だから…
それは、ごめんなさい。
もし、田村君が…本当に私を好きでいてくれたなら…
その気持ちに応えられなかった事も…
それから…
気持ちを伝えてくれて
ありがとう」
1週目の人生で…
私は貴方が好きだったんだよ。
いつも優しくしてくれた。
それがたとえ偽りの日々だったとしても…
その時の私には大切な毎日だったから。
だから…
そのままぎゅっとマイキーの首に手を回して抱きつく。
お願い。
そんな瞳…
しないで。
いつもの優しいマイキーに
戻って。
「…六花…」
マイキーの手が、私の背に回る。
その手は真っ赤で…
「…もう…帰ろう。マイキー」
「…………」
こんな所…1分1秒でもいたくない…
何よりも…
マイキーと田村君を早く引き離したかった。
「帰ろう…マイキー」
「……………分かった」
マイキーは私にかけてくれた学ランの前をしめると、ソっと体を支えて立たせてくれた。
「六花、歩ける?」
「うん、ありがとう…エマ」
マイキーと反対に立って支えてくれたエマに笑みを浮かべて、部屋を出ようとした時…
大笑いが背後から聞こえた。
笑ってるのは言わなくても分かる、田村君だ。
私は振り返ると、フラッと立ち上がった田村君を見る。
顔は血で真っ赤だ…
「お、お前ら!!こんな事してただですむと思うなよ!!!う、訴えてやるからな!」
「てめぇ…自分が何したか分かってんのか?」
けんちゃんが眉間に皺をよせる。
「道成寺!お前ほんっっとバカだったんだな!!そんな頭悪そうなただの不良とつるみやがって!!
喧嘩しか脳のないクズ共が!!!!!」
「あんたねぇ!!」
エマが1歩前に出ようとしたが、私がそれを手で遮って止めた。
「六花?」
私は田村君の前まで戻ると、彼を見あげる。
「な、なんだよ!」
そしてニッコリ微笑んだ。
「クズは……
てめぇぇぇだぁぁぁぁ!!!!!」
「「「!!!!!!!!!!!」」」
「ほげっ!!!!!」
バッチーンという音がして田村君が後ろに尻もちをつく。
「はぁ…はぁ…」
じんじん痛む右手の拳。
生まれて初めて…
人を殴った。
「…私の友達を…仲間を…大切な人を!!!
あんたなんかにバカにする権利はない!!
ふざけんな!!!この変態!!」
「!」
田村君は殴られた頬を押さえながら、完全に放心状態…
「私の仲間をこれ以上侮辱したら…許さないから!!
それと!!!」
「ひっ!」
ガンっと近くにあったゴミ箱を蹴った私に田村君がビクッとする。
「訴えてやる?…こっちのセリフだわ!!
言っとくけど、私が逆に訴えたらあんたの罪状のほうが遥かに上をいくから…
監禁、誘拐、強姦罪?おまけにポルノ法違法?…最悪だね」
「なっ、ななななな!」
「証拠もバッチリ頂いていきますから」
そう言って、私は彼の携帯を見せた。
「もう2度と!!!私や私の大切な人達に近づかないで!!もし何かしたら、この携帯持って逆に訴えてやるから!!」
「す、すみません!!」
私ははぁはぁ肩で息をしながら、言い切った…
人生でこんなにも人にキレたのは初めてかもしれない。
頭を下げて丸まっている田村君に、私は、はぁ….と深呼吸する。
「…でも…」
胸の前でぎゅっと手を握りしめる。
「私にも非があったのは事実…
だから…
それは、ごめんなさい。
もし、田村君が…本当に私を好きでいてくれたなら…
その気持ちに応えられなかった事も…
それから…
気持ちを伝えてくれて
ありがとう」
1週目の人生で…
私は貴方が好きだったんだよ。
いつも優しくしてくれた。
それがたとえ偽りの日々だったとしても…
その時の私には大切な毎日だったから。
だから…