第2章
夢小説設定
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「え?なんの音、っうわっっっ!!!」
「!!!」
田村君が後ろを振り返るのと同時、彼の体が後ろに吹っ飛んだ。
一気に下半身から重みが消える。
え!?一体何が…
「六花!」
何が起きたのか分からずにいると、目の前に見知った顔がうつった。
「え、エマ…?」
エマは慌てて私の体を支えると起き上がらせてくれる。
「大丈夫!?六花!」
「な、なんで…」
「な、なんだよ!!お前ら!」
叫んだ田村君の声に私はハッとしてそちらを見て瞳を開いた。
そこにいたのは…
「ま、マイキー…!」
静かに、でも鋭く冷たい瞳で田村君を見下ろす…マイキーの姿。
足元には蹴破ったのか…部屋の扉。
マイキーは田村君の横を通り過ぎると私の前に来てしゃがむ。
「怪我、してないか?」
「え?あ…だ、大丈夫。ちょっと手を切っただけ、だから…」
マイキーは少し安心したように息を吐き出すと、ふと私の左肩に視線をうつした。
それに私はハッとしてむき出しになった肩を手で隠すと下を向いた。
やめて…
見ないで。
『醜い身体だな』
「っ…」
ぎゅっと瞳を閉じた私に、マイキーは何も言わず、自分の学ランの上を脱ぐとサッ…と掛けてくれた。
そしてソっと私の頭に手をおく。
「大丈夫だ。…待ってろ」
マイキーは立ち上がると田村君の方を向く。
「な、なんなんだよ!お前ら!」
「………」
「か、勝手に入ってきて!不法侵入でうったえて…っうがっっっ!!」
「!」
マイキーが足を振り上げたかと思ったら、長身の田村君の体が宙を舞った。
そしてそのまま壁にガンッと激突する。
一瞬の出来後で…私は驚きに瞳を開く。
「立て」
マイキーの冷たい声と見下ろす氷のような瞳。
それは…
12年後に、初めて見たマイキーの瞳と同じだった。
私はその瞳に息を飲む。
「ま、ままま待った待った!っぐふっ!」
鼻から血を流してフラッと立ち上がった田村君に容赦なくマイキーはもう一蹴り。
扉の外まで吹っ飛んでいく。
マイキーはすぐに田村君の元に行くとその胸ぐらを掴んだ。
「すみませんすみませんすみません!!!!」
急に謝りだした田村君。その顔は血で真っ赤だ。
しかしマイキーはお構い無しにその顔を殴る。
「おい、マイキー、もうやめとけ。相手は一般人だぞ」
扉の近くで見守っていたけんちゃんが声をかける。
しかしマイキーはまた田村君を殴る。
「いいじゃん別に。死ねよ、こんな奴」
「!!」
冷たい瞳…
12年後の彼と同じ…
ダメ…
もう二度と…
マイキーをあんな風にしないって
決めたじゃない。
「おい!マイキー!」
けんちゃんがさすがにまずいと思い、マイキーの手を掴んだ。
「もう十分だ!」
マイキーはその手を振り払うとけんちゃんを見た。
その顔には返り血…
「離せよ…ケンちん。こいつは殺す」
「マイキー!」
「た、たすゅけてーっっ!ママーっ!!」
けんちゃんの声を無視して再び拳を振り上げたマイキー。
「マイキー!!やめて!!!」
「六花!!!」
エマの制止を背に私は振り下ろされるマイキーの腕を後ろから抱きつく形で止めた。
「っ…」
田村君の鼻に拳があたるスレスレ…そこでマイキーは止まった。
「!!!」
田村君が後ろを振り返るのと同時、彼の体が後ろに吹っ飛んだ。
一気に下半身から重みが消える。
え!?一体何が…
「六花!」
何が起きたのか分からずにいると、目の前に見知った顔がうつった。
「え、エマ…?」
エマは慌てて私の体を支えると起き上がらせてくれる。
「大丈夫!?六花!」
「な、なんで…」
「な、なんだよ!!お前ら!」
叫んだ田村君の声に私はハッとしてそちらを見て瞳を開いた。
そこにいたのは…
「ま、マイキー…!」
静かに、でも鋭く冷たい瞳で田村君を見下ろす…マイキーの姿。
足元には蹴破ったのか…部屋の扉。
マイキーは田村君の横を通り過ぎると私の前に来てしゃがむ。
「怪我、してないか?」
「え?あ…だ、大丈夫。ちょっと手を切っただけ、だから…」
マイキーは少し安心したように息を吐き出すと、ふと私の左肩に視線をうつした。
それに私はハッとしてむき出しになった肩を手で隠すと下を向いた。
やめて…
見ないで。
『醜い身体だな』
「っ…」
ぎゅっと瞳を閉じた私に、マイキーは何も言わず、自分の学ランの上を脱ぐとサッ…と掛けてくれた。
そしてソっと私の頭に手をおく。
「大丈夫だ。…待ってろ」
マイキーは立ち上がると田村君の方を向く。
「な、なんなんだよ!お前ら!」
「………」
「か、勝手に入ってきて!不法侵入でうったえて…っうがっっっ!!」
「!」
マイキーが足を振り上げたかと思ったら、長身の田村君の体が宙を舞った。
そしてそのまま壁にガンッと激突する。
一瞬の出来後で…私は驚きに瞳を開く。
「立て」
マイキーの冷たい声と見下ろす氷のような瞳。
それは…
12年後に、初めて見たマイキーの瞳と同じだった。
私はその瞳に息を飲む。
「ま、ままま待った待った!っぐふっ!」
鼻から血を流してフラッと立ち上がった田村君に容赦なくマイキーはもう一蹴り。
扉の外まで吹っ飛んでいく。
マイキーはすぐに田村君の元に行くとその胸ぐらを掴んだ。
「すみませんすみませんすみません!!!!」
急に謝りだした田村君。その顔は血で真っ赤だ。
しかしマイキーはお構い無しにその顔を殴る。
「おい、マイキー、もうやめとけ。相手は一般人だぞ」
扉の近くで見守っていたけんちゃんが声をかける。
しかしマイキーはまた田村君を殴る。
「いいじゃん別に。死ねよ、こんな奴」
「!!」
冷たい瞳…
12年後の彼と同じ…
ダメ…
もう二度と…
マイキーをあんな風にしないって
決めたじゃない。
「おい!マイキー!」
けんちゃんがさすがにまずいと思い、マイキーの手を掴んだ。
「もう十分だ!」
マイキーはその手を振り払うとけんちゃんを見た。
その顔には返り血…
「離せよ…ケンちん。こいつは殺す」
「マイキー!」
「た、たすゅけてーっっ!ママーっ!!」
けんちゃんの声を無視して再び拳を振り上げたマイキー。
「マイキー!!やめて!!!」
「六花!!!」
エマの制止を背に私は振り下ろされるマイキーの腕を後ろから抱きつく形で止めた。
「っ…」
田村君の鼻に拳があたるスレスレ…そこでマイキーは止まった。