.







そしてメグ復活祭は
焼肉に行くことになった







私の席はメグの隣


「メグ〜、これ焼けたよ〜」

とお皿にお肉を置いてあげれば






メグ「食べさせて〜♪」

とお願いしてくるメグ






「1回だけだよ〜？」

と、あ〜んと食べさせてあげると




正面に座るイブの方から

物凄い怖いオーラを感じた







チラッと見つめてみれば

ニコリと満面の笑みを浮かべるイブ…


（あぁ…これは絶対怒ってるやつ…）







そんなことを思いつつ、周りに助けを求めると

ダイくんと視線があった


ダイくんがアイコンタクトをしてくるけど…

その意図がよくわからない…









わたしが、そんな葛藤をしていると


今度はメグが


メグ「（名前）〜♪はい、お返し〜♪」


なんて


私の口の前にお肉を差し出す









「え…」


と、戸惑っていると


正面から、イブの笑顔が見える…


（あー…視線が怖い……）









断ろうとメグを見れば

こちらは子供のようにキラキラとした瞳で

どうぞ〜♪と私を見つめてくる…








（いや…、これを断るのは…罪悪感が……）


と悩んだ末、意を決して

メグが差し出したお肉を食べる









（あー…、イブの方向けない…。
けど……、メグすごく嬉しそうだからいっか♪）






と嬉しそうなメグを見つめ、

なんだか私も嬉しくなるー…。








もうこの笑顔が消えませんように…。


いつも、笑っていてね？メグー…。









そんな風にメグを眺めていれば


イブがわたしの名前を呼ぶ声が聞こえる






イブ「（名前）。」




「ご、ごめん…」


と謝りつつ、イブの方を向けば







イブ「はぁ…。しょうがないな、今日だけだぞ」


と優しく笑うイブ







（あれ、怒ってない…？
あ、そっかー…、イブも、メグのこと心配してたのか…）



となんだか嬉しい気持ちになる。







周りを見れば、メグの笑顔につられ

みんなも笑顔になっていた





「やっぱメグは元気じゃないと♪」


メグ「まぁね〜♪ありがと、（名前）」


と隣に座る私のほっぺたにちゅ♡とキスをするメグ






「…え！？」






呆然とするみんなー…






そして、笑みを浮かべたまま


イブ「メグ、悪いが（名前）は俺の女だ」


とメグに牽制をするイブ







私はイブに席を立たされ、

メグの隣から、イブの隣の席に座らせられた



…のは良いんだけど



（ちょっとこれは、近すぎない…？）




イブは私をすぐ隣に座らせると

私の腰に手を回す。




　
まるで俺の女だと見せつけるようなイブに





メグ以外のみんなは

イブの意外な姿に驚いているし






メグはそんなこと微塵も気にしない素振りで


メグ「でも（名前）は僕の大切な家族だもん♪」


と豪語している…







（何これ…気まずい…。）


と思い、ダイくんに助けを求めれば

ダイくんはサラッと私の視線をシカトし





ユイの方を見れば

ユイは俺！？と自分の顔を指差したあと
大きく首を振る





そして最後の頼みの綱

リオのほうをむけば
すまん…と目を伏せられる
　





（……いや、これなんなの！？）




そして微妙な空気が残ったまま
会はお開きとなった







.