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夢小説設定
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時は流れー…
冬になり春になり…
私たちは中学3年生になった
そして3年になっても
私たちは同じクラスだった。
「それにしても始業式から風邪とか…」
ダイ「昨日あんなに元気だったのにな」
なんて呆れているダイくん
「メグのとこお見舞い行く??」
ダイ「そーだなー」
学校が終わり、メグの家に向かう
「相変わらず高いな〜」
なんてメグの住むビルを眺める
ダイ「あぁ、ほんと無駄に高いよなー」
私がエレベーターの前に立つと
ダイくんは少し嫌そうな顔をした
「どうかした〜?」
ダイ「いや、別に。」
そしてエレベーターに乗り込む私たち
ダイくんは少しイライラしながら
ずっと上を向いて今何階かを確認している…
「ダイくん、具合でも悪いの?」
ダイ「…。」
私が話しかけている声も聞こえないのか
ダイくんはずっと上を向いている
するとそこに、
携帯から巨大なアラーム音が流れ始めた
「え、地震!?」
びっくりした顔のダイくんと目が合い
ゆっくりとした揺れが起こり、
ガコッー
と言う嫌な音と共にエレベーターが緊急停止をした
「わ、最悪」
と、とりあえず付近の階のボタンを手当たり次第押す私
そして
あ、っと気づき非常ボタンを押す
するとオペレーターの人が
「大丈夫ですか?」
と対応をしてくれた
「エレベーター止まっちゃったんですけど」
オペレーター「すぐにそちらに向かいますね、
2〜30分程度で到着すると思います」
良かったぁ、と安心していると
そのあともう一度大きな揺れが起こり
エレベーターの電気がパタっと消えてしまった。
「え!?停電!?」
するとすぐに、薄暗い非常電源がポツンと点灯した
「非常電気、暗っ!」
と突っ込むわたしと
さっきからずっと黙っているダイくん
様子がおかしいダイくんをよく見てみると
手足は震え、深刻そうな表情で
まるで恐怖と戦ってるように見える
「ダイくん…?」
私の声かけにも応じず、
座って頭をかかえ、貧乏揺すりをしている
あまりにも普段のダイくんからは
想像ができない姿に動揺するわたし
ダイくんの顔面は薄暗くてよくはわからないが
絶望、と言う言葉がピッタリくるような
すごく苦しそうな顔をしていた
そんなダイくんの隣に座り
ダイくんの手を握る
「ダイくん…?大丈夫?」
そこでやっと私がいることを思い出したかのように
私の方をみるダイくん
ダイ「…あ、あぁ。」
と言う表情はまだ暗く、手も震えている
(ダイくん…きっと不安なんだ。トラウマかなにかあったのかな…??)
「ダイくん…、私なんか不安になっちゃったから
ダイくんにくっついてていい?」
と言うと返事を待たず、
ダイくんにギュッとくっつく
すると、さっきまですごく震えていたダイくんが
次第と落ち着いて行くのがわかる
ダイ「……悪ぃ。」
そう呟くダイくんに
「なんで謝るの?私がくっついてるのに」
と少し笑えば
少し平常心を取り戻したのか
ダイ「こりゃ、イブに怒られるなー」
なんて言って少し笑うダイくん
「イブはそんなことじゃ怒らないでしょ?」
ダイ「どーだろーな。意外と独占欲強いからなー」
なんてくっつきながら話していれば
ダイくんの鼓動も少しずつ落ち着いてきたのを感じた
ダイ「……俺さ、昔、親にすげー虐待されててさ、
狭いタンスの中に鍵閉められて閉じ込められててさ
…今でも狭い場所とか真っ暗なとことか苦手でさ…
あの頃の、このまま閉じ込められたまま
死んじまうんじゃねーかとか、絶望とか…
思い出しちまって…、こんなとこ見せて悪かったな」
「そんなんいいのに。
でもさ、2人でくっついてたらもう平気でしょ?」
とニヤリとわらえば
ダイ「まぁーな。」
と少し微笑んでくれるダイくん
そんなことを話しているうちに
外からドンドンっと扉を叩く音と
「助けに来ましたよー」
と言う声が聞こえ
救助された私たち
「やーっと出れた〜」
ダイ「はぁ…。」
「エレベーターは、もうこりごり?帰りは階段にする??」
ダイ「…いや、お前が一緒に居てくれるだろ?」
と私を見て言うダイくん
「当たり前じゃ〜ん♪」
そんなダイくんに
なんだか仲良くなれた気がして嬉しかった
.
時は流れー…
冬になり春になり…
私たちは中学3年生になった
そして3年になっても
私たちは同じクラスだった。
「それにしても始業式から風邪とか…」
ダイ「昨日あんなに元気だったのにな」
なんて呆れているダイくん
「メグのとこお見舞い行く??」
ダイ「そーだなー」
学校が終わり、メグの家に向かう
「相変わらず高いな〜」
なんてメグの住むビルを眺める
ダイ「あぁ、ほんと無駄に高いよなー」
私がエレベーターの前に立つと
ダイくんは少し嫌そうな顔をした
「どうかした〜?」
ダイ「いや、別に。」
そしてエレベーターに乗り込む私たち
ダイくんは少しイライラしながら
ずっと上を向いて今何階かを確認している…
「ダイくん、具合でも悪いの?」
ダイ「…。」
私が話しかけている声も聞こえないのか
ダイくんはずっと上を向いている
するとそこに、
携帯から巨大なアラーム音が流れ始めた
「え、地震!?」
びっくりした顔のダイくんと目が合い
ゆっくりとした揺れが起こり、
ガコッー
と言う嫌な音と共にエレベーターが緊急停止をした
「わ、最悪」
と、とりあえず付近の階のボタンを手当たり次第押す私
そして
あ、っと気づき非常ボタンを押す
するとオペレーターの人が
「大丈夫ですか?」
と対応をしてくれた
「エレベーター止まっちゃったんですけど」
オペレーター「すぐにそちらに向かいますね、
2〜30分程度で到着すると思います」
良かったぁ、と安心していると
そのあともう一度大きな揺れが起こり
エレベーターの電気がパタっと消えてしまった。
「え!?停電!?」
するとすぐに、薄暗い非常電源がポツンと点灯した
「非常電気、暗っ!」
と突っ込むわたしと
さっきからずっと黙っているダイくん
様子がおかしいダイくんをよく見てみると
手足は震え、深刻そうな表情で
まるで恐怖と戦ってるように見える
「ダイくん…?」
私の声かけにも応じず、
座って頭をかかえ、貧乏揺すりをしている
あまりにも普段のダイくんからは
想像ができない姿に動揺するわたし
ダイくんの顔面は薄暗くてよくはわからないが
絶望、と言う言葉がピッタリくるような
すごく苦しそうな顔をしていた
そんなダイくんの隣に座り
ダイくんの手を握る
「ダイくん…?大丈夫?」
そこでやっと私がいることを思い出したかのように
私の方をみるダイくん
ダイ「…あ、あぁ。」
と言う表情はまだ暗く、手も震えている
(ダイくん…きっと不安なんだ。トラウマかなにかあったのかな…??)
「ダイくん…、私なんか不安になっちゃったから
ダイくんにくっついてていい?」
と言うと返事を待たず、
ダイくんにギュッとくっつく
すると、さっきまですごく震えていたダイくんが
次第と落ち着いて行くのがわかる
ダイ「……悪ぃ。」
そう呟くダイくんに
「なんで謝るの?私がくっついてるのに」
と少し笑えば
少し平常心を取り戻したのか
ダイ「こりゃ、イブに怒られるなー」
なんて言って少し笑うダイくん
「イブはそんなことじゃ怒らないでしょ?」
ダイ「どーだろーな。意外と独占欲強いからなー」
なんてくっつきながら話していれば
ダイくんの鼓動も少しずつ落ち着いてきたのを感じた
ダイ「……俺さ、昔、親にすげー虐待されててさ、
狭いタンスの中に鍵閉められて閉じ込められててさ
…今でも狭い場所とか真っ暗なとことか苦手でさ…
あの頃の、このまま閉じ込められたまま
死んじまうんじゃねーかとか、絶望とか…
思い出しちまって…、こんなとこ見せて悪かったな」
「そんなんいいのに。
でもさ、2人でくっついてたらもう平気でしょ?」
とニヤリとわらえば
ダイ「まぁーな。」
と少し微笑んでくれるダイくん
そんなことを話しているうちに
外からドンドンっと扉を叩く音と
「助けに来ましたよー」
と言う声が聞こえ
救助された私たち
「やーっと出れた〜」
ダイ「はぁ…。」
「エレベーターは、もうこりごり?帰りは階段にする??」
ダイ「…いや、お前が一緒に居てくれるだろ?」
と私を見て言うダイくん
「当たり前じゃ〜ん♪」
そんなダイくんに
なんだか仲良くなれた気がして嬉しかった
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