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そしてライブが始まった
私は、リオの姪っ子ちゃんと一緒に客席にまわった
姪っ子「リオだぁー!!」
ライブの登場シーン
リオを見て姪っ子ちゃんが嬉しそうに声を上げた
「ほんとだぁー!」
ライブ会場は満席。
FT4の登場に観客から歓声が鳴り止まない
「すっごい人気〜!」
そしてライブは順調に進んでいき
最高潮で終了した
感動をすぐに伝えにいきたくて
急いでみんなの元に戻った
アンコールの待機時間は15分…
「わぁ〜!急げ〜っ♪」
姪っ子「急げ急げ〜♪」
そしてみんなの楽屋にやってきた
「みんなお疲れ様〜っ!」
姪っ子「リオ〜っ」
リオは優しい瞳で姪っ子ちゃんを撫でる
メグ「(名前)〜っ♡僕のこと見ててくれたぁ〜??♪」
「見てたよーっ!みんな超かっこよかった〜!」
ダイ「あったりまえだろ〜?」
ユイ「ど〜?惚れた??♪」
メグ「惚れるわけないっしょ〜。
僕の!(名前)なんだから〜っ♪」
ユイ「はいはいっ♪」
リオ「そろそろ時間だな。……イブは?」
「え〜?わたし探してくるよ〜」
そして走ってイブのいそうな場所に向かう
(……だいたい、いつもここらへんに)
と思った場所に座っていたイブ。
「イブ。」
だがイブの様子はいつもとは違い
座って苦しそうにうずくまっている…
「イブ…?」
と近寄れば
イブはゆっくりと私の方を見つめた
イブ「……(名前)。」
そういうイブの顔は苦しげで
どこか冷たい瞳をしていた。
手には血が溢れ
良く見ればイブの口にも血が滲んでいた
「……え!?大丈夫!??ちょ、待ってて。タオル持ってくる!」
急いでタオルを持って走る
(体調悪そうだとは思ってたけど…
まさか……病気の…再発…?)
(なんで…なんで…
だめだ…。泣きそう……
私が泣いたって……)
急いでイブの元に戻れば
イブはさっきより少し落ち着いていた
そんなイブの手を取り、タオルで血を拭った。
「イブ…。大丈夫…?」
イブ「あぁ…。」
「なんで……、言ってくれなかったの?」
そう聞きながら
思わずイブに抱きついてしまった私
イブは一瞬びっくりした顔をして
そのあと少しだけ涙を流した…
(そうだよね……
イブだって……人間だもん…
いくら完璧に見えたって
不安だったよね……)
「イブ…。1人でがんばらないでよ。
……今はもう、友達…だけど
イブは、ずっと私の大切な人だよ…?」
(心が痛い…。……友達。
もうイブの事とっくに忘れたはずなのに……
なんでこんなに…
苦しんでるイブを見るのが辛いんだろう…
支えてあげたい…
そう思うのは……
……友達だから…だよ、ね?)
イブ「……ありがとう。……もう、行かなくちゃ。
あいつら、待ってるだろ?」
まだ少し苦しそうな顔で立ち上がるイブ。
(なんで…こんなに無理するんだろう…。
でも…。イブの夢だから…
私が止めて良いものじゃないんだ…。
それに…わたしは…もう……)
「そうだね。お客さんも待ってる!
あんまり無理しないでね?」
イブ「…ありがとう。」
「あ、待って!顔に血が…」
と言って、とっさにイブの顔を掴み
イブの唇についた血を手で拭った
(………あ、まずい。
これは友達の距離感じゃなかった…よね)
イブは一瞬驚いた顔をして
次の瞬間には少し悲しそうな瞳で私を見つめた
そして
イブ「すまない。」
と言ってみんなの元に戻って行った
.