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ーイブsideー







「メグ、来るって？」


（名前）「ううん。イブがいるなら大丈夫だねって、
そのまま家に帰るって」



「…そうか。
（なんで…、なんでもっと大切にしてやらないんだよ……！！）」





（名前）「ねぇ、イブ…。
わたし…、メグに大切にされてないのかな……？」







今にも崩れ落ちそうな悲しそうな顔で

俺に聞く（名前）を見て

俺の心は張り裂けそうなほど痛んだ







「…そんなわけないだろ？
お前は誰が見てもメグに愛されてる」




（名前）「そっか…。そうだよね。」



「あぁ、」








（名前）「でもね…、メグといると
なんか自信無くなっちゃうんだ…。

いつか私じゃない人を選ぶんじゃないかって…」







（あぁ…、

俺が昔、お前と付き合っていた時と

同じ気持ちを、今

（名前）は感じているのか…）





「確かに…、それは辛いよな。
でも…、本当にメグが好きなんだろ…？

その気持ちを騙して別れたとしても
未練が残るんじゃないか…？」






その言葉は俺の本心だ。

同じ状況を味わったからこそ

お前には幸せになってほしい…。






今は辛くても…いつか……。

俺みたいな後悔はしてほしくないんだ…。








（だって…

時計の針はいくら願っても

もう戻らないだろ…？




なら、せめて（名前）だけは幸せになってくれ…

それが俺の願いだから…。）




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