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次の日の朝起きて家を出ると
そこには愛蔵と勇次郎が待っていた



勇次郎「おはよう！」

愛蔵「おはよ！」

私が出てくると2人は安心したように笑った




「2人とも…」


また2人に会えて嬉しい気持ちと
現実世界に戻らない違和感と
どうなってるのかわからない不安が少し


「おはよ！どうしたの？」


勇次郎「ミリアがいなくなってないか見にきた」


愛蔵「俺も。」


「ありがとう♡ちゃんと居たみたい」


2人と一緒に学校へ向かう


とりあえず今の状況が全然わからない


「私のクラスってどこになるんだろ…？」


愛蔵「あぁ、俺らと一緒にして貰えばいいんじゃね？」


「そんなことできるのかな？」


勇次郎「大丈夫でしょ。担任明智先生だし。
涼海と服部も同じだし。」


「そうかな？久しぶりに
樹里ちゃんとひよりちゃんなら逢えるの嬉しいな♡」



学校に着くと明智先生に会った
クラスのことを言うと、

昨日の段階で学校側に連絡があったようで
もともと明智先生のクラスに決まっていたらしい



明智「それにしても心配しましたよ。元気でしたか？」


「はい！ありがとうございます♡」

と言うと、
明智先生はわたしの頭を優しく撫でてくれた




そしてクラスに行くと
樹里ちゃんとひよりちゃんが抱きついてきた



樹里「ミリア！！会いたかったよぉ〜」


ひより「ミリアちゃーん！どこ行ってたん！？めっちゃ心配したよ〜！！」

と泣いてくれる2人に私も胸がジーンとくる



「2人ともありがとう！！」


席は愛蔵の後ろ、左隣が勇次郎、右隣がひよりちゃんだった





愛蔵が授業中、事あるごとに後ろを向いてきて
子犬みたいな笑顔で話しかけてくるのが可愛い♡


そんな様子が気に食わないのか
事あるごとに私に声をかけてくる勇次郎


勇次郎「愛蔵、前向いて真面目に授業受けなよ」


愛蔵「は？別にちゃんと受けてるし、
お前には関係ないだろ？」


勇次郎「関係ある。目障りで集中できない」


愛蔵「あ？」



「喧嘩しないで〜。せっかく一緒にまた授業受けられて嬉しいのに」


と言うと黙る2人



そして学校が終わってもずっと着いてくる2人


「……え？そんな寂しかったの？」


と冗談で聞くと



勇次郎「あたりまえでしょ。」


愛蔵「そりゃあな。」


と照れる2人が可愛い



2人ともこんなキャラだったっけ？


そもそも告白してくれたのだって1年も前で
もう忘れられちゃったと思ってたのに…


今でも私の事好きでいてくれるのかな…？
うーん…どうだろう…？



「ええっと、送ってくれてありがとう♡
2人とも、うち寄ってく？」



勇次郎「今日僕たちレッスンあるから…」


愛蔵「あぁ。じゃあ、また明日な」



寂しそうな2人。


「そっか、じゃあ、また明日ね！」



愛蔵「もう絶対離れんなよ」


勇次郎「次どっか行っちゃったら許さないから」



「…うん！」





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