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目が覚めるとこちらは現実世界


今日はショッピングモールで
歌を歌わしてもらうことになっている



緊張するけど、がんばろうっ！



マネージャーの神宮寺さんが案内してくれる


神宮寺「大丈夫か？」


「たぶん大丈夫だと思います！」


神宮寺「そうか。じゃあ、がんばってこい！」



と背中を押してもらう！




ショッピングモールの広場には意外と人が集まっている



「みなさーん、初めまして♡！
姫野ミリアですっ。まだ新人の中の新人ですが
心を込めて歌をうたわせてくださいっ♡」




と1曲目の曲を歌う

1曲目は少しポップな感じの曲で
みんなの客足を止める


そして2曲目は少しゆったり目のしんみり系で
曲をしっかり聞いてもらう


そして3曲目はテンポの速い曲で
テンションを上げてもらう

そんな意味で曲を選んだ。




「ありがとうございました♡」

とステージから下がると
大きな拍手をもらうことができた。





神宮寺「なかなかやるじゃん。」


「あ、ありがとうございます！」


神宮寺「こういう広場で歌うたうのって
みんな結構嫌がるんだけどな」



「ははは…最初ですから。
そりゃなんでもやりますよー。

でも意外と楽しかったです。
お客さんも近いし、反応がわかりやすくて」


神宮寺「そっか、じゃあ、また仕事探してくるな♪
NGなしってことで」


と笑う神宮寺さん。

（神宮寺さんのこと全然知らないけど
なんかこの人、限度って物を知らなさそう）


「お手柔らかなやつでお願いします」



神宮寺「……せっかくならどーんと行こうぜ？」


「嫌ですね。」




神宮寺「お前、意外とツレないやつだな」




そして、私の歌手活動が本格的に始まる





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