出会い
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朝起きると愛蔵の家
そりゃそうだ、
愛蔵の家で寝てたんだもんね
時刻は朝7時。
今日は土曜日だけど文化祭の準備で
みんな振り替えの登校日だ
勇次郎「ねぇ!」
愛蔵「おい!」
朝から怒っている2人に怖い顔で呼ばれている
「おはよ!2人ともなんでそんな怒ってるの?」
勇次郎「は?夜中勝手に出て行って何言ってるの?」
愛蔵「どこ行ってたんだよ?携帯も置いてくし…」
不機嫌を全力で伝えてくる勇次郎と
怒りながらも心配をしているような愛蔵
「どこも行ってないけど…
寝てただけだけど…」
言ってもきっと信じてもらえないし
正直に言って2人に変なヤツだと思われたくない。
自分でもわからないことを怒られて
しょぼんとなる私。
勇次郎「そんなわけないでしょ!?
実際ここにいなかったんだから」
愛蔵「あぁ。確かにお前はここにいなかった。」
勇次郎「僕達がどれだけ心配したと思ってるの?」
「それはごめんだけど…
でも私はどこにも行ってない!」
これだけは譲りたくなかった
だって嘘じゃないから。
ごめん、出かけてたって嘘つけば
散々怒られて、許してもらえたかもしれないけど
でも、私だってどうなってるかわからないのに
そんなことで責められるなんて…!
意地を張った。
勇次郎「は?意味わかんないんだけど」
勇次郎は激オコだ。
愛蔵「はぁ…。
お前なんで本当のこと言ってくれないんだ?」
「だって嘘じゃないもん。」
勇次郎「あっそ。」
愛蔵「はぁ…、よくわかんねぇけど、
とにかく支度して学校行くぞ」
「うん…」
結局勇次郎とは一言も話さず学校に向かった
愛蔵「まぁ、事情はよくわかんねぇけど
お前がどこにも出かけてないって言うなら
俺はお前のこと信じるから。」
「愛蔵くん…、ありがとう!!」
(愛蔵…。ほんと優しいな。
たった1人で来た世界で、
きっとこんな話誰も信じてくれないと思うけど
信じるって言ってもらうだけで
こんなに心が救われるんだな…)
教室に行くと青木くんが
第3章の台本を持って私たちを待っていた
青木「なんか今日空気悪くない?」
「そんなことないよ?」
愛蔵「台本できたのか?」
青木「あぁ、ばっちりさ!」
と私たちに台本を手渡す
アーサー(愛蔵)「お前は誰だ?なぜ、エマと一緒にいる?」
ルーク(勇次郎)「僕はルーク。エマはキミには渡さない」
アーサー(愛蔵)「それはエマが選ぶことだ」
ルーク(勇次郎)「エマが苦しんでいた時、お前はどこにいた?なぜすぐに駆けつけなかった?
エマを愛しているのなら
すぐにでも駆けつけるべきだったのではないのか?」
アーサー(愛蔵)「なんだと?」
姫「2人とも辞めてください!
アーサー王子、
ルーク王子は私と、この村を救ってくれたのです。
決して悪い方ではありません」
アーサー(愛蔵)「エマ…。
そうだったのか、それはすまない。
君には心から感謝をする。
だが……エマは俺のものだ。」
ルークを睨みつけるアーサー
ルーク(勇次郎)「いえ、あなたのためではない
僕のためにエマを救いたかったんだ。」
そう言うとルークは
エマをお姫様抱っこで抱きかかえる
それに怒ったアーサー
ルークに向けて剣を構える
「決闘だ!!」
ここで舞台が終わる
「最終章は結構さっぱりしてるんだね」
青木「あぁ、こうやって続編に続けるんだよ」
「へぇ、さすがだね!」
青木「じゃあ、早速読み合わせを始めといてくれ。
僕は大道具の子たちと打ち合わせがあるから」
愛蔵「あぁ。」
残された3人
勇次郎「じゃあ、早速読み合わせ始めるよ」
勇次郎はまだ怒っている雰囲気を醸し出している
(気まずい……はぁ。)
読み合わせを始める
私のセリフはそんなにないので
2人の掛け合いをほぼ聞いている
そして一通り読み合わせが終わった
勇次郎「じゃあ、時間も余ったから
演技の練習もやっとこ」
愛蔵「あぁ。」
と言っても練習が必要なのは
勇次郎のお姫様抱っこくらいだ
今の状況で勇次郎にお姫様抱っこをされるのかと思うと内心ため息が出る。
勇次郎「なに?嫌なわけ?」
喧嘩ごしに話しかけてくる勇次郎に
なんだか悲しくなる
「嫌じゃないよ、よろしくね」
勇次郎が私をお姫様抱っこで抱える
「重たくない?」
少し心配になって聞いてみる
勇次郎「別に重たくない。」
せっかく勇次郎にお姫様抱っこしてもらってるのに
気持ちが全然晴れないのは
勇次郎がまだ怒った顔をしているから
しんどくなって、
ごめんと言ってその場を離れた
1人でぼーっとしてると明智先生に会った
明智「姫野さん、サボりですか?」
「どうでしょう…?」
明智「あんまり無理しなくても、大丈夫ですよ?」
明智先生は優しく笑ってくれる
明智「少しがんばりすぎなのではないですか?
辛いことがあれば
もう少し周りに頼ってもいいんですよ?」
「……はい。わかってはいるんですけど、」
明智「そうですか。何かあれば僕もいつでも
話くらい聞きますから。」
「ありがとうございます。
明智先生ってほんと優しいですよね。
なんでそんなに優しくできるんですか?」
明智「優しい…ですか。なんででしょう。
昔たくさん優しさを分けてもらったからですかね…?」
「そうなんですか…。」
明智「そういえば劇ですが、青木くんに頼まれて
妖精王の役をやることになったのですが、
僕で大丈夫でしたか?
抱きしめるシーンもあると聞きましたが…」
「大丈夫です!むしろ、クラスの男子よりも
明智先生のほうが安心します」
明智「そうですか、それは良かった」
優しく微笑む明智先生
「でも、明智先生って演技とかできるんですか?」
明智「そうですね〜…どうでしょう?」
「明智先生が声張ってるのとか
全然想像できないですね…」
想像したら少し笑ってしまった
明智「そうですか?
僕だってたまには声くらい張りますよ」
「そうなんですか?例えばどんな時に?」
明智「そうですね…大切なものを守る時とか」
「すごくビックなイベントの時しか
声張らないんですね。」
ふふふ、と笑う
明智「姫野さんは笑っていた方が素敵ですよ。
姫野さんの笑顔には
実は僕もいつも癒されています」
「え?ほんとですか?」
明智「はい、ほんとですよ。」
「先生ってほんと表情読めないですよね。」
明智「そうですか?」
「はい。でも元気出ました。
ちょっと明智先生のこと好きになりました」
ふふ、と笑う私に
明智「ちょっと、ですか。」
とくすくすと笑う明智先生
「はい、ちょっとだけキュンと来ました」
明智「そうですか、
ではバレンタインデーが楽しみですね」
「ふふ。それはちょっとわからないですね」
明智「それは、残念です」
優しく笑う明智先生
優しい明智先生に
なんだかすごく元気を貰って
気持ちを入れ替えて教室に戻る
教室に戻り、勇次郎と愛蔵に話しかける
「勇次郎くん、愛蔵くん、さっきはごめんね。」
勇次郎は少し驚いた顔で
勇次郎「別に、もう怒ってないから」
と言ってくれた
愛蔵「俺も、別に最初から怒ってねぇし。」
とニコッと笑ってくれる
「じゃ、もう一回練習しよーっ」
愛蔵「おう!」
勇次郎「うん!」
朝起きると愛蔵の家
そりゃそうだ、
愛蔵の家で寝てたんだもんね
時刻は朝7時。
今日は土曜日だけど文化祭の準備で
みんな振り替えの登校日だ
勇次郎「ねぇ!」
愛蔵「おい!」
朝から怒っている2人に怖い顔で呼ばれている
「おはよ!2人ともなんでそんな怒ってるの?」
勇次郎「は?夜中勝手に出て行って何言ってるの?」
愛蔵「どこ行ってたんだよ?携帯も置いてくし…」
不機嫌を全力で伝えてくる勇次郎と
怒りながらも心配をしているような愛蔵
「どこも行ってないけど…
寝てただけだけど…」
言ってもきっと信じてもらえないし
正直に言って2人に変なヤツだと思われたくない。
自分でもわからないことを怒られて
しょぼんとなる私。
勇次郎「そんなわけないでしょ!?
実際ここにいなかったんだから」
愛蔵「あぁ。確かにお前はここにいなかった。」
勇次郎「僕達がどれだけ心配したと思ってるの?」
「それはごめんだけど…
でも私はどこにも行ってない!」
これだけは譲りたくなかった
だって嘘じゃないから。
ごめん、出かけてたって嘘つけば
散々怒られて、許してもらえたかもしれないけど
でも、私だってどうなってるかわからないのに
そんなことで責められるなんて…!
意地を張った。
勇次郎「は?意味わかんないんだけど」
勇次郎は激オコだ。
愛蔵「はぁ…。
お前なんで本当のこと言ってくれないんだ?」
「だって嘘じゃないもん。」
勇次郎「あっそ。」
愛蔵「はぁ…、よくわかんねぇけど、
とにかく支度して学校行くぞ」
「うん…」
結局勇次郎とは一言も話さず学校に向かった
愛蔵「まぁ、事情はよくわかんねぇけど
お前がどこにも出かけてないって言うなら
俺はお前のこと信じるから。」
「愛蔵くん…、ありがとう!!」
(愛蔵…。ほんと優しいな。
たった1人で来た世界で、
きっとこんな話誰も信じてくれないと思うけど
信じるって言ってもらうだけで
こんなに心が救われるんだな…)
教室に行くと青木くんが
第3章の台本を持って私たちを待っていた
青木「なんか今日空気悪くない?」
「そんなことないよ?」
愛蔵「台本できたのか?」
青木「あぁ、ばっちりさ!」
と私たちに台本を手渡す
アーサー(愛蔵)「お前は誰だ?なぜ、エマと一緒にいる?」
ルーク(勇次郎)「僕はルーク。エマはキミには渡さない」
アーサー(愛蔵)「それはエマが選ぶことだ」
ルーク(勇次郎)「エマが苦しんでいた時、お前はどこにいた?なぜすぐに駆けつけなかった?
エマを愛しているのなら
すぐにでも駆けつけるべきだったのではないのか?」
アーサー(愛蔵)「なんだと?」
姫「2人とも辞めてください!
アーサー王子、
ルーク王子は私と、この村を救ってくれたのです。
決して悪い方ではありません」
アーサー(愛蔵)「エマ…。
そうだったのか、それはすまない。
君には心から感謝をする。
だが……エマは俺のものだ。」
ルークを睨みつけるアーサー
ルーク(勇次郎)「いえ、あなたのためではない
僕のためにエマを救いたかったんだ。」
そう言うとルークは
エマをお姫様抱っこで抱きかかえる
それに怒ったアーサー
ルークに向けて剣を構える
「決闘だ!!」
ここで舞台が終わる
「最終章は結構さっぱりしてるんだね」
青木「あぁ、こうやって続編に続けるんだよ」
「へぇ、さすがだね!」
青木「じゃあ、早速読み合わせを始めといてくれ。
僕は大道具の子たちと打ち合わせがあるから」
愛蔵「あぁ。」
残された3人
勇次郎「じゃあ、早速読み合わせ始めるよ」
勇次郎はまだ怒っている雰囲気を醸し出している
(気まずい……はぁ。)
読み合わせを始める
私のセリフはそんなにないので
2人の掛け合いをほぼ聞いている
そして一通り読み合わせが終わった
勇次郎「じゃあ、時間も余ったから
演技の練習もやっとこ」
愛蔵「あぁ。」
と言っても練習が必要なのは
勇次郎のお姫様抱っこくらいだ
今の状況で勇次郎にお姫様抱っこをされるのかと思うと内心ため息が出る。
勇次郎「なに?嫌なわけ?」
喧嘩ごしに話しかけてくる勇次郎に
なんだか悲しくなる
「嫌じゃないよ、よろしくね」
勇次郎が私をお姫様抱っこで抱える
「重たくない?」
少し心配になって聞いてみる
勇次郎「別に重たくない。」
せっかく勇次郎にお姫様抱っこしてもらってるのに
気持ちが全然晴れないのは
勇次郎がまだ怒った顔をしているから
しんどくなって、
ごめんと言ってその場を離れた
1人でぼーっとしてると明智先生に会った
明智「姫野さん、サボりですか?」
「どうでしょう…?」
明智「あんまり無理しなくても、大丈夫ですよ?」
明智先生は優しく笑ってくれる
明智「少しがんばりすぎなのではないですか?
辛いことがあれば
もう少し周りに頼ってもいいんですよ?」
「……はい。わかってはいるんですけど、」
明智「そうですか。何かあれば僕もいつでも
話くらい聞きますから。」
「ありがとうございます。
明智先生ってほんと優しいですよね。
なんでそんなに優しくできるんですか?」
明智「優しい…ですか。なんででしょう。
昔たくさん優しさを分けてもらったからですかね…?」
「そうなんですか…。」
明智「そういえば劇ですが、青木くんに頼まれて
妖精王の役をやることになったのですが、
僕で大丈夫でしたか?
抱きしめるシーンもあると聞きましたが…」
「大丈夫です!むしろ、クラスの男子よりも
明智先生のほうが安心します」
明智「そうですか、それは良かった」
優しく微笑む明智先生
「でも、明智先生って演技とかできるんですか?」
明智「そうですね〜…どうでしょう?」
「明智先生が声張ってるのとか
全然想像できないですね…」
想像したら少し笑ってしまった
明智「そうですか?
僕だってたまには声くらい張りますよ」
「そうなんですか?例えばどんな時に?」
明智「そうですね…大切なものを守る時とか」
「すごくビックなイベントの時しか
声張らないんですね。」
ふふふ、と笑う
明智「姫野さんは笑っていた方が素敵ですよ。
姫野さんの笑顔には
実は僕もいつも癒されています」
「え?ほんとですか?」
明智「はい、ほんとですよ。」
「先生ってほんと表情読めないですよね。」
明智「そうですか?」
「はい。でも元気出ました。
ちょっと明智先生のこと好きになりました」
ふふ、と笑う私に
明智「ちょっと、ですか。」
とくすくすと笑う明智先生
「はい、ちょっとだけキュンと来ました」
明智「そうですか、
ではバレンタインデーが楽しみですね」
「ふふ。それはちょっとわからないですね」
明智「それは、残念です」
優しく笑う明智先生
優しい明智先生に
なんだかすごく元気を貰って
気持ちを入れ替えて教室に戻る
教室に戻り、勇次郎と愛蔵に話しかける
「勇次郎くん、愛蔵くん、さっきはごめんね。」
勇次郎は少し驚いた顔で
勇次郎「別に、もう怒ってないから」
と言ってくれた
愛蔵「俺も、別に最初から怒ってねぇし。」
とニコッと笑ってくれる
「じゃ、もう一回練習しよーっ」
愛蔵「おう!」
勇次郎「うん!」