出会い
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夢の世界ー
うう〜ん!!
伸びをして、はぁ…とため息をつく
今日はやっと勇次郎に会える♡
勇次郎はつい昨日のことでも
わたしにとっては一昨日だ
恋しい気持ちが募っている
ゆっくり身だしなみを整える
やっぱり、好きな人には可愛いって思われたいから!
早く会いたくて早めに学校に向かう
勇次郎「おはよう」
「お、おはよ!」
何故か緊張して、ぎこちなく舌を噛む
昨日はありがとうって言いたいのに
勇次郎を見ると照れてしまって言えない
そんな様子に勇次郎は少しきょとんとしている
勇次郎「昨日よく眠れた?」
「うん!勇次郎くんは?」
勇次郎「うん、僕もあの後すぐ寝たよ」
「そっか…!」
(どうしよう、いつもみたいに会話が続かない…!)
気まずくなって樹里ちゃんのところに向かう
「樹里ちゃーーん!」
樹里「ミリアおはよ!どうしたっ?」
と笑う樹里ちゃんが今日も可愛い!
「樹里ちゃん、どうしよう!!
わたし恋しちゃったかも!」
と、勇次郎にバレないように小声で話す。
樹里「え、好きな人出来たの!?」
「ちょ、声が大きいってばぁ!」
樹里「あ、ごめんごめん。で、相手は?」
「それはまだ秘密♡」
樹里「ええ〜!めっちゃ気になる♡♡
でも今日のミリアいつもよりもっと可愛い♡」
「ありがとう♡」
樹里「なんでも相談してっ!
てかミリアの恋バナめっちゃ聞きたい♡」
「へへ、それはまた後々♡」
明智「授業始まりますよ〜、席ついてください」
席に着くと、勇次郎がこっちを見ていた
「………え?」
勇次郎「なんか今日変じゃない?」
「え?そうかな…?」
勇次郎「うん。絶対、変」
「ははは〜…」
苦笑いで返す
明智「昨日、会議を行い、
このクラスは文化祭で劇をやることになりました」
「え、劇?」
明智「文化祭は2日間あるので、
午前、午後の部1回ずつの計4回の劇を行います
今から劇の内容と役割を決めていきます」
勇次郎「劇かぁ…。まためんどくさいのになったね」
「う、うん。そうだね」
明智「まずは劇の内容について、
やりたいものをあげてください」
「シンデレラ」
「ロミオとジュリエット」
「美女と野獣」
「白雪姫」
「オリジナル作品」
「定番ものってどーなんだろ…せっかくなら
オリジナルのやつとか面白そうだけどな〜」
勇次郎「でもオリジナル作品なんて誰が考えるの?」
明智「そうですね、誰か制作してみたい方いますか?」
青木「は、はい!僕映画部なのですが脚本を担当したいです」
明智「そうですか、それでは青木くんの脚本が
出来てから多数決で決めましょう」
青木「じ、実はもう出来上がっています」
明智「さすがですね。
それでは内容を簡単に教えてもらえますか?」
青木「はい」
『ある平和な国にとても可愛いお姫様がいた。
お姫様は妖精で、精霊たちといつも暮らしていた
そしてその隣の国には
とても強く優しい王子様が住んでいた。
2人は昔からとても仲が良く
誰もが、2人は永遠の愛を築く思っていた
ある日、王子様が任務で
遠い遠い地に駐在している頃
お姫様の父が亡くなり、
お姫様はすごい悲しみに暮れた
お姫様の周りをいつも囲っていた精霊は
お姫様が心を閉ざしてしまったせいで消えてしまう
妖精の姫の心が閉ざされるとその他は荒地と化す
そこに現れたのが海を越えてやってきた
異国の地の王子様
異国の地の王子はお姫様を見つけると
お姫様に魔法のペンダントで
亡き王様の姿を映し出す
魔法のペンダントで
亡き王様とお話をしたお姫様は
心を落ち着かせ
妖精の国は平和を取り戻す
お姫様は優しい異国の地の王子に
心惹かれ始める
そして異国の地の王子は言った
"僕と結婚してくれませんか?"
そこに長い駐在任務から戻ってきた隣の国の王子
"姫はお前には渡さない"
姫を奪い合うシーンで脚本は終わる』
「え!何それ、超最高!!!」
クラスのみんなから歓声があがる。
明智「それでは多数決を取ります」
結果はほぼみんなが
青木くんのオリジナル作品を選んだ
「青木くんの脚本最高だね!
劇が楽しみになってきた♡」
勇次郎「さすが映画部だね。」
明智「それでは青木くんの脚本に決まったので
劇のキャストと制作担当などを決めていきます」
まずは王子様役から
当然上がるのは勇次郎と愛蔵の2人
王子は2人いるのでその2人で即決した
次は姫役
立候補する女子がたくさんいたので
立候補の中から多数決ということで決まった
勇次郎「は?立候補しないの?」
「え?なんで立候補するの?」
愛蔵「俺、お前じゃないなら王子役降りるわ」
「そういうの脅しって言うんですけども…」
愛蔵「べつに脅してはないだろ」
明智「他に立候補者がいないようなら
この中から多数決をとります」
勇次郎「ほら」
「えぇ。やだよ。私ミスコンも出るんだよ〜?」
勇次郎「拒否権とかないから。」
「人権とは…?」
勇次郎「明智先生〜姫野さんも立候補だそうで〜す」
「…え!?」
明智「そうですか、
じゃあこの中から多数決を取りますね」
女子8人ほどの中から多数決を取る
多数決を取ると結局、姫役は私に決まった
「えぇ〜、わたしミスコンあるのに〜」
勇次郎「劇なんて、午前と午後1回ずつしかないし
ミスコンとは普通開始時刻ずらすから大丈夫でしょ」
ひより「ミリアちゃん、がんばって♡」
「うん…。まぁ、
決まっちゃったからにはがんばらないとだね。
私たちの演技に優勝がかかってるんだから」
勇次郎「そうそう。がんばらないとね」
ニコっと笑う勇次郎にドキッとしてしまう
「こんなんでお姫様とかできるのかな…」
勇次郎「?結構お似合いだと思うけど?」
「あ、ありがとう」
そんなこと言われると照れてしまう…
それから次々と衣装担当や舞台担当
制作担当などが決まっていき
各々準備を始める
先進校の桜丘高校では文化祭に
あまり時間をかけることができないらしく
2週間後には文化祭当日だ
その代わり文化祭前は
ほぼ文化祭の準備に授業が置き換わる
とりあえず今日はクラスで
全体のおおまかな流れを決めた
劇の台本はまだないので
衣装合わせのための採寸や衣装決め
小道具作りなどを手伝う
衣装担当「ミリアちゃん、ごめん。
採寸させてもらってもいい?
服着たままで大丈夫だから」
「いいよー!お願いします♡」
衣装担当「ありがとう♡
それにしてもウエスト細いね〜!!」
「そうかな?自分じゃわからないけど…」
樹里「ミリアは、おっぱいも大きいんだからぁ♡」
と隣で謎の自慢をし始める樹里ちゃん
「いや、そんな大きくないから」
冷静にツッコむ!
樹里「そんなことないない!
その細さでそれだけあれば十分だよ♡
よし、その魅惑ボディーで好きな人誘惑しちゃえ♡」
「ちょ、ちょ!変なこと言わないでよ!
びっくりして飴飲み込むとこだったじゃん!!」
樹里「あっはは〜、ごめんごめん☆」
明智「姫野さん、授業中は飴は禁止ですよ」
「……ごめんなさい。」
先生に注意されるし、
クラスのみんなから注目されちゃうし
恥ずかしすぎる…
授業が終わり、今日は1人で家に帰る
駅の近くを通るとき、
ふとフラペチーノが飲みたくなったので
スタバに寄り道をする
外のベンチに座って飲んでいると
少し遠くの方で泣いている女の子の声が聞こえた
(怪我でもしたのかな?)
最初はあまり気にならなかったが
しばらく泣き声が続いていたので
心配になって見に行くことにした
(あ、あの子だ…)
女の子が泣いているのに
周りの人達はみんな見て見ぬふり…
女の子に声をかける
「ねぇ、どうしたの??大丈夫?」
女の子が顔をあげると
その女の子のあまりの可愛さに衝撃を受ける
(ほんとに天使みたい…)
女の子「おにぃ、ちゃんと、はな、れちゃっ、たの!」
ひっくひっく、と泣きながら
女の子が一生懸命話してくれた
「お兄ちゃんと離れちゃったのかぁ…
じゃあ、一緒に探してあげる♡お兄さんどんな人?」
女の子が少し泣き止んだ
女の子「おにぃちゃんは、銀色の髪!」
「銀色の髪の毛かぁ!
じゃあ、珍しいからきっとすぐ見つかるね♡」
ニコっと笑えば
女の子もニコっと笑ってくれた
「お兄ちゃんとはどこで離れちゃったの?」
女の子「すなばであそんでたら、おにぃちゃんが
わたしにのみものをかってくるからまっててって
どっかいっちゃって…」
また少し泣き出しそうな女の子
「そうなんだ、」
女の子「それであそんでたら
だいじなペンダントなくしちゃって
おにぃちゃんにいいにいかなきゃと思って…
それでおにいちゃんさがしにいったら
ぜんぜんちがうとこきちゃって…」
うぅ…と目に涙を溜めている
「そうなんだね…
じゃあ、まず公園に探しに行こう」
ここら辺の公園は2つしかない
どっちかに行けば当たるだろうと
とりあえず女の子を連れていく
「ここの公園だった?」
公園について女の子にたずねる
女の子「ここじゃない…」
と悲しそうな顔をする女の子に焦る私
「すぐ近くにもうひとつあるから見に行こう!」
女の子「うん…!」
もう一つの公園につくと女の子の顔が少し明るくなる
女の子「ここだよ!あそこのすなばであそんでたの!」
「そっかぁ!よかった!
てか、お兄ちゃん飲み物買いに行ったんだよね。
のど乾いてない?よかったらこれ飲む?」
とカバンの中から帰りに買った
紙パックのオレンジジュースを見せる
女の子「うん!ありがとう♡」
可愛すぎる♡
わたしの胸は、いとも簡単に打ち抜かれた
「たぶんここで待ってればお兄ちゃん来るから
先にペンダント探そっか♡」
砂場に入り、砂の中をほじって探す
オレンジジュースを飲み終わった女の子も一緒に探す
「なかなか見つからないね…。
普通に探してもあんまり楽しくないから
一緒に何か作りながら探そっか♡」
女の子「うんっ!お城がいい!」
ペンダントを探しつつ穴を掘り
砂を集めて大きなお城をつくる
女の子「おねえちゃん、すごいっ!!」
女の子はすごく喜んでくれた
でも気づけば私も泥まみれだし
女の子も泥まみれ……
(やば。私はいいとしても
女の子までこんなに泥だらけに……!)
女の子「おねえちゃん、顔まで泥ついてるよ!」
とこんな小さな女の子に注意されてしまった
(こんなんで大丈夫か、高校1年生…!?)
「あ、ありがとう。へへ、汚れちゃったね」
女の子「うん。こんなによごれたのはじめて」
「え!?お姉さん、お兄ちゃんに怒られないかな?」
女の子「おにいちゃん、おこらないよ。
おこったとこみたことない」
「そうなの?優しいお兄さんなんだね!」
女の子「うんっ!」
「まぁ、もうここまで汚れちゃったし、
もう少し遊ぼっか♡」
2人で砂場を楽しんでいると
砂の中で硬い物がてにあたる
なんだろうと思って見てみると
それは銀色のペンダントだった
「もしかして、これ……?」
女の子にたずねると
女の子の顔がパーっと明るくなった
女の子「おねえちゃんありがとう♡」
「いいえ♡よかったね、見つかって」
女の子「うん!」
するとそこに遠くから男の人が走ってくるのが見えた
そして目の前で止まった
「って、リオくん!?」
女の子「おにぃちゃん!!」
リオくんは随分走り回っていたみたいで
すごい汗をかいている
リオ「……やっと見つけた!
なんでどこかにいったんだ!?」
リオくんは女の子に怒っているみたいだ
女の子「だって、だってペンダントがなくなっちゃって…それで…それで」
ええ〜んと泣き出す女の子
リオ「!?ご、ごめん。心配でつい…!
でもほんとにどこに行ってたんだ?」
そこでやっとリオくんがわたしに気付いた
リオ「あ…!お前はたしか、ミリア?
ミリアが見つけてくれたのか?」
「そうだよ〜。
なんかスタバの近くで泣いてたから声かけたら
公園で遊んでたって教えてくれたから
一緒に公園探してたの!」
リオ「そうだったのか。すまない」
「全然いいよ!楽しかったもんね♡?」
と女の子に聞くと
女の子「うん♡
おねえちゃんとお城つくったんだよ!ほら!」
リオ「そうか、遊んでもらってよかったな!」
リオくんの女の子を見る目は優しい
リオ「本当にありがとうな。」
?「おーい」
?「見つかったか?」
そこに走ってきたFT4のみんな
リオ「あぁ。ミリアが見つけてくれたらしい」
ユイ「え、ミリアが?」
メグ「ミリアちゃん、やるじゃ〜ん☆」
ダイ「ありがとな!」
そういうとダイくんは私の頭をポンポンと撫でる
ダイ「てか、なんでお前こんな砂まみれなんだ?」
「あ〜…ね!一緒にお城作ってたら…」
メグ「あ、ほんとだ〜っ!
あのお城、完成度高いね〜☆」
メグくんが私たちの作ったお城を見て言う
ユイ「ミリアのほうが楽しんでたんじゃねえの?」
とユイくんがニシシと笑う
「そんなことないよ〜、さすがに。女子高生だよ?」
まぁ、結構楽しんでたかもだけど…
イブ「まぁ。何はともあれ、お手柄だな」
ユイ「それにしても、よく汚したな〜2人とも。」
「あ。ごめんね、リオくん。
服とかこんなに汚しちゃって」
リオ「いや、服なんて大丈夫だ。
むしろミリアの制服のほうが…悪いな。
これじゃあ、電車乗れないだろう?」
「たしかに、これで電車はキツイかも…。
どうしよっかな〜」
ユイくんとメグくんが
さすがにこれは酷いよね〜なんて話をしている
リオ「俺の家でシャワー浴びてくか?」
ユイ・メグ「え!?」
「え、なんか悪いよ。
それに着替えとか持ってないから…」
メグ「あ、じゃあ、僕の服貸そうか?」
「ほんと?じゃあ、お願いしようかな。」
メグ「うん!じゃあ、後でリオの家に持ってくから
リオの家で待ってて〜☆」
「ありがとう♡」
イブ「じゃあ、俺は今から
仕事の打ち合わせがあるから帰るよ」
ダイ「俺も衣装の打ち合わせだから、またな!」
「またね〜」
残るのはリオくんと姪っ子ちゃんとユイくんと私
とりあえず服がないまま
リオくんの家に行くわけにもいかないので
もう少し公園で遊ぶ
今度は砂場でおままごとをして遊んだ
しばらく経ってリオくんの家に向かった
途中コンビニで下着だけ買った
リオくんの家につくと
メグくんが玄関の前で待っていた
メグ「も〜遅いよ〜!
ミリアちゃん、持ってきたよ〜っ」
「ありがとう♡助かります」
リオ「じゃあ、先にコイツを
シャワー浴びさせちゃうから少し待っててくれるか?」
「うん!じゃあ、汚れちゃうからここで待ってるね!」
と玄関待つ
ユイ「それにしても本当に汚しすぎだろ」
メグ「あっはは〜☆普通こんなに汚せないよね〜」
と笑う2人
「うう…耳が痛い」
3人で話しているとリオくんが呼びに来てくれた
お邪魔しま〜すと
そのままシャワー室に案内してもらう
メグくんから服をもらって
リオくんにタオルをかしてもらう
(人の家のお風呂ってなんか気を使うな…)
軽くシャワーを浴びさせてもらうと
メグくんが貸してくれた服を着る
白のパーカーとズボン。
サイズはちょっと大きいけど
女の子でも着やすい服を選んできてくれたメグくんに感謝する
ドライヤーが見当たらなかったので
髪の毛をタオルで巻いてみんなのところに戻る
「リオくん、シャワーありがとう!
メグくんも服ありがとう!」
リオ「あぁ。」
メグ「いいよ〜っ!なんかミリアちゃんが
僕の服着てるの可愛い〜♡」
ユイ「まぁ、いつもと違って新鮮だな」
「そういえばリオくん、ドライヤー借りてもいいかな?」
リオ「あぁ。そこにある、自由に使ってくれ」
「ありがとう!そういえば姪っ子ちゃんは??」
リオ「隣の部屋で寝てる。だいぶ疲れたらしい」
「そうなんだ。可愛いね」
ドライヤーを借りて髪を乾かす
ユイ「……なんかお風呂上がりっていいよなぁ〜」
メグ「あぁ〜わかる〜っ!なんか色っぽいよね☆」
「え?ちょっとからかわないでよ〜」
メグ「僕が髪の毛乾かしてあげる〜☆」
ユイ「はぁ?ずりぃ〜!俺が乾かす」
「自分で乾かせるから大丈夫だよーっ!」
いいから、いいから、と結局2人に乾かしてもらった
「あ、ありがと」
ユイ「おう!」
メグ「これくらいいつでも歓迎だよ〜☆」
ユイ「それにしても腹減ったな〜」
メグ「うん。お腹すいた〜。リオ〜、なんか作って〜」
リオ「あぁ。…ミリアも食べてくか?」
「え、いいの?」
メグ「いいよ、いいよ〜♪
リオの料理めっちゃうまいんだよ〜☆」
「そうなんだ!じゃあ、お願いしようかなっ」
リオ「あぁ。あいつの恩人だしな。
じゃあ今から作ってくるからくつろいでてくれ」
メグ「ミリアちゃん人生ゲームやろーっ」
「え、手伝ったりしなくていいの?」
ユイ「まぁ、いいだろ。俺らいても役立たないし」
「あ…あぁ。」
この前のユイくんを思い出して納得する
「じゃあ、まぁ、いっか!」
3人で人生ゲームをする
ユイ「げ!メグ、何回目の大富豪だよ〜」
メグ「そういうユイは、また借金だねー」
と笑うメグくん
この2人本当仲良くていいなー
しばらく遊んでいると
リオくんが迎えに来てくれた
「いただきまーす♡」
リオくんの作ってくれたご飯を食べる
「…!!めっちゃ美味しい♡」
ユイ「だろ?」
リオ「まぁ、料理が趣味だからな」
「リオくんって、真面目で優しくて
子供のお世話もできて料理もできるとか…
なんか理想の旦那さんって感じだね〜」
と感心していると
僕は僕は??と俺は俺は??
と外野がうるさいのでスルーする
その後もみんなで楽しく食事をして
辺りがだいぶ暗くなってきたので帰ることに。
「リオくん、今日はお邪魔しました。
料理もありがとうね!すっごいおいしかったよ」
リオ「いや、こちらこそ、
今日はあいつを助けてくれて本当にありがとう。
良かったらまたあいつに会いに遊びにきてくれ。
ミリアに凄いなついているみたいなんだ」
「えー、ほんと?めっちゃ嬉しい!
また遊ぼうねって言っておいて♡」
リオ「あぁ。」
じゃあね〜とリオくんにさよならする
ユイ「じゃ、俺今日用事あるからここで!
メグ、ミリアのことよろしくな」
メグ「はいは〜い☆任せて〜っ」
じゃあね、とユイくんと別れて
メグくんと帰る
「メグくん、いつも送ってもらっちゃってごめんね?」
メグ「全然大丈夫だよ!
そういえば桜丘高校もう少しで文化祭だよね!?」
「そうだよー!」
メグ「ミリアちゃんのクラスは何やるの〜?」
「劇だよ〜!メグくん、見に来てくれる?」
メグ「え〜☆絶対行く!!
ミリアちゃんは何の役やるの〜??」
「妖精の姫の役だよ〜。
勇次郎くんと愛蔵くんが王子様役やるんだぁ〜」
メグ「ええ!絶対可愛いじゃ〜んっ!!
でもリップリップが王子様かぁ〜、人気出そうだね〜」
「たしかに!完売しちゃうかもっ!」
メグ「ええ!僕絶対見に行くから
チケット取っといてーっ!!」
「じゃあ、たぶんチケットノルマあるから
メグくんにプレゼントするね♡」
メグ「え、ほんとに〜!?ありがと〜っ☆」
「あ、あとわたしミスコンにも出るから
よかったら応援来てくれたら嬉しいな♡」
メグ「え!桜丘高校のミスコンって
めっちゃレベル高いって聞いたよ!
候補に選ばれただけでもすごいよね!」
「そうなの?
あ、でもなんかスポンサーついてるとか言ってたかも」
メグ「そうなの?すごいね!絶対応援行くからね!」
「ありがとう♡」
メグくんと話していたら
あっという間に家についた
「メグくん!ありがとう」
メグ「いいよ〜!じゃあ、またね〜っ☆」
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夢の世界ー
うう〜ん!!
伸びをして、はぁ…とため息をつく
今日はやっと勇次郎に会える♡
勇次郎はつい昨日のことでも
わたしにとっては一昨日だ
恋しい気持ちが募っている
ゆっくり身だしなみを整える
やっぱり、好きな人には可愛いって思われたいから!
早く会いたくて早めに学校に向かう
勇次郎「おはよう」
「お、おはよ!」
何故か緊張して、ぎこちなく舌を噛む
昨日はありがとうって言いたいのに
勇次郎を見ると照れてしまって言えない
そんな様子に勇次郎は少しきょとんとしている
勇次郎「昨日よく眠れた?」
「うん!勇次郎くんは?」
勇次郎「うん、僕もあの後すぐ寝たよ」
「そっか…!」
(どうしよう、いつもみたいに会話が続かない…!)
気まずくなって樹里ちゃんのところに向かう
「樹里ちゃーーん!」
樹里「ミリアおはよ!どうしたっ?」
と笑う樹里ちゃんが今日も可愛い!
「樹里ちゃん、どうしよう!!
わたし恋しちゃったかも!」
と、勇次郎にバレないように小声で話す。
樹里「え、好きな人出来たの!?」
「ちょ、声が大きいってばぁ!」
樹里「あ、ごめんごめん。で、相手は?」
「それはまだ秘密♡」
樹里「ええ〜!めっちゃ気になる♡♡
でも今日のミリアいつもよりもっと可愛い♡」
「ありがとう♡」
樹里「なんでも相談してっ!
てかミリアの恋バナめっちゃ聞きたい♡」
「へへ、それはまた後々♡」
明智「授業始まりますよ〜、席ついてください」
席に着くと、勇次郎がこっちを見ていた
「………え?」
勇次郎「なんか今日変じゃない?」
「え?そうかな…?」
勇次郎「うん。絶対、変」
「ははは〜…」
苦笑いで返す
明智「昨日、会議を行い、
このクラスは文化祭で劇をやることになりました」
「え、劇?」
明智「文化祭は2日間あるので、
午前、午後の部1回ずつの計4回の劇を行います
今から劇の内容と役割を決めていきます」
勇次郎「劇かぁ…。まためんどくさいのになったね」
「う、うん。そうだね」
明智「まずは劇の内容について、
やりたいものをあげてください」
「シンデレラ」
「ロミオとジュリエット」
「美女と野獣」
「白雪姫」
「オリジナル作品」
「定番ものってどーなんだろ…せっかくなら
オリジナルのやつとか面白そうだけどな〜」
勇次郎「でもオリジナル作品なんて誰が考えるの?」
明智「そうですね、誰か制作してみたい方いますか?」
青木「は、はい!僕映画部なのですが脚本を担当したいです」
明智「そうですか、それでは青木くんの脚本が
出来てから多数決で決めましょう」
青木「じ、実はもう出来上がっています」
明智「さすがですね。
それでは内容を簡単に教えてもらえますか?」
青木「はい」
『ある平和な国にとても可愛いお姫様がいた。
お姫様は妖精で、精霊たちといつも暮らしていた
そしてその隣の国には
とても強く優しい王子様が住んでいた。
2人は昔からとても仲が良く
誰もが、2人は永遠の愛を築く思っていた
ある日、王子様が任務で
遠い遠い地に駐在している頃
お姫様の父が亡くなり、
お姫様はすごい悲しみに暮れた
お姫様の周りをいつも囲っていた精霊は
お姫様が心を閉ざしてしまったせいで消えてしまう
妖精の姫の心が閉ざされるとその他は荒地と化す
そこに現れたのが海を越えてやってきた
異国の地の王子様
異国の地の王子はお姫様を見つけると
お姫様に魔法のペンダントで
亡き王様の姿を映し出す
魔法のペンダントで
亡き王様とお話をしたお姫様は
心を落ち着かせ
妖精の国は平和を取り戻す
お姫様は優しい異国の地の王子に
心惹かれ始める
そして異国の地の王子は言った
"僕と結婚してくれませんか?"
そこに長い駐在任務から戻ってきた隣の国の王子
"姫はお前には渡さない"
姫を奪い合うシーンで脚本は終わる』
「え!何それ、超最高!!!」
クラスのみんなから歓声があがる。
明智「それでは多数決を取ります」
結果はほぼみんなが
青木くんのオリジナル作品を選んだ
「青木くんの脚本最高だね!
劇が楽しみになってきた♡」
勇次郎「さすが映画部だね。」
明智「それでは青木くんの脚本に決まったので
劇のキャストと制作担当などを決めていきます」
まずは王子様役から
当然上がるのは勇次郎と愛蔵の2人
王子は2人いるのでその2人で即決した
次は姫役
立候補する女子がたくさんいたので
立候補の中から多数決ということで決まった
勇次郎「は?立候補しないの?」
「え?なんで立候補するの?」
愛蔵「俺、お前じゃないなら王子役降りるわ」
「そういうの脅しって言うんですけども…」
愛蔵「べつに脅してはないだろ」
明智「他に立候補者がいないようなら
この中から多数決をとります」
勇次郎「ほら」
「えぇ。やだよ。私ミスコンも出るんだよ〜?」
勇次郎「拒否権とかないから。」
「人権とは…?」
勇次郎「明智先生〜姫野さんも立候補だそうで〜す」
「…え!?」
明智「そうですか、
じゃあこの中から多数決を取りますね」
女子8人ほどの中から多数決を取る
多数決を取ると結局、姫役は私に決まった
「えぇ〜、わたしミスコンあるのに〜」
勇次郎「劇なんて、午前と午後1回ずつしかないし
ミスコンとは普通開始時刻ずらすから大丈夫でしょ」
ひより「ミリアちゃん、がんばって♡」
「うん…。まぁ、
決まっちゃったからにはがんばらないとだね。
私たちの演技に優勝がかかってるんだから」
勇次郎「そうそう。がんばらないとね」
ニコっと笑う勇次郎にドキッとしてしまう
「こんなんでお姫様とかできるのかな…」
勇次郎「?結構お似合いだと思うけど?」
「あ、ありがとう」
そんなこと言われると照れてしまう…
それから次々と衣装担当や舞台担当
制作担当などが決まっていき
各々準備を始める
先進校の桜丘高校では文化祭に
あまり時間をかけることができないらしく
2週間後には文化祭当日だ
その代わり文化祭前は
ほぼ文化祭の準備に授業が置き換わる
とりあえず今日はクラスで
全体のおおまかな流れを決めた
劇の台本はまだないので
衣装合わせのための採寸や衣装決め
小道具作りなどを手伝う
衣装担当「ミリアちゃん、ごめん。
採寸させてもらってもいい?
服着たままで大丈夫だから」
「いいよー!お願いします♡」
衣装担当「ありがとう♡
それにしてもウエスト細いね〜!!」
「そうかな?自分じゃわからないけど…」
樹里「ミリアは、おっぱいも大きいんだからぁ♡」
と隣で謎の自慢をし始める樹里ちゃん
「いや、そんな大きくないから」
冷静にツッコむ!
樹里「そんなことないない!
その細さでそれだけあれば十分だよ♡
よし、その魅惑ボディーで好きな人誘惑しちゃえ♡」
「ちょ、ちょ!変なこと言わないでよ!
びっくりして飴飲み込むとこだったじゃん!!」
樹里「あっはは〜、ごめんごめん☆」
明智「姫野さん、授業中は飴は禁止ですよ」
「……ごめんなさい。」
先生に注意されるし、
クラスのみんなから注目されちゃうし
恥ずかしすぎる…
授業が終わり、今日は1人で家に帰る
駅の近くを通るとき、
ふとフラペチーノが飲みたくなったので
スタバに寄り道をする
外のベンチに座って飲んでいると
少し遠くの方で泣いている女の子の声が聞こえた
(怪我でもしたのかな?)
最初はあまり気にならなかったが
しばらく泣き声が続いていたので
心配になって見に行くことにした
(あ、あの子だ…)
女の子が泣いているのに
周りの人達はみんな見て見ぬふり…
女の子に声をかける
「ねぇ、どうしたの??大丈夫?」
女の子が顔をあげると
その女の子のあまりの可愛さに衝撃を受ける
(ほんとに天使みたい…)
女の子「おにぃ、ちゃんと、はな、れちゃっ、たの!」
ひっくひっく、と泣きながら
女の子が一生懸命話してくれた
「お兄ちゃんと離れちゃったのかぁ…
じゃあ、一緒に探してあげる♡お兄さんどんな人?」
女の子が少し泣き止んだ
女の子「おにぃちゃんは、銀色の髪!」
「銀色の髪の毛かぁ!
じゃあ、珍しいからきっとすぐ見つかるね♡」
ニコっと笑えば
女の子もニコっと笑ってくれた
「お兄ちゃんとはどこで離れちゃったの?」
女の子「すなばであそんでたら、おにぃちゃんが
わたしにのみものをかってくるからまっててって
どっかいっちゃって…」
また少し泣き出しそうな女の子
「そうなんだ、」
女の子「それであそんでたら
だいじなペンダントなくしちゃって
おにぃちゃんにいいにいかなきゃと思って…
それでおにいちゃんさがしにいったら
ぜんぜんちがうとこきちゃって…」
うぅ…と目に涙を溜めている
「そうなんだね…
じゃあ、まず公園に探しに行こう」
ここら辺の公園は2つしかない
どっちかに行けば当たるだろうと
とりあえず女の子を連れていく
「ここの公園だった?」
公園について女の子にたずねる
女の子「ここじゃない…」
と悲しそうな顔をする女の子に焦る私
「すぐ近くにもうひとつあるから見に行こう!」
女の子「うん…!」
もう一つの公園につくと女の子の顔が少し明るくなる
女の子「ここだよ!あそこのすなばであそんでたの!」
「そっかぁ!よかった!
てか、お兄ちゃん飲み物買いに行ったんだよね。
のど乾いてない?よかったらこれ飲む?」
とカバンの中から帰りに買った
紙パックのオレンジジュースを見せる
女の子「うん!ありがとう♡」
可愛すぎる♡
わたしの胸は、いとも簡単に打ち抜かれた
「たぶんここで待ってればお兄ちゃん来るから
先にペンダント探そっか♡」
砂場に入り、砂の中をほじって探す
オレンジジュースを飲み終わった女の子も一緒に探す
「なかなか見つからないね…。
普通に探してもあんまり楽しくないから
一緒に何か作りながら探そっか♡」
女の子「うんっ!お城がいい!」
ペンダントを探しつつ穴を掘り
砂を集めて大きなお城をつくる
女の子「おねえちゃん、すごいっ!!」
女の子はすごく喜んでくれた
でも気づけば私も泥まみれだし
女の子も泥まみれ……
(やば。私はいいとしても
女の子までこんなに泥だらけに……!)
女の子「おねえちゃん、顔まで泥ついてるよ!」
とこんな小さな女の子に注意されてしまった
(こんなんで大丈夫か、高校1年生…!?)
「あ、ありがとう。へへ、汚れちゃったね」
女の子「うん。こんなによごれたのはじめて」
「え!?お姉さん、お兄ちゃんに怒られないかな?」
女の子「おにいちゃん、おこらないよ。
おこったとこみたことない」
「そうなの?優しいお兄さんなんだね!」
女の子「うんっ!」
「まぁ、もうここまで汚れちゃったし、
もう少し遊ぼっか♡」
2人で砂場を楽しんでいると
砂の中で硬い物がてにあたる
なんだろうと思って見てみると
それは銀色のペンダントだった
「もしかして、これ……?」
女の子にたずねると
女の子の顔がパーっと明るくなった
女の子「おねえちゃんありがとう♡」
「いいえ♡よかったね、見つかって」
女の子「うん!」
するとそこに遠くから男の人が走ってくるのが見えた
そして目の前で止まった
「って、リオくん!?」
女の子「おにぃちゃん!!」
リオくんは随分走り回っていたみたいで
すごい汗をかいている
リオ「……やっと見つけた!
なんでどこかにいったんだ!?」
リオくんは女の子に怒っているみたいだ
女の子「だって、だってペンダントがなくなっちゃって…それで…それで」
ええ〜んと泣き出す女の子
リオ「!?ご、ごめん。心配でつい…!
でもほんとにどこに行ってたんだ?」
そこでやっとリオくんがわたしに気付いた
リオ「あ…!お前はたしか、ミリア?
ミリアが見つけてくれたのか?」
「そうだよ〜。
なんかスタバの近くで泣いてたから声かけたら
公園で遊んでたって教えてくれたから
一緒に公園探してたの!」
リオ「そうだったのか。すまない」
「全然いいよ!楽しかったもんね♡?」
と女の子に聞くと
女の子「うん♡
おねえちゃんとお城つくったんだよ!ほら!」
リオ「そうか、遊んでもらってよかったな!」
リオくんの女の子を見る目は優しい
リオ「本当にありがとうな。」
?「おーい」
?「見つかったか?」
そこに走ってきたFT4のみんな
リオ「あぁ。ミリアが見つけてくれたらしい」
ユイ「え、ミリアが?」
メグ「ミリアちゃん、やるじゃ〜ん☆」
ダイ「ありがとな!」
そういうとダイくんは私の頭をポンポンと撫でる
ダイ「てか、なんでお前こんな砂まみれなんだ?」
「あ〜…ね!一緒にお城作ってたら…」
メグ「あ、ほんとだ〜っ!
あのお城、完成度高いね〜☆」
メグくんが私たちの作ったお城を見て言う
ユイ「ミリアのほうが楽しんでたんじゃねえの?」
とユイくんがニシシと笑う
「そんなことないよ〜、さすがに。女子高生だよ?」
まぁ、結構楽しんでたかもだけど…
イブ「まぁ。何はともあれ、お手柄だな」
ユイ「それにしても、よく汚したな〜2人とも。」
「あ。ごめんね、リオくん。
服とかこんなに汚しちゃって」
リオ「いや、服なんて大丈夫だ。
むしろミリアの制服のほうが…悪いな。
これじゃあ、電車乗れないだろう?」
「たしかに、これで電車はキツイかも…。
どうしよっかな〜」
ユイくんとメグくんが
さすがにこれは酷いよね〜なんて話をしている
リオ「俺の家でシャワー浴びてくか?」
ユイ・メグ「え!?」
「え、なんか悪いよ。
それに着替えとか持ってないから…」
メグ「あ、じゃあ、僕の服貸そうか?」
「ほんと?じゃあ、お願いしようかな。」
メグ「うん!じゃあ、後でリオの家に持ってくから
リオの家で待ってて〜☆」
「ありがとう♡」
イブ「じゃあ、俺は今から
仕事の打ち合わせがあるから帰るよ」
ダイ「俺も衣装の打ち合わせだから、またな!」
「またね〜」
残るのはリオくんと姪っ子ちゃんとユイくんと私
とりあえず服がないまま
リオくんの家に行くわけにもいかないので
もう少し公園で遊ぶ
今度は砂場でおままごとをして遊んだ
しばらく経ってリオくんの家に向かった
途中コンビニで下着だけ買った
リオくんの家につくと
メグくんが玄関の前で待っていた
メグ「も〜遅いよ〜!
ミリアちゃん、持ってきたよ〜っ」
「ありがとう♡助かります」
リオ「じゃあ、先にコイツを
シャワー浴びさせちゃうから少し待っててくれるか?」
「うん!じゃあ、汚れちゃうからここで待ってるね!」
と玄関待つ
ユイ「それにしても本当に汚しすぎだろ」
メグ「あっはは〜☆普通こんなに汚せないよね〜」
と笑う2人
「うう…耳が痛い」
3人で話しているとリオくんが呼びに来てくれた
お邪魔しま〜すと
そのままシャワー室に案内してもらう
メグくんから服をもらって
リオくんにタオルをかしてもらう
(人の家のお風呂ってなんか気を使うな…)
軽くシャワーを浴びさせてもらうと
メグくんが貸してくれた服を着る
白のパーカーとズボン。
サイズはちょっと大きいけど
女の子でも着やすい服を選んできてくれたメグくんに感謝する
ドライヤーが見当たらなかったので
髪の毛をタオルで巻いてみんなのところに戻る
「リオくん、シャワーありがとう!
メグくんも服ありがとう!」
リオ「あぁ。」
メグ「いいよ〜っ!なんかミリアちゃんが
僕の服着てるの可愛い〜♡」
ユイ「まぁ、いつもと違って新鮮だな」
「そういえばリオくん、ドライヤー借りてもいいかな?」
リオ「あぁ。そこにある、自由に使ってくれ」
「ありがとう!そういえば姪っ子ちゃんは??」
リオ「隣の部屋で寝てる。だいぶ疲れたらしい」
「そうなんだ。可愛いね」
ドライヤーを借りて髪を乾かす
ユイ「……なんかお風呂上がりっていいよなぁ〜」
メグ「あぁ〜わかる〜っ!なんか色っぽいよね☆」
「え?ちょっとからかわないでよ〜」
メグ「僕が髪の毛乾かしてあげる〜☆」
ユイ「はぁ?ずりぃ〜!俺が乾かす」
「自分で乾かせるから大丈夫だよーっ!」
いいから、いいから、と結局2人に乾かしてもらった
「あ、ありがと」
ユイ「おう!」
メグ「これくらいいつでも歓迎だよ〜☆」
ユイ「それにしても腹減ったな〜」
メグ「うん。お腹すいた〜。リオ〜、なんか作って〜」
リオ「あぁ。…ミリアも食べてくか?」
「え、いいの?」
メグ「いいよ、いいよ〜♪
リオの料理めっちゃうまいんだよ〜☆」
「そうなんだ!じゃあ、お願いしようかなっ」
リオ「あぁ。あいつの恩人だしな。
じゃあ今から作ってくるからくつろいでてくれ」
メグ「ミリアちゃん人生ゲームやろーっ」
「え、手伝ったりしなくていいの?」
ユイ「まぁ、いいだろ。俺らいても役立たないし」
「あ…あぁ。」
この前のユイくんを思い出して納得する
「じゃあ、まぁ、いっか!」
3人で人生ゲームをする
ユイ「げ!メグ、何回目の大富豪だよ〜」
メグ「そういうユイは、また借金だねー」
と笑うメグくん
この2人本当仲良くていいなー
しばらく遊んでいると
リオくんが迎えに来てくれた
「いただきまーす♡」
リオくんの作ってくれたご飯を食べる
「…!!めっちゃ美味しい♡」
ユイ「だろ?」
リオ「まぁ、料理が趣味だからな」
「リオくんって、真面目で優しくて
子供のお世話もできて料理もできるとか…
なんか理想の旦那さんって感じだね〜」
と感心していると
僕は僕は??と俺は俺は??
と外野がうるさいのでスルーする
その後もみんなで楽しく食事をして
辺りがだいぶ暗くなってきたので帰ることに。
「リオくん、今日はお邪魔しました。
料理もありがとうね!すっごいおいしかったよ」
リオ「いや、こちらこそ、
今日はあいつを助けてくれて本当にありがとう。
良かったらまたあいつに会いに遊びにきてくれ。
ミリアに凄いなついているみたいなんだ」
「えー、ほんと?めっちゃ嬉しい!
また遊ぼうねって言っておいて♡」
リオ「あぁ。」
じゃあね〜とリオくんにさよならする
ユイ「じゃ、俺今日用事あるからここで!
メグ、ミリアのことよろしくな」
メグ「はいは〜い☆任せて〜っ」
じゃあね、とユイくんと別れて
メグくんと帰る
「メグくん、いつも送ってもらっちゃってごめんね?」
メグ「全然大丈夫だよ!
そういえば桜丘高校もう少しで文化祭だよね!?」
「そうだよー!」
メグ「ミリアちゃんのクラスは何やるの〜?」
「劇だよ〜!メグくん、見に来てくれる?」
メグ「え〜☆絶対行く!!
ミリアちゃんは何の役やるの〜??」
「妖精の姫の役だよ〜。
勇次郎くんと愛蔵くんが王子様役やるんだぁ〜」
メグ「ええ!絶対可愛いじゃ〜んっ!!
でもリップリップが王子様かぁ〜、人気出そうだね〜」
「たしかに!完売しちゃうかもっ!」
メグ「ええ!僕絶対見に行くから
チケット取っといてーっ!!」
「じゃあ、たぶんチケットノルマあるから
メグくんにプレゼントするね♡」
メグ「え、ほんとに〜!?ありがと〜っ☆」
「あ、あとわたしミスコンにも出るから
よかったら応援来てくれたら嬉しいな♡」
メグ「え!桜丘高校のミスコンって
めっちゃレベル高いって聞いたよ!
候補に選ばれただけでもすごいよね!」
「そうなの?
あ、でもなんかスポンサーついてるとか言ってたかも」
メグ「そうなの?すごいね!絶対応援行くからね!」
「ありがとう♡」
メグくんと話していたら
あっという間に家についた
「メグくん!ありがとう」
メグ「いいよ〜!じゃあ、またね〜っ☆」
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