出会い
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夢の世界
昨日作った大量のクッキーを持って学校に行く
「あ、ひよりちゃんおはよーっ」
ひより「ミリアちゃんおはよーっ!」
「これ、昨日クッキー作ったから良かったら食べてー♡」
ひより「ええ〜!いいのー??めっちゃ嬉しい♡それにすっごい美味しそ〜っ♡」
「あ、樹里ちゃんも良かったらクッキー作ったから食べて♡」
樹里「ええ!ミリア、お菓子作りとかできるんだぁー!ありがとーっ♡」
「うん、お菓子作り結構好き♡」
自分の席に座る明智先生を見つけて
明智先生のところに走る
「明智先生っ!昨日クッキー作ったんで良かったら食べてください♪」
明智先生は少し驚いた顔をしたが
明智「ありがとうございます。いただきます」
と貰ってくれた
(勇次郎と愛蔵は、あとでいっか…)
と思っていたら渡すのを忘れて
もう放課後!!
とりあえず今日はまたあとで勇次郎と映画に行くから
勇次郎はあとで渡すとして
愛蔵のところに行って
愛蔵にクッキーを渡す
「愛蔵くん、昨日クッキー作ったからよかったら食べて?やっぱ甘いの苦手だから食べれないかな?」
甘い物苦手な人にお菓子あげるのとか
なんか逆に申し訳なくて
なんだかめっちゃ汐らしい感じになっちゃった自分にちょっと違和感を感じる
愛蔵「あ、ありがと。クッキーくらいなら食べれる」
「そっか!よかった!じゃ、また明日ね〜」
と愛蔵に挨拶をすると勇次郎と目があった
「勇次郎くん、今日何時に集合する??」
勇次郎「映画上映時間が6時半だから、6時くらいでいいんじゃない?」
「わかった!じゃあ、またあとでねっ!」
と、勇次郎と別れて急いで帰る
メグくんと連絡が取れたので
メグくんの学校の近くまで行き
みんなで食べてと
FT4のみんな用のクッキーを渡した
メグ「ミリアちゃんの手作りクッキーなんてめっちゃ嬉しい☆これ全部一人で貰っちゃおうかな〜っ」
「えぇ〜!」
メグ「嘘だよーん。ちゃんとみんなで食べるから安心してっ。ありがと〜っ☆」
「うん、こちらこそわざわざ受け取り来てくれてありがとう♡じゃあね〜」
メグくんと別れてから
星空くんと飛鳥くんに連絡をした
星空くんがちょうど近くにいたみたいで
わざわざ取りに来てくれた
星空「ミリアちゃーん!」
「あ、星空くん!わざわざごめんねっ!これクッキー、よかったら飛鳥くんと2人で食べて♡」
星空「わぁーい♡めためた嬉しい♡ありがと〜」
「めためた喜んでくれて私もめためた嬉しい♪」
じゃあ、またねと急いで家に向かう
家に着いて急いで着替えをして
髪とメイクを整えて
勇次郎と約束した映画館に向かう
「勇次郎くん、お待たせ!」
勇次郎「うん。じゃあ、行くよ」
(ちょっと冷たく感じるの気のせい?)
「うん!」
ドリンクとポップコーンを買って席に着く
「…勇次郎くん何か怒ってる?」
勇次郎「別に怒ってないよ。
それより赤点免れて良かったね」
よしよしと勇次郎くんが頭を撫でてくれた
「そっか、ならよかった。勇次郎くんのおかげだね」
勇次郎「まぁ、あんなに勉強して
この点数はちょっとやばいけどね」
「う…心に刺さる」
勇次郎「あ、もう映画始まるよ」
「ほんとだ」
キャラメルポップコーンをつまみながら
スクリーンを見ている勇次郎が可愛すぎる…
映画が始まる
『主人公は小さな時から声の出ない女の子
ある日隣のクラスの王子様に恋をする
隣のクラスの男の子は女の子のことを知らない
女の子はどうにかしてアピールしたいが
声が出ないので話すことができない
女の子ががんばってもがんばっても
なかなかうまく自分を知ってもらうことができず
序盤からもどかしい…。
中盤に入り、女の子は
男の子に手紙を書いて呼び出すことに成功した
女の子はこの気持ちをどうか伝えようと考えた結果
男の子にキスをすることに』
突然始まる濃厚なキスシーンに照れている私
ほてった顔を冷やそうと両手で頬を隠す
ふと横を見ると勇次郎くんと目が合ってしまった
(照れてるの見られて余計に恥ずかしい…)
『男の子と女の子は喋ることはできないが
何度もキスを重ねて、肌を重ねることで
お互いの気持ちに気づき始める
でも、それを男の子の友人に見られていた
男の子は友人にからかわれ
次第に女の子を避けるように
伝えたくても伝えられない
弁解したくても弁解することもできない女の子…』
女の子の気持ちを考えると辛くて涙が出てくる
とんとん、と隣から指でつつかれると
勇次郎がハンカチを貸してくれた
(……勇次郎ってほんと気が効くな、)
『映画は終盤。
女の子は次第に心を閉ざしていく
"誰にもわたしの声は届かない"
そんな時女の子の飼っていた猫が
重傷の怪我をして帰ってくる
声が出ないなりに嗚咽する女の子
そこにかすかな嗚咽を聞いて飛んできた男の子
急いで病院に連れて行こう!
男の子と女の子は急いで猫を病院に連れていく
先生が治療を行なっている間
女の子は男の子に聞いた
声にならない声で
"どうして気づいてくれたの?"
男の子は少し黙って
"聞こえたんだ 君の声が"』
(何これ、めっちゃ泣ける…)
涙が止まらない私を見て
勇次郎が笑っているのが見えた
『ラストシーンで
猫は助かり、男の子と女の子は結ばれ
ハッピーエンド♡
最後は女の子から男の子への
濃厚なキスでエンドロールに入った』
感動してぼーっとしている私
勇次郎は何も言わず待っていてくれた
「ごめんね、待たせちゃって」
勇次郎「大丈夫?すごい泣いてたみたいだけど」
とくすっと笑う勇次郎
「だって感動したんだもん。勇次郎くんはどうだった?」
勇次郎「確かに、感動したね。意外と面白かった」
「そうだよね!てか勇次郎くんってほんと気が効くよね」
勇次郎「…そう?」
「でもよく私が泣いてるの気付いたね。
………もしかしてずっと私のこと見てた?」
勇次郎「ふふ、どうかな?」
「え、それだったらめちゃくちゃ恥ずかしい」
ほてる顔を両手で隠す
勇次郎「まぁ、ラブシーンで照れてるのとか
感動してすごい泣いてたのは見てたけど」
「もう!恥ずかしすぎる…!!忘れて、今すぐ!」
勇次郎「やだ♪」
嬉しそうに笑う勇次郎くん
(そういえば機嫌治ってるみたい…。よかった♡)
映画観を出て暗くなった道を帰る
「あ、そういえばこれ勇次郎くんに!クッキー作ったからあげる!」
勇次郎「え?ありがとう」
少し驚いた顔の勇次郎
「勇次郎くんはたくさん食べてくれると思って
みんなよりたくさんにしといた♡」
勇次郎「…そうなんだ。明智先生と愛蔵にはあげて
僕にはくれないのかと思った」
「え?……もしかして最初、機嫌悪かったのって、そのせい?」
勇次郎「べ、べつに、機嫌悪くなかったし」
「ふふふ、なぁんだ、安心した♡」
勇次郎「…手。」
「ん?」
勇次郎「もう暗くて危ないから手繋いで帰ろ」
「……うん。」
帰り道、勇次郎と手を繋いで帰った
「勇次郎くん、今日はありがとう…」
勇次郎「うん。」
家に着いたのに勇次郎くんと別れるのが心寂しい…。
(…こういうのが恋っていうのかな?)
「………じゃあ、また明日ね」
勇次郎「うん。じゃあ、また明日」
離れるのが寂しくて、繋いだ手をなかなか離せない
勇次郎「…離れるの寂しいの?」
「うん…。」
勇次郎「はぁ…。」
ため息をつきながらも
私の頭を撫で撫でしてくれる勇次郎
勇次郎「また明日会えるんだから。」
「そうだよね…ごめんね。」
勇次郎「いいよ。全然気にしてないから」
「じゃあ、今度こそまた明日ね…!」
勇次郎「うん。……家帰ったら電話するから」
「え?ほんと??」
勇次郎「うん。じゃあね」
勇次郎と離れちゃったけど
あとで電話をくれるって言ってたから寂しくない
勇次郎にはいつも私の気持ちがバレてるみたい
いつも欲しい言葉をくれる…
今日の映画に出てきた王子様みたいに
声にならない声が、勇次郎にも聞こえてるのかな?
なーんて、らしくもないことを考えてしまう
てか普段ツンツンのくせに
こうゆう時ばっかり優しいのってずるくない?
あぁ…顔がほてる。
先にお風呂入って待ってよっと!
お風呂を出て髪の毛を乾かしていると
勇次郎から電話が来た
勇次郎「もしもし」
「もしもし!家着いた?」
勇次郎「うん。もう寂しくない?」
「うん。勇次郎くんと電話してるから♡」
勇次郎「そっか。もうお風呂入った?」
「うん。今髪の毛乾かしてたとこ!
勇次郎くんは、まだ入ってない?」
勇次郎「うん。今着いたばっかりだから」
「お風呂入ってきていいよ!今日遅くまで疲れたでしょ?放課後レッスンもあったんだよね?」
勇次郎「まぁね、じゃあ一回お風呂入ってくるから
またかけていい?」
「うん♡待ってる!」
勇次郎「わかった。じゃあ、またあとでね」
電話を切ってしばらくすると
勇次郎から電話がかかってきた
勇次郎「お待たせ」
「ううん。ごめんね?なんか無理言っちゃって」
勇次郎「べつに、大丈夫だよ」
「ありがとう!勇次郎くんのとこからお星様見える?」
勇次郎「うん。見えるよ。」
「…ねぇ、勇次郎くん知ってる?
流れ星ってね、私たちの目に見えてないだけで
いつでも流れてるんだって。
だからね見えてない時でも、いつでも星に願い事していいんだよ。」
勇次郎「何それ。」
くすくす笑う勇次郎
「え、何で笑ってるの〜?」
勇次郎「それで、いつもお願い事してるの?」
「うん!いつも願い事してるっ」
勇次郎「そうなんだ。お星様もそんなに願い事ばっかお願いされて大変だなと思って」
と笑う勇次郎くん
「でもちゃんと、いつもありがとうございます!
って一緒に伝えてるから大丈夫♪」
勇次郎「そっか、叶うといいね、お願い事。」
勇次郎の優しい声に耳が惹きつけられる
「うん。でももう叶ってるんだ」
勇次郎「そうなんだ!もう他に願い事はないの?」
「うん。今の生活が続きますよにって言うのが1番のお願い事。」
勇次郎「ふーん。変なの」
「そう?」
勇次郎は私が寝るまで
電話に付き合ってくれた
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夢の世界
昨日作った大量のクッキーを持って学校に行く
「あ、ひよりちゃんおはよーっ」
ひより「ミリアちゃんおはよーっ!」
「これ、昨日クッキー作ったから良かったら食べてー♡」
ひより「ええ〜!いいのー??めっちゃ嬉しい♡それにすっごい美味しそ〜っ♡」
「あ、樹里ちゃんも良かったらクッキー作ったから食べて♡」
樹里「ええ!ミリア、お菓子作りとかできるんだぁー!ありがとーっ♡」
「うん、お菓子作り結構好き♡」
自分の席に座る明智先生を見つけて
明智先生のところに走る
「明智先生っ!昨日クッキー作ったんで良かったら食べてください♪」
明智先生は少し驚いた顔をしたが
明智「ありがとうございます。いただきます」
と貰ってくれた
(勇次郎と愛蔵は、あとでいっか…)
と思っていたら渡すのを忘れて
もう放課後!!
とりあえず今日はまたあとで勇次郎と映画に行くから
勇次郎はあとで渡すとして
愛蔵のところに行って
愛蔵にクッキーを渡す
「愛蔵くん、昨日クッキー作ったからよかったら食べて?やっぱ甘いの苦手だから食べれないかな?」
甘い物苦手な人にお菓子あげるのとか
なんか逆に申し訳なくて
なんだかめっちゃ汐らしい感じになっちゃった自分にちょっと違和感を感じる
愛蔵「あ、ありがと。クッキーくらいなら食べれる」
「そっか!よかった!じゃ、また明日ね〜」
と愛蔵に挨拶をすると勇次郎と目があった
「勇次郎くん、今日何時に集合する??」
勇次郎「映画上映時間が6時半だから、6時くらいでいいんじゃない?」
「わかった!じゃあ、またあとでねっ!」
と、勇次郎と別れて急いで帰る
メグくんと連絡が取れたので
メグくんの学校の近くまで行き
みんなで食べてと
FT4のみんな用のクッキーを渡した
メグ「ミリアちゃんの手作りクッキーなんてめっちゃ嬉しい☆これ全部一人で貰っちゃおうかな〜っ」
「えぇ〜!」
メグ「嘘だよーん。ちゃんとみんなで食べるから安心してっ。ありがと〜っ☆」
「うん、こちらこそわざわざ受け取り来てくれてありがとう♡じゃあね〜」
メグくんと別れてから
星空くんと飛鳥くんに連絡をした
星空くんがちょうど近くにいたみたいで
わざわざ取りに来てくれた
星空「ミリアちゃーん!」
「あ、星空くん!わざわざごめんねっ!これクッキー、よかったら飛鳥くんと2人で食べて♡」
星空「わぁーい♡めためた嬉しい♡ありがと〜」
「めためた喜んでくれて私もめためた嬉しい♪」
じゃあ、またねと急いで家に向かう
家に着いて急いで着替えをして
髪とメイクを整えて
勇次郎と約束した映画館に向かう
「勇次郎くん、お待たせ!」
勇次郎「うん。じゃあ、行くよ」
(ちょっと冷たく感じるの気のせい?)
「うん!」
ドリンクとポップコーンを買って席に着く
「…勇次郎くん何か怒ってる?」
勇次郎「別に怒ってないよ。
それより赤点免れて良かったね」
よしよしと勇次郎くんが頭を撫でてくれた
「そっか、ならよかった。勇次郎くんのおかげだね」
勇次郎「まぁ、あんなに勉強して
この点数はちょっとやばいけどね」
「う…心に刺さる」
勇次郎「あ、もう映画始まるよ」
「ほんとだ」
キャラメルポップコーンをつまみながら
スクリーンを見ている勇次郎が可愛すぎる…
映画が始まる
『主人公は小さな時から声の出ない女の子
ある日隣のクラスの王子様に恋をする
隣のクラスの男の子は女の子のことを知らない
女の子はどうにかしてアピールしたいが
声が出ないので話すことができない
女の子ががんばってもがんばっても
なかなかうまく自分を知ってもらうことができず
序盤からもどかしい…。
中盤に入り、女の子は
男の子に手紙を書いて呼び出すことに成功した
女の子はこの気持ちをどうか伝えようと考えた結果
男の子にキスをすることに』
突然始まる濃厚なキスシーンに照れている私
ほてった顔を冷やそうと両手で頬を隠す
ふと横を見ると勇次郎くんと目が合ってしまった
(照れてるの見られて余計に恥ずかしい…)
『男の子と女の子は喋ることはできないが
何度もキスを重ねて、肌を重ねることで
お互いの気持ちに気づき始める
でも、それを男の子の友人に見られていた
男の子は友人にからかわれ
次第に女の子を避けるように
伝えたくても伝えられない
弁解したくても弁解することもできない女の子…』
女の子の気持ちを考えると辛くて涙が出てくる
とんとん、と隣から指でつつかれると
勇次郎がハンカチを貸してくれた
(……勇次郎ってほんと気が効くな、)
『映画は終盤。
女の子は次第に心を閉ざしていく
"誰にもわたしの声は届かない"
そんな時女の子の飼っていた猫が
重傷の怪我をして帰ってくる
声が出ないなりに嗚咽する女の子
そこにかすかな嗚咽を聞いて飛んできた男の子
急いで病院に連れて行こう!
男の子と女の子は急いで猫を病院に連れていく
先生が治療を行なっている間
女の子は男の子に聞いた
声にならない声で
"どうして気づいてくれたの?"
男の子は少し黙って
"聞こえたんだ 君の声が"』
(何これ、めっちゃ泣ける…)
涙が止まらない私を見て
勇次郎が笑っているのが見えた
『ラストシーンで
猫は助かり、男の子と女の子は結ばれ
ハッピーエンド♡
最後は女の子から男の子への
濃厚なキスでエンドロールに入った』
感動してぼーっとしている私
勇次郎は何も言わず待っていてくれた
「ごめんね、待たせちゃって」
勇次郎「大丈夫?すごい泣いてたみたいだけど」
とくすっと笑う勇次郎
「だって感動したんだもん。勇次郎くんはどうだった?」
勇次郎「確かに、感動したね。意外と面白かった」
「そうだよね!てか勇次郎くんってほんと気が効くよね」
勇次郎「…そう?」
「でもよく私が泣いてるの気付いたね。
………もしかしてずっと私のこと見てた?」
勇次郎「ふふ、どうかな?」
「え、それだったらめちゃくちゃ恥ずかしい」
ほてる顔を両手で隠す
勇次郎「まぁ、ラブシーンで照れてるのとか
感動してすごい泣いてたのは見てたけど」
「もう!恥ずかしすぎる…!!忘れて、今すぐ!」
勇次郎「やだ♪」
嬉しそうに笑う勇次郎くん
(そういえば機嫌治ってるみたい…。よかった♡)
映画観を出て暗くなった道を帰る
「あ、そういえばこれ勇次郎くんに!クッキー作ったからあげる!」
勇次郎「え?ありがとう」
少し驚いた顔の勇次郎
「勇次郎くんはたくさん食べてくれると思って
みんなよりたくさんにしといた♡」
勇次郎「…そうなんだ。明智先生と愛蔵にはあげて
僕にはくれないのかと思った」
「え?……もしかして最初、機嫌悪かったのって、そのせい?」
勇次郎「べ、べつに、機嫌悪くなかったし」
「ふふふ、なぁんだ、安心した♡」
勇次郎「…手。」
「ん?」
勇次郎「もう暗くて危ないから手繋いで帰ろ」
「……うん。」
帰り道、勇次郎と手を繋いで帰った
「勇次郎くん、今日はありがとう…」
勇次郎「うん。」
家に着いたのに勇次郎くんと別れるのが心寂しい…。
(…こういうのが恋っていうのかな?)
「………じゃあ、また明日ね」
勇次郎「うん。じゃあ、また明日」
離れるのが寂しくて、繋いだ手をなかなか離せない
勇次郎「…離れるの寂しいの?」
「うん…。」
勇次郎「はぁ…。」
ため息をつきながらも
私の頭を撫で撫でしてくれる勇次郎
勇次郎「また明日会えるんだから。」
「そうだよね…ごめんね。」
勇次郎「いいよ。全然気にしてないから」
「じゃあ、今度こそまた明日ね…!」
勇次郎「うん。……家帰ったら電話するから」
「え?ほんと??」
勇次郎「うん。じゃあね」
勇次郎と離れちゃったけど
あとで電話をくれるって言ってたから寂しくない
勇次郎にはいつも私の気持ちがバレてるみたい
いつも欲しい言葉をくれる…
今日の映画に出てきた王子様みたいに
声にならない声が、勇次郎にも聞こえてるのかな?
なーんて、らしくもないことを考えてしまう
てか普段ツンツンのくせに
こうゆう時ばっかり優しいのってずるくない?
あぁ…顔がほてる。
先にお風呂入って待ってよっと!
お風呂を出て髪の毛を乾かしていると
勇次郎から電話が来た
勇次郎「もしもし」
「もしもし!家着いた?」
勇次郎「うん。もう寂しくない?」
「うん。勇次郎くんと電話してるから♡」
勇次郎「そっか。もうお風呂入った?」
「うん。今髪の毛乾かしてたとこ!
勇次郎くんは、まだ入ってない?」
勇次郎「うん。今着いたばっかりだから」
「お風呂入ってきていいよ!今日遅くまで疲れたでしょ?放課後レッスンもあったんだよね?」
勇次郎「まぁね、じゃあ一回お風呂入ってくるから
またかけていい?」
「うん♡待ってる!」
勇次郎「わかった。じゃあ、またあとでね」
電話を切ってしばらくすると
勇次郎から電話がかかってきた
勇次郎「お待たせ」
「ううん。ごめんね?なんか無理言っちゃって」
勇次郎「べつに、大丈夫だよ」
「ありがとう!勇次郎くんのとこからお星様見える?」
勇次郎「うん。見えるよ。」
「…ねぇ、勇次郎くん知ってる?
流れ星ってね、私たちの目に見えてないだけで
いつでも流れてるんだって。
だからね見えてない時でも、いつでも星に願い事していいんだよ。」
勇次郎「何それ。」
くすくす笑う勇次郎
「え、何で笑ってるの〜?」
勇次郎「それで、いつもお願い事してるの?」
「うん!いつも願い事してるっ」
勇次郎「そうなんだ。お星様もそんなに願い事ばっかお願いされて大変だなと思って」
と笑う勇次郎くん
「でもちゃんと、いつもありがとうございます!
って一緒に伝えてるから大丈夫♪」
勇次郎「そっか、叶うといいね、お願い事。」
勇次郎の優しい声に耳が惹きつけられる
「うん。でももう叶ってるんだ」
勇次郎「そうなんだ!もう他に願い事はないの?」
「うん。今の生活が続きますよにって言うのが1番のお願い事。」
勇次郎「ふーん。変なの」
「そう?」
勇次郎は私が寝るまで
電話に付き合ってくれた
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