出会い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
目が覚めるとまた幸せな夢の世界
携帯を見れば、新着メッセージが2件
【おはよ。今日何か予定ある? 勇次郎】
【おは。今日どっか出かけね? 愛蔵】
(これはまさかの、リプリプからのデートの誘い?
こんな幸せな展開あって大丈夫?)
(いや、でも今日FT4の打ち上げに行くための
服を買いに行かなきゃいけないし…)
あ、いいこと考えた!と
2人にメッセージを送る
【勇次郎くんおはよ!
今日は渋谷に洋服を見に行くよーっ
良かったら一緒に行く??】
【愛蔵くん、おはよー!
渋谷でも大丈夫なら大歓迎ーっ!】
2人にメッセージを送って支度をする
服がないから今日は制服でいいや
待ち合わせ時間に渋谷に着いた
待ち合わせ場所で待っていると
「待ち合わせー?一緒に遊びに行かないー?」
といかにもチャラ男にナンパされた
「あー、ちょっと無理ですね。人待ってるんで」
と塩対応をしているが
なかなか引き下がってくれない
するとそこに
勇次郎・愛蔵「僕(俺)の彼女になんか用?」
と現れた
2人は顔を見合わせると
愛蔵「はぁ?なんでお前がいんの?」
勇次郎「こっちのセリフなんだけど」
と喧嘩を始めた
「ということで修羅場なんで、
お引き取り願いまーす」
とナンパしてきた人にサヨナラする
「2人ともおはよー!
今日はよろしくねっ」
と2人に挨拶する
でも2人はまだ不満そうな顔をしている
勇次郎「愛蔵がいるなんて聞いてないんだけど」
愛蔵「俺だってお前がいるなんて聞いてない」
「だって聞かれてないもん」
てへっと言って笑ってみた。
愛蔵「はぁ…。てかなんで渋谷?」
勇次郎「なんか洋服買いに行くんだよね?」
「そうそう!なんか今日の夜
FT4の打ち合わせ誘われちゃって…
服無いから買いに来たの!!」
愛蔵「はぁ?」
勇次郎「そんなの聞いてないけど」
「と言われましても…」
勇次郎「はぁ…」
ため息をつかれたので
よくわからないけどごめんね、と謝る
勇次郎「…まぁ、いいんじゃない。」
愛蔵「まぁ、早速見に行くか」
「うん!ありがとう」
早速お気に入りのショップを見に行く
「今日はせっかくだから3着くらい買おうかな」
店内を一通り見るけど
可愛い服がありすぎて迷う
一着は今日のFT4の打ち上げ用だから
まずはそれから選ぼう
あ、これ可愛いと目についたのは
黒のミニワンピース
この前買ったワンピースの色違いだ
(でもこの前、勇次郎に
丈短いって怒られたからな…)
と勇次郎くんをチラっと見つめる
勇次郎「なに?それ、この前の色違いじゃない?」
「よくわかったね!このデザイン可愛いんだもん」
勇次郎「まぁ、確かに似合ってはいたけど
買うなら1サイズ大きいのにしたら?」
「あぁ!たしかにねっ!じゃあ、これにする♡」
愛蔵「お前決めるの早いんだな。
女ってもっと遅そうなのに」
「そうかな?」
勇次郎「じゃあ、もう一着はこういうのどう?」
勇次郎の選んだのは薄いピンク色のワンピース
「可愛い♡買う!」
愛蔵「俺はこういうのいいと思う」
愛蔵が選んだのは
上がの花柄になっているセットアップ
「可愛い♡これも買う!」
勇次郎「じゃあ、僕が払う」
愛蔵「は?俺が払う」
「私、男の人に服買ってもらうの
あんまり好きじゃないから自分で払うよ!」
勇次郎「なんで?」
愛蔵「そういうのって嬉しいもんじゃないの?」
「嬉しい人もいるとは思うけど
私はなんか遠慮しちゃうかも。
アクセサリーとかなら嬉しいかもだけど」
勇次郎・愛蔵「ふーん。」
「じゃあ、買ってくるから待ってて〜」
(めっちゃ並んでる…)
ふと携帯を見ると
新着メッセージが来ていた
【今日ミリアちゃんに会えるの
めっちゃたのしみ〜☆
場所わかる??迎え行こっか?? メグ】
メグくんに返信をして
服を購入すると2人の元に戻る
「ごめんねー!遅くなっちゃって!」
勇次郎「うん。見たいものあったから大丈夫だよ」
愛蔵「あぁ。俺も」
(え、女物の店で見たいものって何?)
「ところで、今からどーする??」
愛蔵「あぁ…なんか腹へらね?」
勇次郎「うん。ちょっとお腹すいた」
「じゃあ、ご飯食べ行こーっ」
ショップを出てカフェに入る
勇次郎はオムライス
愛蔵はカルボナーラ
わたしはビーフシチューを食べる
「オムライス見てるとさ、
なんかメイドカフェって感じするよね」
勇次郎「そう?」
愛蔵「そうか?」
「うん。行ったことないの?」
勇次郎「ないよ」
愛蔵「俺もないな。興味ないし」
「そうなんだぁ。」
勇次郎「…なんで、そんなこと聞くの?」
愛蔵「ミリアだって行ったことないだろ?
女子だし」
「え?わたし、たま〜に働いてるよ。」
愛蔵・勇次郎「は?まじ?」
「え、まじまじ。それに意外と
女の子とかも来たりするんだよ」
愛蔵「そうなんだ。なんか意外だな」
勇次郎「てか、なんでバイト先メイド喫茶にしたの?」
「なんかキャラ作るの面白いじゃん。
時給もいいし。」
勇次郎「ふーん。……で?」
愛蔵「あぁ、それで?」
「ん?それでって何のこと?」
勇次郎「次いつ入ってんの?」
「え。なんで?」
愛蔵「見に行ってやるからに決まってんだろ」
ニッと笑う愛蔵と勇次郎
「え〜さすがに知り合いが来るのは恥ずかしい」
勇次郎「は?」
愛蔵「なんで?」
「何でって言われても…照れちゃうから?」
愛蔵「ふーん。よくわかんねぇな、女って」
勇次郎「だって知らない人には
愛想振りまけるってことでしょ?
僕達には愛想振りまけないってこと?」
ちょっと拗ねる勇次郎に
なんかもうOKするしかできず
「はいはい。言えばいいんでしょ〜。もう。
…今度は来週の日曜日に入ってるよ。」
愛蔵「はい、よくできました」
愛蔵が私の頭を撫でる
勇次郎「じゃ来週、愛蔵と行くから
僕らにも愛想振りまけるように練習しときなよ」
と意地悪な顔をする勇次郎
「はぁ…」
勇次郎「なに?なんか不満でもあるの?」
愛蔵「lip×lipの俺らが見に行ってあげるのに
文句なんてないよな?」
「はい…。ないです〜」
ご飯を食べ終わって
私と勇次郎はデザートを食べる
その横で愛蔵がコーヒーを飲んでいる
「愛蔵くんって甘いもの苦手なんだっけ?」
愛蔵「あぁ。あんまり好きじゃ無い」
「美味しいのに。ね、勇次郎くん」
勇次郎「うん。甘いもの食べれないとかもったない」
「ほんとほんと。
私のショートケーキ、一口食べてみなよ?」
とケーキをフォークで一口とって
愛蔵の前に差し出す
「ほらっ、おいしいよ?」
愛蔵は少し顔を赤くして
愛蔵「じゃあ、こっちを貰う」
とショートケーキの上のいちごをパクり
「………え?ありえない。
いちごショートのいちご食べちゃうとか
ありえないよね?ね?勇次郎くん?」
わかってくれるよね?の気持ちをこめて
勇次郎の方を向くと
勇次郎「まぁ。しょーがないんじゃない?」
とまさかの塩対応。
「え?デザート好きとして
勇次郎くんは絶対味方してくれると思ったのに!」
勇次郎「知〜らない」
とツンツンの勇次郎
酷い…と呟きながら
いちごの乗っていないショートケーキを食べる
そんな私に2人は少し笑っていた
「…あ、そろそろ帰って支度しないと!」
愛蔵「あぁ、FT4の打ち合わせ行くのか」
勇次郎「…暇だし、送ってあげる」
「あ、ありがとう。」
家に着くと支度をするため
一度2人に家に上がってもらう
2人を私の部屋に案内すると
洗面所で着替えをして
2人のところに戻る
(やっぱ黒も可愛い♡
丈は…あれ?あんま変わんないけど
若干長くなったかな?)
部屋に戻ると2人にソファーに座らせられる
「え、なに?」
勇次郎「僕達からの」
愛蔵「プレゼント」
「え?」
愛蔵に左手をとられ
手首にブレスレットを付けられる
あっけにとられていると
今度は勇次郎が、私の髪を耳にかけ
右耳にピアスをつける
「え、でも特別な日でもないのに…」
愛蔵「このブレスレットを見るたび
俺のこと思い出せよ」
と左手にキスをする愛蔵に
勇次郎「これで、いつでも一緒でしょ?」
と耳元でささやく勇次郎
赤面しただろう顔を隠したくて
三角座りをして膝で顔を隠す
愛蔵「パンツ見えてっぞ」
勇次郎「ほんとだ」
「え?うそ?」
と急いで顔を上げて足を伸ばす
勇次郎「嘘だよ」
愛蔵「騙されたな」
と笑う2人
「も〜。すぐからかうんだから!」
勇次郎「うん、でもよく似合ってる」
愛蔵「ああ、ほんとよく似合ってる」
そんなことをこんなイケメンに言われて
赤面しない人なんているんだろうか?
「あ、ありがとう…」
(もうわたし、幸せ過ぎて死んじゃわないかな…?)
2人がFT4のみんなと
待ち合わせをしているお店まで送ってくれた
「2人とも今日は本当にありがとう♡
ブレスレットもピアスも大切にするね」
勇次郎が耳に付けたピアスを触り
愛蔵がブレスレットをつけた手を触る
「ちょっと待って、くすぐったいし恥ずかしい」
勇次郎「ほんとは行かせたくないけど」
愛蔵「まぁ、今日は我慢してやる」
(え?え?これ恋愛フラグですか?)
「え?え??
2人ともいつもこんな感じだったっけ?」
勇次郎「だって、ミリアがフラフラしてるから」
愛蔵「ほ〜んと、お前は
俺のことだけ見てればいいのに」
愛蔵が頭をぽんぽんと撫でる
勇次郎「は?なんで愛蔵なわけ?
ミリアは僕だけ見てればいいよ」
「え?これなに?
わたし、弄ばれてる?大丈夫?」
愛蔵「はぁ。…まぁ、気をつけて行ってこいよ!」
勇次郎「まぁ、なんかあったら連絡して。」
「うん。ありがとう♡」
愛蔵と勇次郎とわかれて
お店に入ると個室に案内された
そこにはFT4のメンバーがもう集まっていた
メグ「あー、ミリアちゃんだぁ!
おいでおいで〜☆僕の隣空いてるよ〜ん」
「あ、こんばんは〜!みなさんお疲れ様です!
せっかくの打ち上げなのに
呼んでもらってありがとうございます♡」
「いいからいいから〜☆」
とそそくさとメグくんの隣に連れていかれる
「あ、メグばっかずりぃ〜」
とユイくんが反対側の隣につく
リオ「なに飲む?」
「あ、じゃあメロンソーダお願いします」
リオ「そんな気を使わなくてもいい。
せっかくの席だし」
「うん。ありがとう!」
メグ「ミリアちゃん、メロンソーダ好きなんだぁ。
なんか可愛い〜☆」
ユイ「そんなこと言ってメグだって
コーラ飲んでんじゃん」
メグ「え〜、コーラより
メロンソーダの方が可愛くないー?」
ユイ「いや、どっちも同じだろ〜」
イブ「ところで、ミリアは
なんでそんなlip×lipと仲がいいんだ?」
「なんでと言われましても…
いちよう、ただのクラスメートです…?」
リオ「疑問文になってるが」
イブ「ただのクラスメートが
わざわざこんなとこまで送ってくれたのか…」
メグ「えー!!
アイツらがここまで送ってくれたのー??」
「う…うん。」
ダイ「へぇ〜、アイツらがな〜。なんか意外だな」
「うーん、そうかなぁ?」
しばらくの間、飲んだり食べたり
楽しく過ごしていると
イブ「じゃあ、そろそろ行くか」
ダイ「あぁ。待ってたぜ、第2会場」
「第2会場…?」
メグ「そうそう!行こ行こ〜っ」
と連れてこられたのはカラオケ
「まさか、FT4とカラオケに来れるなんて…!」
ユイ「ミリア、何歌う〜?」
「え?一曲目とかほんと無理なんだけど。
みんなが歌ったあとに歌うよー!」
リオ「だが、俺らが歌ったあとも
逆に歌いづらくないか?」
「あ〜、たしかに。
でもやっぱり1曲目はちょっと…」
ユイ「じゃあ、俺1ば〜ん!」
〜〜♪
ユイくんが1曲目を歌う
(さすが上手だなぁ〜)
「ユイくん、やっぱり上手だね〜!」
ユイ「ありがとな。
てかはやくミリアの歌聞きたいんだけど」
メグ「僕も僕も〜!!」
「ん〜じゃあ、そろそろ歌おうかな〜」
〜〜♪〜〜♪
ユイ「ミリアめっちゃうまいじゃん!!」
メグ「ほんとめっちゃうまかったよ〜!!」
イブ「あぁ。まさか、こんなにうまいとはな」
ダイ「確かに上手いな。
まぁ、俺ほどじゃないけど」
リオ「歌手デビューとかしないのか?」
「前はアイドルとか歌手とか憧れてたけど…
今はそんなにかな〜」
メグ「えぇ〜!絶対もったないよ〜!」
イブ「あぁ。俺たちの事務所、紹介するか?」
「ありがとうございます。
でも、今は迷いがあるので…」
イブ「そうか。
まぁ、やる気になればいつでも紹介するぞ」
「ありがとうございます」
そのあと2時間ほど歌って
メグくんとユイくんが家まで送ってくれた
「今日はありがとう!
わざわざ送ってもらっちゃってごめんね」
メグ「送るのなんてあったりまえだよ〜!」
ユイ「そうそう。ミリア、
俺らのライブでもナンパされてたんだろ?」
「あぁ〜。そういえばそうだったね」
ユイ「まぁ、普段はアイツらついてるから
安心かもしれないけど、たまには俺らも頼れよ」
メグ「そうそう!ミリアちゃんなら
いつでも大歓迎だよ〜っ☆」
「ありがとうっ。
じゃあまた、頼らせてもらいます♡」
じゃあ、おやすみ〜と
2人にばいばいして家に入る
家に帰って携帯を見ると
新着メッセージが来ていた
【もう家着いた? 勇次郎】
【今日大丈夫だったか?愛蔵】
(2人とも、心配症だな…)
とついニヤけてしまう
2人に返信して、ソファで目を閉じると
いつのまにかまた意識が飛んだ
.
目が覚めるとまた幸せな夢の世界
携帯を見れば、新着メッセージが2件
【おはよ。今日何か予定ある? 勇次郎】
【おは。今日どっか出かけね? 愛蔵】
(これはまさかの、リプリプからのデートの誘い?
こんな幸せな展開あって大丈夫?)
(いや、でも今日FT4の打ち上げに行くための
服を買いに行かなきゃいけないし…)
あ、いいこと考えた!と
2人にメッセージを送る
【勇次郎くんおはよ!
今日は渋谷に洋服を見に行くよーっ
良かったら一緒に行く??】
【愛蔵くん、おはよー!
渋谷でも大丈夫なら大歓迎ーっ!】
2人にメッセージを送って支度をする
服がないから今日は制服でいいや
待ち合わせ時間に渋谷に着いた
待ち合わせ場所で待っていると
「待ち合わせー?一緒に遊びに行かないー?」
といかにもチャラ男にナンパされた
「あー、ちょっと無理ですね。人待ってるんで」
と塩対応をしているが
なかなか引き下がってくれない
するとそこに
勇次郎・愛蔵「僕(俺)の彼女になんか用?」
と現れた
2人は顔を見合わせると
愛蔵「はぁ?なんでお前がいんの?」
勇次郎「こっちのセリフなんだけど」
と喧嘩を始めた
「ということで修羅場なんで、
お引き取り願いまーす」
とナンパしてきた人にサヨナラする
「2人ともおはよー!
今日はよろしくねっ」
と2人に挨拶する
でも2人はまだ不満そうな顔をしている
勇次郎「愛蔵がいるなんて聞いてないんだけど」
愛蔵「俺だってお前がいるなんて聞いてない」
「だって聞かれてないもん」
てへっと言って笑ってみた。
愛蔵「はぁ…。てかなんで渋谷?」
勇次郎「なんか洋服買いに行くんだよね?」
「そうそう!なんか今日の夜
FT4の打ち合わせ誘われちゃって…
服無いから買いに来たの!!」
愛蔵「はぁ?」
勇次郎「そんなの聞いてないけど」
「と言われましても…」
勇次郎「はぁ…」
ため息をつかれたので
よくわからないけどごめんね、と謝る
勇次郎「…まぁ、いいんじゃない。」
愛蔵「まぁ、早速見に行くか」
「うん!ありがとう」
早速お気に入りのショップを見に行く
「今日はせっかくだから3着くらい買おうかな」
店内を一通り見るけど
可愛い服がありすぎて迷う
一着は今日のFT4の打ち上げ用だから
まずはそれから選ぼう
あ、これ可愛いと目についたのは
黒のミニワンピース
この前買ったワンピースの色違いだ
(でもこの前、勇次郎に
丈短いって怒られたからな…)
と勇次郎くんをチラっと見つめる
勇次郎「なに?それ、この前の色違いじゃない?」
「よくわかったね!このデザイン可愛いんだもん」
勇次郎「まぁ、確かに似合ってはいたけど
買うなら1サイズ大きいのにしたら?」
「あぁ!たしかにねっ!じゃあ、これにする♡」
愛蔵「お前決めるの早いんだな。
女ってもっと遅そうなのに」
「そうかな?」
勇次郎「じゃあ、もう一着はこういうのどう?」
勇次郎の選んだのは薄いピンク色のワンピース
「可愛い♡買う!」
愛蔵「俺はこういうのいいと思う」
愛蔵が選んだのは
上がの花柄になっているセットアップ
「可愛い♡これも買う!」
勇次郎「じゃあ、僕が払う」
愛蔵「は?俺が払う」
「私、男の人に服買ってもらうの
あんまり好きじゃないから自分で払うよ!」
勇次郎「なんで?」
愛蔵「そういうのって嬉しいもんじゃないの?」
「嬉しい人もいるとは思うけど
私はなんか遠慮しちゃうかも。
アクセサリーとかなら嬉しいかもだけど」
勇次郎・愛蔵「ふーん。」
「じゃあ、買ってくるから待ってて〜」
(めっちゃ並んでる…)
ふと携帯を見ると
新着メッセージが来ていた
【今日ミリアちゃんに会えるの
めっちゃたのしみ〜☆
場所わかる??迎え行こっか?? メグ】
メグくんに返信をして
服を購入すると2人の元に戻る
「ごめんねー!遅くなっちゃって!」
勇次郎「うん。見たいものあったから大丈夫だよ」
愛蔵「あぁ。俺も」
(え、女物の店で見たいものって何?)
「ところで、今からどーする??」
愛蔵「あぁ…なんか腹へらね?」
勇次郎「うん。ちょっとお腹すいた」
「じゃあ、ご飯食べ行こーっ」
ショップを出てカフェに入る
勇次郎はオムライス
愛蔵はカルボナーラ
わたしはビーフシチューを食べる
「オムライス見てるとさ、
なんかメイドカフェって感じするよね」
勇次郎「そう?」
愛蔵「そうか?」
「うん。行ったことないの?」
勇次郎「ないよ」
愛蔵「俺もないな。興味ないし」
「そうなんだぁ。」
勇次郎「…なんで、そんなこと聞くの?」
愛蔵「ミリアだって行ったことないだろ?
女子だし」
「え?わたし、たま〜に働いてるよ。」
愛蔵・勇次郎「は?まじ?」
「え、まじまじ。それに意外と
女の子とかも来たりするんだよ」
愛蔵「そうなんだ。なんか意外だな」
勇次郎「てか、なんでバイト先メイド喫茶にしたの?」
「なんかキャラ作るの面白いじゃん。
時給もいいし。」
勇次郎「ふーん。……で?」
愛蔵「あぁ、それで?」
「ん?それでって何のこと?」
勇次郎「次いつ入ってんの?」
「え。なんで?」
愛蔵「見に行ってやるからに決まってんだろ」
ニッと笑う愛蔵と勇次郎
「え〜さすがに知り合いが来るのは恥ずかしい」
勇次郎「は?」
愛蔵「なんで?」
「何でって言われても…照れちゃうから?」
愛蔵「ふーん。よくわかんねぇな、女って」
勇次郎「だって知らない人には
愛想振りまけるってことでしょ?
僕達には愛想振りまけないってこと?」
ちょっと拗ねる勇次郎に
なんかもうOKするしかできず
「はいはい。言えばいいんでしょ〜。もう。
…今度は来週の日曜日に入ってるよ。」
愛蔵「はい、よくできました」
愛蔵が私の頭を撫でる
勇次郎「じゃ来週、愛蔵と行くから
僕らにも愛想振りまけるように練習しときなよ」
と意地悪な顔をする勇次郎
「はぁ…」
勇次郎「なに?なんか不満でもあるの?」
愛蔵「lip×lipの俺らが見に行ってあげるのに
文句なんてないよな?」
「はい…。ないです〜」
ご飯を食べ終わって
私と勇次郎はデザートを食べる
その横で愛蔵がコーヒーを飲んでいる
「愛蔵くんって甘いもの苦手なんだっけ?」
愛蔵「あぁ。あんまり好きじゃ無い」
「美味しいのに。ね、勇次郎くん」
勇次郎「うん。甘いもの食べれないとかもったない」
「ほんとほんと。
私のショートケーキ、一口食べてみなよ?」
とケーキをフォークで一口とって
愛蔵の前に差し出す
「ほらっ、おいしいよ?」
愛蔵は少し顔を赤くして
愛蔵「じゃあ、こっちを貰う」
とショートケーキの上のいちごをパクり
「………え?ありえない。
いちごショートのいちご食べちゃうとか
ありえないよね?ね?勇次郎くん?」
わかってくれるよね?の気持ちをこめて
勇次郎の方を向くと
勇次郎「まぁ。しょーがないんじゃない?」
とまさかの塩対応。
「え?デザート好きとして
勇次郎くんは絶対味方してくれると思ったのに!」
勇次郎「知〜らない」
とツンツンの勇次郎
酷い…と呟きながら
いちごの乗っていないショートケーキを食べる
そんな私に2人は少し笑っていた
「…あ、そろそろ帰って支度しないと!」
愛蔵「あぁ、FT4の打ち合わせ行くのか」
勇次郎「…暇だし、送ってあげる」
「あ、ありがとう。」
家に着くと支度をするため
一度2人に家に上がってもらう
2人を私の部屋に案内すると
洗面所で着替えをして
2人のところに戻る
(やっぱ黒も可愛い♡
丈は…あれ?あんま変わんないけど
若干長くなったかな?)
部屋に戻ると2人にソファーに座らせられる
「え、なに?」
勇次郎「僕達からの」
愛蔵「プレゼント」
「え?」
愛蔵に左手をとられ
手首にブレスレットを付けられる
あっけにとられていると
今度は勇次郎が、私の髪を耳にかけ
右耳にピアスをつける
「え、でも特別な日でもないのに…」
愛蔵「このブレスレットを見るたび
俺のこと思い出せよ」
と左手にキスをする愛蔵に
勇次郎「これで、いつでも一緒でしょ?」
と耳元でささやく勇次郎
赤面しただろう顔を隠したくて
三角座りをして膝で顔を隠す
愛蔵「パンツ見えてっぞ」
勇次郎「ほんとだ」
「え?うそ?」
と急いで顔を上げて足を伸ばす
勇次郎「嘘だよ」
愛蔵「騙されたな」
と笑う2人
「も〜。すぐからかうんだから!」
勇次郎「うん、でもよく似合ってる」
愛蔵「ああ、ほんとよく似合ってる」
そんなことをこんなイケメンに言われて
赤面しない人なんているんだろうか?
「あ、ありがとう…」
(もうわたし、幸せ過ぎて死んじゃわないかな…?)
2人がFT4のみんなと
待ち合わせをしているお店まで送ってくれた
「2人とも今日は本当にありがとう♡
ブレスレットもピアスも大切にするね」
勇次郎が耳に付けたピアスを触り
愛蔵がブレスレットをつけた手を触る
「ちょっと待って、くすぐったいし恥ずかしい」
勇次郎「ほんとは行かせたくないけど」
愛蔵「まぁ、今日は我慢してやる」
(え?え?これ恋愛フラグですか?)
「え?え??
2人ともいつもこんな感じだったっけ?」
勇次郎「だって、ミリアがフラフラしてるから」
愛蔵「ほ〜んと、お前は
俺のことだけ見てればいいのに」
愛蔵が頭をぽんぽんと撫でる
勇次郎「は?なんで愛蔵なわけ?
ミリアは僕だけ見てればいいよ」
「え?これなに?
わたし、弄ばれてる?大丈夫?」
愛蔵「はぁ。…まぁ、気をつけて行ってこいよ!」
勇次郎「まぁ、なんかあったら連絡して。」
「うん。ありがとう♡」
愛蔵と勇次郎とわかれて
お店に入ると個室に案内された
そこにはFT4のメンバーがもう集まっていた
メグ「あー、ミリアちゃんだぁ!
おいでおいで〜☆僕の隣空いてるよ〜ん」
「あ、こんばんは〜!みなさんお疲れ様です!
せっかくの打ち上げなのに
呼んでもらってありがとうございます♡」
「いいからいいから〜☆」
とそそくさとメグくんの隣に連れていかれる
「あ、メグばっかずりぃ〜」
とユイくんが反対側の隣につく
リオ「なに飲む?」
「あ、じゃあメロンソーダお願いします」
リオ「そんな気を使わなくてもいい。
せっかくの席だし」
「うん。ありがとう!」
メグ「ミリアちゃん、メロンソーダ好きなんだぁ。
なんか可愛い〜☆」
ユイ「そんなこと言ってメグだって
コーラ飲んでんじゃん」
メグ「え〜、コーラより
メロンソーダの方が可愛くないー?」
ユイ「いや、どっちも同じだろ〜」
イブ「ところで、ミリアは
なんでそんなlip×lipと仲がいいんだ?」
「なんでと言われましても…
いちよう、ただのクラスメートです…?」
リオ「疑問文になってるが」
イブ「ただのクラスメートが
わざわざこんなとこまで送ってくれたのか…」
メグ「えー!!
アイツらがここまで送ってくれたのー??」
「う…うん。」
ダイ「へぇ〜、アイツらがな〜。なんか意外だな」
「うーん、そうかなぁ?」
しばらくの間、飲んだり食べたり
楽しく過ごしていると
イブ「じゃあ、そろそろ行くか」
ダイ「あぁ。待ってたぜ、第2会場」
「第2会場…?」
メグ「そうそう!行こ行こ〜っ」
と連れてこられたのはカラオケ
「まさか、FT4とカラオケに来れるなんて…!」
ユイ「ミリア、何歌う〜?」
「え?一曲目とかほんと無理なんだけど。
みんなが歌ったあとに歌うよー!」
リオ「だが、俺らが歌ったあとも
逆に歌いづらくないか?」
「あ〜、たしかに。
でもやっぱり1曲目はちょっと…」
ユイ「じゃあ、俺1ば〜ん!」
〜〜♪
ユイくんが1曲目を歌う
(さすが上手だなぁ〜)
「ユイくん、やっぱり上手だね〜!」
ユイ「ありがとな。
てかはやくミリアの歌聞きたいんだけど」
メグ「僕も僕も〜!!」
「ん〜じゃあ、そろそろ歌おうかな〜」
〜〜♪〜〜♪
ユイ「ミリアめっちゃうまいじゃん!!」
メグ「ほんとめっちゃうまかったよ〜!!」
イブ「あぁ。まさか、こんなにうまいとはな」
ダイ「確かに上手いな。
まぁ、俺ほどじゃないけど」
リオ「歌手デビューとかしないのか?」
「前はアイドルとか歌手とか憧れてたけど…
今はそんなにかな〜」
メグ「えぇ〜!絶対もったないよ〜!」
イブ「あぁ。俺たちの事務所、紹介するか?」
「ありがとうございます。
でも、今は迷いがあるので…」
イブ「そうか。
まぁ、やる気になればいつでも紹介するぞ」
「ありがとうございます」
そのあと2時間ほど歌って
メグくんとユイくんが家まで送ってくれた
「今日はありがとう!
わざわざ送ってもらっちゃってごめんね」
メグ「送るのなんてあったりまえだよ〜!」
ユイ「そうそう。ミリア、
俺らのライブでもナンパされてたんだろ?」
「あぁ〜。そういえばそうだったね」
ユイ「まぁ、普段はアイツらついてるから
安心かもしれないけど、たまには俺らも頼れよ」
メグ「そうそう!ミリアちゃんなら
いつでも大歓迎だよ〜っ☆」
「ありがとうっ。
じゃあまた、頼らせてもらいます♡」
じゃあ、おやすみ〜と
2人にばいばいして家に入る
家に帰って携帯を見ると
新着メッセージが来ていた
【もう家着いた? 勇次郎】
【今日大丈夫だったか?愛蔵】
(2人とも、心配症だな…)
とついニヤけてしまう
2人に返信して、ソファで目を閉じると
いつのまにかまた意識が飛んだ
.