.







そして次の日、学校に向かえば


いままで冷たい視線を向けられたのが

みんな温かい視線を向けてくれるようになった






女子の先輩たちはまだグチグチ言っていたけど

学校に新設された私のファンクラブの子達が

私のことを守ってくれるようになって



そのファンクラブの子にこっぴどく言われたらしい先輩達は


そのうち私に何も関わらなくなっていた








そして数日後…


天気は快晴。いじめも無くなって心も軽い♪


そしてるんるん気分で学校に到着すると…





勇次郎が、るんるん気分の私に


勇次郎「テスト勉強した？」


と恐ろしいことを言い出した







「……テスト勉強？」




愛蔵「お前、テストのこと忘れてただろ？」


「え…？いつだっけ？」


勇次郎「今日だけど」







「え〜！そんな事もう少し早く言ってよ〜！！」


勇次郎「てか普通知ってるものだと思うでしょ」


愛蔵「知らないのなんて（名前）くらいだろ。笑」







「完全に忘れてた…オワタ」


勇次郎「補習がんばれ〜」


愛蔵「そうだな。」







明智先生をうるうるの瞳で見つめてみたけど

ニコっと爽やかな笑みをくれて終わった




（ですよね〜…）







そして、テスト勉強を全然していなかった私は

もちろん赤点を取るわけで…

1人補習を受けることに…








「蓮くん、ごめん…」


蓮「……」


（無言の圧力って怖いよね〜）





蓮「せっかく人気戻ってきて、
むしろあれ以来ファンがめちゃくちゃ増えてきて
忙しいって言うのに…はぁ……。」


「すみません…」









.