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次の日
学校に着けば、感じるのは冷たい視線
「出た、悪魔」
「相当男遊び酷いらしいよ」
「よく学校来れたよね」
なんてわざと聞こえるように言ってくる人たち…
(……だる。)
でもこんなところで悲しい顔してられない
悲しい顔をすれば喜ぶのは犯人だ
周りの人にも迷惑かけて
蓮くんをマネージャーから降ろして…
人のことを不幸にしてる人が
笑ってるなんて許せない
だから私は絶対暗い顔なんてしない…!
こんなことで負けないもん!
と下駄箱に行けば
わたしの靴入れ場は
嫌な言葉で酷く落書きされていた
(…幼稚かよ!しかも、上靴無いし。)
とりあえず来客用のスリッパで教室に向かう
廊下を歩けば冷たい視線が降り注ぐ
やっとクラスの前に着く
(はぁ…。クラスのみんなも……)
意を決して教室に入れば
女子1「(名前)ちゃんおはよー!」
女子2「大丈夫!?」
女子3「心配してたよー!」
なんてクラスの女子が話しかけてくれる…
(クラスの子は変わらずいてくれる…それだけで十分!)
「みんな、ありがとう♡」
席に着けば愛蔵も勇次郎ももう席に座っている
少し不安げな2人と目が合う
でも今は関われないんだ…
ほとぼりが冷めて
蓮くんがマネージャーに戻ってきてくれるまでは。
樹里「(名前)〜!!大丈夫!?」
ひより「…辛いことあればいつでも言ってね!??」
「2人ともありがとう♡こんなの余裕だって♪」
樹里「さっすが〜♪でも無理しないでよ〜?」
「うん!」
そして明智先生が入ってくる
チラッと先生と目が合う
明智「みなさんおはよう御座います」
そしてホームルームが終わると
先生に生徒指導室に呼ばれた
明智「姫野、大丈夫か?」
「はい、先生♪」
と明るく言ってみれば
明智先生はため息をつく
明智「嫌がらせなどされたときはすぐに言うように」
「はーい。」
明智「なにか、言うことは?」
「特にないですけど……?」
明智「そうか。じゃあ、なんで来客用のスリッパを?」
「あ〜、上靴どっか置いてきちゃって…」
明智「はぁ…。もう少し頼ってもらえると嬉しいんだが…」
「頼ってますよ?
でも必殺技は最後までとっとくタイプなんで♡
どーしても無理になったらまた言います♪」
明智「いや、無理になる前に言ってくれ」
「あ〜…じゃあ、瀕死くらいになったら♪」
明智「ゲームじゃないんだから…」
と先生はため息をつくと
「はい、どうぞ」
と私に棒付きの飴をくれた
「ありがとうございます♪」
と指導室を出た。
教室に戻り、授業を受ける。
(そういえば今度テストじゃん…)
いつも手伝ってくれる人がいたから何とかなったけど…
このままじゃやばい…。
そんなことを考えながら過ごしていると
昼休み、上級生の女の先輩方5人組に呼ばれた
呼ばれたのは体育館裏
(はぁ…テンプレかよ…。)
先輩1「あんた調子乗りすぎじゃない?」
先輩2「男たぶらかして楽しい?うちら本気でファンやってんだけど」
先輩3「ちょっと可愛いからって、そのぶりっこなんなの?全然可愛くないから」
(………スーパーだる〜重〜)
先輩1「てかさっきから何なの、その態度」
(女のやっかみって醜いなぁ〜。
顔歪んでるし、全然可愛くないな〜。やだやだ)
先輩2「黙ってないで、なんか言えよ!」
と急に大声を出す先輩
「いや、醜いなと思って…。」
大声で怒鳴られてつい本音が出てしまった私…
「あ…。」
(いや、火に油を注いでどうする…!)
その言葉で完全に我を忘れて怒り狂う先輩たち
(どうしよう…めっちゃ怒ってる…)
すると先輩の1人が近くにあった
バケツの水を私にぶちまける
「ひゃ…!」
びしょびしょに濡れる私
そこに
男の子「…ちょっと!何してんの!?」
と男の子が現れた
先輩たちは流石にまずいと思ったのか
足早に逃げて行く…
男の子「大丈夫…?姫?」
「え?」
男の子「覚えてない?僕だよ!青木!」
「えーー!!?1年生の時同じだった青山くん?」
青木「そうそう!久しぶりだね〜」
「てか、外見変わりすぎじゃない?全然わからなかったんだけど」
青木「そうかな?眼鏡辞めたんだよね。
あと、髪の毛も染めてみた!」
そう言う青木くんは前の真面目な優等生の感じではなく
普通に優しい系のイケメンに化している
「いや、何その眼鏡外したらイケメンでしたみたいなありきたりなパターン!」
青木「姫は相変わらず面白いね。てか、大丈夫?」
「あ、そうだった!服びしょびしょじゃーーん」
青木「僕のジャージ持ってこようか?」
「あ〜。でもまたイケメンたぶらかしてとか言われない?」
青木「あ〜男子用のジャージはまずいか…」
「あ、ひよりちゃん貸してくれないかなぁ〜…」
青木「涼海…?あ、じゃあ、僕聞いてくるよ」
「ほんと〜?ありがとう♡」
青木「いえいえ。姫はいつまでたっても僕の姫だからね」
「青山くん、そんなキャラだっけ〜?」
青木「うん。僕のことは召使いだと思ってくれていいよ」
「何それ、どMじゃん。笑」
そんな会話に自然と笑みが溢れる
青木「はは、姫はやっぱ笑顔じゃないと…」
と優しくニコっと笑う青木くんは
一瞬だけ王子様みたいに見えた
そして、ひよりちゃんを連れて青木くんが戻ってくる
「青山くん、ありがとね!まだ困ったら呼びつけるから♪わたしの召使いさん」
と言えば
青木「喜んで♪姫の仰せのままに」
なんて優しく笑ってくれる青木くんにバイバイをして
早速ひよりちゃんの持ってきてくれた体操服に着替える
「ひよりちゃん、わざわざごめんね。ありがとう♡」
ひより「全然大丈夫だよ!
でも(名前)ちゃんこそ大丈夫??」
「青山くんのおかげで大丈夫だった♪」
とジャージに着替えて教室に向かう
でも髪の毛はまだびしょびしょだ
教室につけば古典の授業が始まる直前だった
「わ、ぎりぎりセーフ♪」
明智先生は私を見て驚いた顔をしている
(そりゃ、いかにも水かけられました…みたいな感じでてるよね)
席に着く瞬間、愛蔵と勇次郎と目が合った
2人はなんだか苦虫を噛み潰したような
悔しそうな顔をしていた
とりあえず古典の準備をして授業をうける
髪の毛が濡れていて気持ち悪い…
しかも今日寒いし…
とりあえず暇だからこっそり携帯で
青木くんに
「さっきはありがとう!」
のメッセージを送った
授業を受けながら
あー…なんかやる気出ないな〜
なんで私こんな嫌がらせ受けてるんだろ〜
なんて頭の中でループする
明智「野さん…姫野さん…!」
「…え?」
明智先生の声でハッと意識を取り戻す
明智「授業中はぼーっとせず集中してください。
もうすぐテストですからね」
「あ、はい。」
明智先生は少し心配したような顔で私を見つめる
そして、放課後。
事務所に行ってもやることもないから
ジャージのまま一人で家に帰宅する
「はぁ…。つまんないなぁ〜」
なんて言ってられるだけ
まだ精神力は残っている
家に居てもつまらないし、やることもないし
テンションも下がるだけだから
そんな時こそとびっきりオシャレして
街に出かけたいもんなんだけど…
しばらくは大人しくしといてくれと
社長から直々に忠告されてはそうもいかない…
家に帰って、何もすることもなくて
携帯を見つめる…。
「はぁ〜…」
なんて、今日何回目かもわからないため息をつけば
携帯が鳴り、着信を知らせる
(ユイくん…)
「もしもし?」
ユイ「よっ!(名前)今何してんだ?」
「家で暇してる〜。ユイくんは?」
ユイ「俺は今からレッスン行くとこ。」
「そうなんだぁ!」
ユイ「……(名前)、大丈夫か?」
「大丈夫だよ?なんで?」
ユイ「声がちょっと違うからさ。」
「そう…かな?でも大丈夫だよ!心配してくれてありがとね♪」
ユイ「そっか。…今日さ〜メグとダイがさ〜」
なんて、たわいもない話で笑わせてくれるユイくん
ユイくんの優しさが胸に染みる
ユイ「あ〜、はやく(名前)に会いてぇな〜。」
「ほんと〜、わたしもはやくみんなに会いたい〜」
ユイ「うん。そうだよな〜…。」
「だからわたし負けないよ〜?」
なんて笑えば
ユイ「そうだな♪」
と答えてくれるユイくん
「…ありがとう♡」
そして電話を切ると
無性に寂しくなってきた
(あ〜…しんどい。いつまでこんなの続くんだろ。
てか、わたしのファンの子は…?)
なんて思って自分のSNSを見る
前回投稿したSNSのコメント欄には
裏切られた〜や
ありえない
ファンへの冒涜だとか
ファン辞める
男遊び激しいアイドルとか無しだろ
まぁ、アイドルなんてこんなもんか
など厳しいコメントで埋まっていた
(あ〜…見なきゃ良かったな…。)
一気に現実に戻される
擬似カノ…。
その設定でいけば
今回の騒動は浮気に当たるのだろうか…
「みんな…簡単にわたしのこと嫌いになっちゃうんだな…」
あんなに楽しい時間を一緒に過ごしたのに…
そしてコメントを最初から眺めて行くと
ある人のコメントに目が止まる
[光]
僕はどんな(名前)ちゃんでも応援してる!
もし、例え誰かと付き合っていたとしても
小悪魔だったとしても…
僕はどんな(名前)ちゃんのことも好きだから!
(名前)ちゃんの笑顔が僕の光だったから…
だから負けないで!
この言葉に今まで堪えていた涙が溢れ出す…
光……。
もしかして光一郎くんかな…?
(…ありがとう。)
そうだよね…
どんだけ私のことを嫌いな人が増えて行っても
きっとわたしのことを好きでいてくれる人だって…
いる……よね?
その人のためにも絶対負けないんだから!
そもそも隠し撮りとかいやがらせとか
そういう陰険なこととか許せないし!
「がんばろっ……!」
と1人呟く。
そして、お風呂に入り眠りにつく…。
(なんだか、体がだるいなぁ〜…
精神的に疲れてるのかなぁ…)
次の日
学校に着けば、感じるのは冷たい視線
「出た、悪魔」
「相当男遊び酷いらしいよ」
「よく学校来れたよね」
なんてわざと聞こえるように言ってくる人たち…
(……だる。)
でもこんなところで悲しい顔してられない
悲しい顔をすれば喜ぶのは犯人だ
周りの人にも迷惑かけて
蓮くんをマネージャーから降ろして…
人のことを不幸にしてる人が
笑ってるなんて許せない
だから私は絶対暗い顔なんてしない…!
こんなことで負けないもん!
と下駄箱に行けば
わたしの靴入れ場は
嫌な言葉で酷く落書きされていた
(…幼稚かよ!しかも、上靴無いし。)
とりあえず来客用のスリッパで教室に向かう
廊下を歩けば冷たい視線が降り注ぐ
やっとクラスの前に着く
(はぁ…。クラスのみんなも……)
意を決して教室に入れば
女子1「(名前)ちゃんおはよー!」
女子2「大丈夫!?」
女子3「心配してたよー!」
なんてクラスの女子が話しかけてくれる…
(クラスの子は変わらずいてくれる…それだけで十分!)
「みんな、ありがとう♡」
席に着けば愛蔵も勇次郎ももう席に座っている
少し不安げな2人と目が合う
でも今は関われないんだ…
ほとぼりが冷めて
蓮くんがマネージャーに戻ってきてくれるまでは。
樹里「(名前)〜!!大丈夫!?」
ひより「…辛いことあればいつでも言ってね!??」
「2人ともありがとう♡こんなの余裕だって♪」
樹里「さっすが〜♪でも無理しないでよ〜?」
「うん!」
そして明智先生が入ってくる
チラッと先生と目が合う
明智「みなさんおはよう御座います」
そしてホームルームが終わると
先生に生徒指導室に呼ばれた
明智「姫野、大丈夫か?」
「はい、先生♪」
と明るく言ってみれば
明智先生はため息をつく
明智「嫌がらせなどされたときはすぐに言うように」
「はーい。」
明智「なにか、言うことは?」
「特にないですけど……?」
明智「そうか。じゃあ、なんで来客用のスリッパを?」
「あ〜、上靴どっか置いてきちゃって…」
明智「はぁ…。もう少し頼ってもらえると嬉しいんだが…」
「頼ってますよ?
でも必殺技は最後までとっとくタイプなんで♡
どーしても無理になったらまた言います♪」
明智「いや、無理になる前に言ってくれ」
「あ〜…じゃあ、瀕死くらいになったら♪」
明智「ゲームじゃないんだから…」
と先生はため息をつくと
「はい、どうぞ」
と私に棒付きの飴をくれた
「ありがとうございます♪」
と指導室を出た。
教室に戻り、授業を受ける。
(そういえば今度テストじゃん…)
いつも手伝ってくれる人がいたから何とかなったけど…
このままじゃやばい…。
そんなことを考えながら過ごしていると
昼休み、上級生の女の先輩方5人組に呼ばれた
呼ばれたのは体育館裏
(はぁ…テンプレかよ…。)
先輩1「あんた調子乗りすぎじゃない?」
先輩2「男たぶらかして楽しい?うちら本気でファンやってんだけど」
先輩3「ちょっと可愛いからって、そのぶりっこなんなの?全然可愛くないから」
(………スーパーだる〜重〜)
先輩1「てかさっきから何なの、その態度」
(女のやっかみって醜いなぁ〜。
顔歪んでるし、全然可愛くないな〜。やだやだ)
先輩2「黙ってないで、なんか言えよ!」
と急に大声を出す先輩
「いや、醜いなと思って…。」
大声で怒鳴られてつい本音が出てしまった私…
「あ…。」
(いや、火に油を注いでどうする…!)
その言葉で完全に我を忘れて怒り狂う先輩たち
(どうしよう…めっちゃ怒ってる…)
すると先輩の1人が近くにあった
バケツの水を私にぶちまける
「ひゃ…!」
びしょびしょに濡れる私
そこに
男の子「…ちょっと!何してんの!?」
と男の子が現れた
先輩たちは流石にまずいと思ったのか
足早に逃げて行く…
男の子「大丈夫…?姫?」
「え?」
男の子「覚えてない?僕だよ!青木!」
「えーー!!?1年生の時同じだった青山くん?」
青木「そうそう!久しぶりだね〜」
「てか、外見変わりすぎじゃない?全然わからなかったんだけど」
青木「そうかな?眼鏡辞めたんだよね。
あと、髪の毛も染めてみた!」
そう言う青木くんは前の真面目な優等生の感じではなく
普通に優しい系のイケメンに化している
「いや、何その眼鏡外したらイケメンでしたみたいなありきたりなパターン!」
青木「姫は相変わらず面白いね。てか、大丈夫?」
「あ、そうだった!服びしょびしょじゃーーん」
青木「僕のジャージ持ってこようか?」
「あ〜。でもまたイケメンたぶらかしてとか言われない?」
青木「あ〜男子用のジャージはまずいか…」
「あ、ひよりちゃん貸してくれないかなぁ〜…」
青木「涼海…?あ、じゃあ、僕聞いてくるよ」
「ほんと〜?ありがとう♡」
青木「いえいえ。姫はいつまでたっても僕の姫だからね」
「青山くん、そんなキャラだっけ〜?」
青木「うん。僕のことは召使いだと思ってくれていいよ」
「何それ、どMじゃん。笑」
そんな会話に自然と笑みが溢れる
青木「はは、姫はやっぱ笑顔じゃないと…」
と優しくニコっと笑う青木くんは
一瞬だけ王子様みたいに見えた
そして、ひよりちゃんを連れて青木くんが戻ってくる
「青山くん、ありがとね!まだ困ったら呼びつけるから♪わたしの召使いさん」
と言えば
青木「喜んで♪姫の仰せのままに」
なんて優しく笑ってくれる青木くんにバイバイをして
早速ひよりちゃんの持ってきてくれた体操服に着替える
「ひよりちゃん、わざわざごめんね。ありがとう♡」
ひより「全然大丈夫だよ!
でも(名前)ちゃんこそ大丈夫??」
「青山くんのおかげで大丈夫だった♪」
とジャージに着替えて教室に向かう
でも髪の毛はまだびしょびしょだ
教室につけば古典の授業が始まる直前だった
「わ、ぎりぎりセーフ♪」
明智先生は私を見て驚いた顔をしている
(そりゃ、いかにも水かけられました…みたいな感じでてるよね)
席に着く瞬間、愛蔵と勇次郎と目が合った
2人はなんだか苦虫を噛み潰したような
悔しそうな顔をしていた
とりあえず古典の準備をして授業をうける
髪の毛が濡れていて気持ち悪い…
しかも今日寒いし…
とりあえず暇だからこっそり携帯で
青木くんに
「さっきはありがとう!」
のメッセージを送った
授業を受けながら
あー…なんかやる気出ないな〜
なんで私こんな嫌がらせ受けてるんだろ〜
なんて頭の中でループする
明智「野さん…姫野さん…!」
「…え?」
明智先生の声でハッと意識を取り戻す
明智「授業中はぼーっとせず集中してください。
もうすぐテストですからね」
「あ、はい。」
明智先生は少し心配したような顔で私を見つめる
そして、放課後。
事務所に行ってもやることもないから
ジャージのまま一人で家に帰宅する
「はぁ…。つまんないなぁ〜」
なんて言ってられるだけ
まだ精神力は残っている
家に居てもつまらないし、やることもないし
テンションも下がるだけだから
そんな時こそとびっきりオシャレして
街に出かけたいもんなんだけど…
しばらくは大人しくしといてくれと
社長から直々に忠告されてはそうもいかない…
家に帰って、何もすることもなくて
携帯を見つめる…。
「はぁ〜…」
なんて、今日何回目かもわからないため息をつけば
携帯が鳴り、着信を知らせる
(ユイくん…)
「もしもし?」
ユイ「よっ!(名前)今何してんだ?」
「家で暇してる〜。ユイくんは?」
ユイ「俺は今からレッスン行くとこ。」
「そうなんだぁ!」
ユイ「……(名前)、大丈夫か?」
「大丈夫だよ?なんで?」
ユイ「声がちょっと違うからさ。」
「そう…かな?でも大丈夫だよ!心配してくれてありがとね♪」
ユイ「そっか。…今日さ〜メグとダイがさ〜」
なんて、たわいもない話で笑わせてくれるユイくん
ユイくんの優しさが胸に染みる
ユイ「あ〜、はやく(名前)に会いてぇな〜。」
「ほんと〜、わたしもはやくみんなに会いたい〜」
ユイ「うん。そうだよな〜…。」
「だからわたし負けないよ〜?」
なんて笑えば
ユイ「そうだな♪」
と答えてくれるユイくん
「…ありがとう♡」
そして電話を切ると
無性に寂しくなってきた
(あ〜…しんどい。いつまでこんなの続くんだろ。
てか、わたしのファンの子は…?)
なんて思って自分のSNSを見る
前回投稿したSNSのコメント欄には
裏切られた〜や
ありえない
ファンへの冒涜だとか
ファン辞める
男遊び激しいアイドルとか無しだろ
まぁ、アイドルなんてこんなもんか
など厳しいコメントで埋まっていた
(あ〜…見なきゃ良かったな…。)
一気に現実に戻される
擬似カノ…。
その設定でいけば
今回の騒動は浮気に当たるのだろうか…
「みんな…簡単にわたしのこと嫌いになっちゃうんだな…」
あんなに楽しい時間を一緒に過ごしたのに…
そしてコメントを最初から眺めて行くと
ある人のコメントに目が止まる
[光]
僕はどんな(名前)ちゃんでも応援してる!
もし、例え誰かと付き合っていたとしても
小悪魔だったとしても…
僕はどんな(名前)ちゃんのことも好きだから!
(名前)ちゃんの笑顔が僕の光だったから…
だから負けないで!
この言葉に今まで堪えていた涙が溢れ出す…
光……。
もしかして光一郎くんかな…?
(…ありがとう。)
そうだよね…
どんだけ私のことを嫌いな人が増えて行っても
きっとわたしのことを好きでいてくれる人だって…
いる……よね?
その人のためにも絶対負けないんだから!
そもそも隠し撮りとかいやがらせとか
そういう陰険なこととか許せないし!
「がんばろっ……!」
と1人呟く。
そして、お風呂に入り眠りにつく…。
(なんだか、体がだるいなぁ〜…
精神的に疲れてるのかなぁ…)