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辿り着いたのは、5角形の奇妙な建物。
お姉ちゃんはどんどんと先を行く。
『え……、何ここ。』
そう思いつつ、
はぐれないようお姉ちゃんに着いていく私。
しばらくするとお姉ちゃんは
「絵心さ〜ん」
と誰もいない廊下に話しかけた。
『え?……誰に話しかけてるの?』
そう問えば、誰もいないはずの廊下から
男の人の声がした。
絵心「やぁ、アンリちゃん。ご苦労様」
『え!?どこから聞こえてる?』
絵心「おっと、すまない。君が(名前)ちゃんか」
全く姿も見えないまま、話しかけられ戸惑う私に
お姉ちゃんがクスっと笑った。
そして横にあったボタンをポチッと押すと
ドアが開き、男の人が現れた。
『……え?』
絵心「やぁ、(名前)ちゃん。俺は絵心甚八だ。よろしく」
『……あ、よろしくお願いします』
アンリ「じゃ、(名前)あとはよろしくね♪」
お姉ちゃんは私の方を見つめ、ニコッと微笑むと
来た方へ向かって歩き出す。
『……え?どういうこと?』
絵心「あれ、アンリちゃん、もしかして何も説明してない?まー、いいけど。
とにかく君には今日からここのマネージャーをやってもらう。そういうことだ」
『いや、わかんないから』
つい、そうツッこんでしまえば、
絵心さんはぎょろっとした瞳でこちらを向いた。
(……え?なに、この人。なんか怖いんだけど)
絵心「まぁ、アンリちゃんに許可はとってあるから。」
『え?ほんと、全然意味わかんないんですけど。』
絵心「とにかく、(名前)ちゃんにはここ、ブルーロックで暮らしてもらい、ここにいる才能の原石達の世話をしてもらう。」
『……なんで、わたしが?』
絵心「あー、アンリちゃんがマネージャーの予算まで出せないってごねるから、妹である君が選ばれた」
『いやいや、人権とは……?
そもそも、そうゆうの人身売買というやつでは?』
絵心「……ふっ。」
絵心さんはそう鼻で笑うと、1人歩きだす。
たった1人こんな場所に残されても困るので
とりあえず絵心さんについていく私。
(……いや、ほんと意味わかんない)
『はぁ……』
ため息しかつかない私は
とりあえずお姉ちゃんにラインを送る
〈お姉ちゃん!私こんなの聞いてないんだけど〉
アンリ〈あれ〜?そうだっけ♪
でも(名前)にとっても意外といい話よ。
毎月家賃払うの大変だったでしょ?
ここなら3食美味しいご飯も出て、家賃も無料。
なんならバイト代まででるのよ!〉
(……バイト代か。
確かに毎月、バイトもせずにお金を作るのは大変だった。
面倒くさいけど、バイト探すのめんどくさいしな〜
しょうがないやってみるか……)
いつのまにかお姉ちゃんにそそのかされ
ここで働くことになった私。
『……って言っても、私何すればいいんだろ〜』
絵心「それはまたおいおい説明していくよ。」
『……はーい。』
絵心「そうだな……。
とりあえず、(名前)ちゃんにはチームZの世話からお願いしよう」
『チームZ……?』
そういうと
絵心さんは私に地図を渡し、
モニタールームを追い出した。
(……え。追い出された?)
地図の通り歩いていけば
Zの文字が書いた扉を見つけた。
『あ、ここだ』
扉の中に入れば、
中にいた人たちは一斉に私の方を向いた
「え、誰!?」
青い髪の男の子が反応をし、その声に
「女の子だぁー!!」
と、黒髪にインナーカラーの入った男の子が
キラキラとした瞳でこちらを見つめた
「あぁ?女だと!?」
怖い顔で私を睨みつけるアッシュの男の子
(歓迎されてるのかされてないのか……
極端な人たちだな〜)
「えっと……、君は?」
前髪をセンター分けした男の子に聞かれ
なんて説明すればいいのか困っていると
プチッーー
と音がし、モニターに絵心さんが映し出された
絵心「やぁ。才能の原石たち。
ここにいるのは帝襟(名前)ちゃんだ。
これからしばらくの間チームZと共に生活をし、
お前達の生活をアシストしてくれる。
何か困ったことがあれば(名前)ちゃんにいってくれ」
『共に生活をし……?』
絵心「あぁ。(名前)ちゃんには
24時間彼らをアシストしてもらう」
オレンジ髪「……24時間?」
『は?そんなの聞いてないんだけど。
超ブラックじゃん』
インナーカラー「うわぁ〜。可哀想〜。女の子なのに〜」
坊主「え!ってことは、24時間俺たちと一緒にいてくれるってこと!?」
絵心「そうだ」
『……はぁ?私、女なんですけど』
絵心「それは知っている。
生憎だが今空いている部屋は、俺と同じ部屋か
こいつらチームZと同じ部屋しかない。
どちらを選んでもいいぞ」
インナーカラー「うわー。最悪の2択だね〜」
青髪「いや、俺たち年頃の男子高校生だぞ?
女の子と同じ部屋とかまずいだろ!」
何故か青髪くんがわたしの心配をしてくれた。
部屋を見渡し、一人一人の顔を眺める……。
インナーカラーの子はキラキラとした瞳で
嬉しそうに私を見つめ
青髪くんは私を心配そうに眺める
他にもオレンジ髪の男の子や
アッシュの男の子……と一人一人顔を眺めて行くと
1人とても綺麗な顔をした赤髪の女の子を見つけた。
赤髪の女の子は私と目が合うと
ぺこりと軽く頭を下げた。
(なんだ、女の子もいるのか……!じゃあ、まぁいいか。
それに絵心さんと2人とか非常に息苦しいし)
『チームZと同じ部屋でで大丈夫でーす』
その瞬間、坊主と茶髪の男の子2人から歓声が上がった
絵心「あ、そう。ま、モニターから見てるからお前達変なことするなよ」
『むしろ、見られてるのとか無理なんですけど。
監視ですか?プライベートとは……?』
絵心「じゃ、そーゆうことだから。」
絵心さんがそう言うと
プチッとモニターが消えた。
『え。言い逃げ』
インナーカラー「ねえ、ねえ!それより!
よろしくねっ。俺、蜂楽廻」
『ばちら君ね!よろしく〜』
青髪「俺は潔世一」
『いさぎ君!』
オレンジ髪「俺は國神錬介だ」
『くにがみ君!』
そして、ズラーっと自己紹介をしてもらい
赤髪の女の子の番になった
赤髪「俺は千切。よろしく」
『ちぎりさん!』
蜂楽「え、なんで千切だけさん付け?」
『え?』
久遠「そんなことより、そろそろ食事を取りに行かないか?みんなお腹空いてるだろ?」
潔「そうだな。ええっと……」
『ん?(名前)でいいよ?』
潔「あ、あぁ。」
蜂楽「ああ〜!!潔、照れてる〜!かっわいい〜」
潔「いや、別に照れてなんか……!」
『ふふ。照れてくれるってことは……
恋愛対象として見てくれてるっとこと?』
そう言い、潔くんにウインクを飛ばせば
潔くんは顔を真っ赤に染め、
周りのみんなは、私の言葉に唖然としていた。
ガガマル「わ〜。小悪魔!」
蜂楽「そーゆうキャラなんだね〜。
可愛い顔して、やっる〜♪」
雷市「はっ!たかが女ごときにうつつ抜かしてんじゃねーよ。」
そう、潔くんを鼻で笑う雷市くんに
『雷市くんは……私のこと
……女として、見てくれないの?』
雷市くんの服の袖を掴み、上目遣いで眺める。
すると、先程まで潔くんを馬鹿にしていた雷市くんが
雷市「ば、ばかかお前は!!」
と盛大に照れ始めた。
(なぁんだ〜。意外と簡単に落ちそうじゃーん)
なんてそんなことを思っていれば
千切さんが外に出て行くのを見つけ、
急いで千切さんに着いていく。
『あ〜!待って、千切さん』
千切「え?なに?」
『一緒にご飯食べ行こ』
千切「あぁ、まぁいいけど。」
『やったぁ』
千切さんと食堂に向かえば
千切さんは食堂の使い方を教えてくれた
千切さんのおかずは野菜炒め。
『わぁ〜。ヘルシーだね』
千切「まぁね。(名前)のは?」
『え?私のは……』
と出てきた料理を眺めると
パンにスープ、サラダ、ビーフシチューに
フルーツまでが乗っかっていた
千切「わぁ〜、豪華だね」
『本当だ〜。ラッキー。千切さんにもフルーツあげる』
千切「え、いいの?」
『うん!千切さん、美容に気を遣ってそうだし、ビタミン大事でしょ?』
千切「ありがとう」
『いいよ〜。あ、そーだ。今日隣で寝てね』
千切「え?」
『え!?だめ?』
千切「いや、別にダメではないけど」
『良かったぁ〜。』
そしてご飯を食べ終えると
千切さんと一緒に部屋に向かった。
潔「あ、おかえり」
部屋に戻れば
先に戻っていた潔くんが声をかけてくれる
千切「あ、潔。今、風呂空いてる?」
潔「あー。さっき蜂楽が入ってたけど
もうそろそろ出てくる頃じゃないかな?」
千切「へー。じゃあ、俺も準備しとこ」
(千切さん、お風呂入るんだ〜。私も入らないと〜)
『千切さーん。私も一緒にお風呂行っていい?』
千切「え?」
潔「え!?」
そんなことを話していれば
蜂楽「はぁ〜、お風呂気持ち良かったぁ〜!」
とドアが開き、蜂楽くんが入ってきた声がした。
私が声の方を向こうと振り向けば
なぜか私の目の前は真っ暗。
『え?』
驚いて目の辺りを触れば
人の手のようなあたたかいものが
私の目を抑えていた。
潔「蜂楽!!(名前)ちゃんがいるんだぞ!」
千切「いや、本当ありえないだろ。」
蜂楽「あ、ごめんごめん!忘れてた!
そっかぁ〜、今日から(名前)と一緒の部屋だったね」
その声に何があったのかと思い
私の目を遮っている手を退かせば
今度は、誰かに強くに抱きしめらていた
『え!?』
びっくりして上を向くと
少し驚いた顔の千切さんが私を見ていた
潔「(名前)ちゃんは見ちゃダメ!絶対!」
『え?何を?』
千切「あー……、蜂楽の裸?」
『え?』
潔「蜂楽、早く服着ろよ!」
蜂楽「はいはい〜。気持ち良いのに〜」
千切「いや、周りを気にしろよ」
蜂楽「はいは〜い。ごめんね、(名前)ちゃん?」
そう言い、私の隣に歩いてきた蜂楽くん。
『…………え』
視線は一瞬、蜂楽くんと目が合い
条件反射で蜂楽くんの下半身に……
蜂楽「あ、ごめん。見ちゃった?」
千切「蜂楽!」
潔「蜂楽!!」
2人の声が揃った
私は、条件反射で見てしまったことに
恥ずかしくなり、千切さんの胸に顔を埋めた
そのまま、私の頭を撫でてくれる千切さん。
(千切さんは、優しいな……。てか、)
『千切さんは……見ても気にならないの!?』
千切「え?あ、いや、別に」
『そ、そっか。』
蜂楽「(名前)ちゃん、もう服着たから大丈夫だよー」
そう言われ、蜂楽くんの方を見つめれば
蜂楽くんはジャージ姿に変わっていた
蜂楽「それにしても、もしかして意外とウブなの?かっわいい〜」
『え?それは……』
潔「ところで、いつまでお嬢にくっついてるんだ?」
『あ、ごめん』
千切「いや、別に。」
『そう言えば、千切さん。
私も一緒にお風呂入っていい?』
千切「え!?」
蜂楽「え!?」
潔「だ、だめだろ!」
『え、なんで?』
潔「なんでって……」
蜂楽「(名前)ちゃん、大胆〜!」
『……?千切さん、もしかして
一緒にお風呂入るの苦手な人』
千切「いや、苦手とか言うか……」
なんと言えばいいかわからないような顔で
私を見つめる千切さん
(え…?そんなに嫌だったのかな?)
蜂楽「ってかさ、お嬢と一緒に入るなら
俺の裸見るのも変わんなくない?」
『え?そ、そんなの、全然違うよ!』
蜂楽「なんで??同じ男じゃん!」
『え?………え?同じ男……??』
潔「もしかして……お嬢のこと女だと思ってた?」
『違うの……?』
千切「俺は男だ」
衝撃的なカミングアウトを聞いたあと
さりげなく抱きしめられていた身体を
そ〜っと離した
蜂楽「ああ〜。確かに、お嬢は綺麗な顔してるもんね〜」
千切「だからって普通わかるだろ。喋り方とか」
『いや、男勝りな感じの子なのかと思って……』
さっきの失態といい、
千切くんに抱きしめられていたことと言い
急に恥ずかしくなり、両手で顔を覆った
蜂楽「(名前)ちゃん、かっわい〜い」
千切「勘違いさせて悪かったな」
『いや、むしろ私こそごめん……。
私、お、お風呂入ってくる!』
そう言い、部屋を飛び出してしまった。
辿り着いたのは、5角形の奇妙な建物。
お姉ちゃんはどんどんと先を行く。
『え……、何ここ。』
そう思いつつ、
はぐれないようお姉ちゃんに着いていく私。
しばらくするとお姉ちゃんは
「絵心さ〜ん」
と誰もいない廊下に話しかけた。
『え?……誰に話しかけてるの?』
そう問えば、誰もいないはずの廊下から
男の人の声がした。
絵心「やぁ、アンリちゃん。ご苦労様」
『え!?どこから聞こえてる?』
絵心「おっと、すまない。君が(名前)ちゃんか」
全く姿も見えないまま、話しかけられ戸惑う私に
お姉ちゃんがクスっと笑った。
そして横にあったボタンをポチッと押すと
ドアが開き、男の人が現れた。
『……え?』
絵心「やぁ、(名前)ちゃん。俺は絵心甚八だ。よろしく」
『……あ、よろしくお願いします』
アンリ「じゃ、(名前)あとはよろしくね♪」
お姉ちゃんは私の方を見つめ、ニコッと微笑むと
来た方へ向かって歩き出す。
『……え?どういうこと?』
絵心「あれ、アンリちゃん、もしかして何も説明してない?まー、いいけど。
とにかく君には今日からここのマネージャーをやってもらう。そういうことだ」
『いや、わかんないから』
つい、そうツッこんでしまえば、
絵心さんはぎょろっとした瞳でこちらを向いた。
(……え?なに、この人。なんか怖いんだけど)
絵心「まぁ、アンリちゃんに許可はとってあるから。」
『え?ほんと、全然意味わかんないんですけど。』
絵心「とにかく、(名前)ちゃんにはここ、ブルーロックで暮らしてもらい、ここにいる才能の原石達の世話をしてもらう。」
『……なんで、わたしが?』
絵心「あー、アンリちゃんがマネージャーの予算まで出せないってごねるから、妹である君が選ばれた」
『いやいや、人権とは……?
そもそも、そうゆうの人身売買というやつでは?』
絵心「……ふっ。」
絵心さんはそう鼻で笑うと、1人歩きだす。
たった1人こんな場所に残されても困るので
とりあえず絵心さんについていく私。
(……いや、ほんと意味わかんない)
『はぁ……』
ため息しかつかない私は
とりあえずお姉ちゃんにラインを送る
〈お姉ちゃん!私こんなの聞いてないんだけど〉
アンリ〈あれ〜?そうだっけ♪
でも(名前)にとっても意外といい話よ。
毎月家賃払うの大変だったでしょ?
ここなら3食美味しいご飯も出て、家賃も無料。
なんならバイト代まででるのよ!〉
(……バイト代か。
確かに毎月、バイトもせずにお金を作るのは大変だった。
面倒くさいけど、バイト探すのめんどくさいしな〜
しょうがないやってみるか……)
いつのまにかお姉ちゃんにそそのかされ
ここで働くことになった私。
『……って言っても、私何すればいいんだろ〜』
絵心「それはまたおいおい説明していくよ。」
『……はーい。』
絵心「そうだな……。
とりあえず、(名前)ちゃんにはチームZの世話からお願いしよう」
『チームZ……?』
そういうと
絵心さんは私に地図を渡し、
モニタールームを追い出した。
(……え。追い出された?)
地図の通り歩いていけば
Zの文字が書いた扉を見つけた。
『あ、ここだ』
扉の中に入れば、
中にいた人たちは一斉に私の方を向いた
「え、誰!?」
青い髪の男の子が反応をし、その声に
「女の子だぁー!!」
と、黒髪にインナーカラーの入った男の子が
キラキラとした瞳でこちらを見つめた
「あぁ?女だと!?」
怖い顔で私を睨みつけるアッシュの男の子
(歓迎されてるのかされてないのか……
極端な人たちだな〜)
「えっと……、君は?」
前髪をセンター分けした男の子に聞かれ
なんて説明すればいいのか困っていると
プチッーー
と音がし、モニターに絵心さんが映し出された
絵心「やぁ。才能の原石たち。
ここにいるのは帝襟(名前)ちゃんだ。
これからしばらくの間チームZと共に生活をし、
お前達の生活をアシストしてくれる。
何か困ったことがあれば(名前)ちゃんにいってくれ」
『共に生活をし……?』
絵心「あぁ。(名前)ちゃんには
24時間彼らをアシストしてもらう」
オレンジ髪「……24時間?」
『は?そんなの聞いてないんだけど。
超ブラックじゃん』
インナーカラー「うわぁ〜。可哀想〜。女の子なのに〜」
坊主「え!ってことは、24時間俺たちと一緒にいてくれるってこと!?」
絵心「そうだ」
『……はぁ?私、女なんですけど』
絵心「それは知っている。
生憎だが今空いている部屋は、俺と同じ部屋か
こいつらチームZと同じ部屋しかない。
どちらを選んでもいいぞ」
インナーカラー「うわー。最悪の2択だね〜」
青髪「いや、俺たち年頃の男子高校生だぞ?
女の子と同じ部屋とかまずいだろ!」
何故か青髪くんがわたしの心配をしてくれた。
部屋を見渡し、一人一人の顔を眺める……。
インナーカラーの子はキラキラとした瞳で
嬉しそうに私を見つめ
青髪くんは私を心配そうに眺める
他にもオレンジ髪の男の子や
アッシュの男の子……と一人一人顔を眺めて行くと
1人とても綺麗な顔をした赤髪の女の子を見つけた。
赤髪の女の子は私と目が合うと
ぺこりと軽く頭を下げた。
(なんだ、女の子もいるのか……!じゃあ、まぁいいか。
それに絵心さんと2人とか非常に息苦しいし)
『チームZと同じ部屋でで大丈夫でーす』
その瞬間、坊主と茶髪の男の子2人から歓声が上がった
絵心「あ、そう。ま、モニターから見てるからお前達変なことするなよ」
『むしろ、見られてるのとか無理なんですけど。
監視ですか?プライベートとは……?』
絵心「じゃ、そーゆうことだから。」
絵心さんがそう言うと
プチッとモニターが消えた。
『え。言い逃げ』
インナーカラー「ねえ、ねえ!それより!
よろしくねっ。俺、蜂楽廻」
『ばちら君ね!よろしく〜』
青髪「俺は潔世一」
『いさぎ君!』
オレンジ髪「俺は國神錬介だ」
『くにがみ君!』
そして、ズラーっと自己紹介をしてもらい
赤髪の女の子の番になった
赤髪「俺は千切。よろしく」
『ちぎりさん!』
蜂楽「え、なんで千切だけさん付け?」
『え?』
久遠「そんなことより、そろそろ食事を取りに行かないか?みんなお腹空いてるだろ?」
潔「そうだな。ええっと……」
『ん?(名前)でいいよ?』
潔「あ、あぁ。」
蜂楽「ああ〜!!潔、照れてる〜!かっわいい〜」
潔「いや、別に照れてなんか……!」
『ふふ。照れてくれるってことは……
恋愛対象として見てくれてるっとこと?』
そう言い、潔くんにウインクを飛ばせば
潔くんは顔を真っ赤に染め、
周りのみんなは、私の言葉に唖然としていた。
ガガマル「わ〜。小悪魔!」
蜂楽「そーゆうキャラなんだね〜。
可愛い顔して、やっる〜♪」
雷市「はっ!たかが女ごときにうつつ抜かしてんじゃねーよ。」
そう、潔くんを鼻で笑う雷市くんに
『雷市くんは……私のこと
……女として、見てくれないの?』
雷市くんの服の袖を掴み、上目遣いで眺める。
すると、先程まで潔くんを馬鹿にしていた雷市くんが
雷市「ば、ばかかお前は!!」
と盛大に照れ始めた。
(なぁんだ〜。意外と簡単に落ちそうじゃーん)
なんてそんなことを思っていれば
千切さんが外に出て行くのを見つけ、
急いで千切さんに着いていく。
『あ〜!待って、千切さん』
千切「え?なに?」
『一緒にご飯食べ行こ』
千切「あぁ、まぁいいけど。」
『やったぁ』
千切さんと食堂に向かえば
千切さんは食堂の使い方を教えてくれた
千切さんのおかずは野菜炒め。
『わぁ〜。ヘルシーだね』
千切「まぁね。(名前)のは?」
『え?私のは……』
と出てきた料理を眺めると
パンにスープ、サラダ、ビーフシチューに
フルーツまでが乗っかっていた
千切「わぁ〜、豪華だね」
『本当だ〜。ラッキー。千切さんにもフルーツあげる』
千切「え、いいの?」
『うん!千切さん、美容に気を遣ってそうだし、ビタミン大事でしょ?』
千切「ありがとう」
『いいよ〜。あ、そーだ。今日隣で寝てね』
千切「え?」
『え!?だめ?』
千切「いや、別にダメではないけど」
『良かったぁ〜。』
そしてご飯を食べ終えると
千切さんと一緒に部屋に向かった。
潔「あ、おかえり」
部屋に戻れば
先に戻っていた潔くんが声をかけてくれる
千切「あ、潔。今、風呂空いてる?」
潔「あー。さっき蜂楽が入ってたけど
もうそろそろ出てくる頃じゃないかな?」
千切「へー。じゃあ、俺も準備しとこ」
(千切さん、お風呂入るんだ〜。私も入らないと〜)
『千切さーん。私も一緒にお風呂行っていい?』
千切「え?」
潔「え!?」
そんなことを話していれば
蜂楽「はぁ〜、お風呂気持ち良かったぁ〜!」
とドアが開き、蜂楽くんが入ってきた声がした。
私が声の方を向こうと振り向けば
なぜか私の目の前は真っ暗。
『え?』
驚いて目の辺りを触れば
人の手のようなあたたかいものが
私の目を抑えていた。
潔「蜂楽!!(名前)ちゃんがいるんだぞ!」
千切「いや、本当ありえないだろ。」
蜂楽「あ、ごめんごめん!忘れてた!
そっかぁ〜、今日から(名前)と一緒の部屋だったね」
その声に何があったのかと思い
私の目を遮っている手を退かせば
今度は、誰かに強くに抱きしめらていた
『え!?』
びっくりして上を向くと
少し驚いた顔の千切さんが私を見ていた
潔「(名前)ちゃんは見ちゃダメ!絶対!」
『え?何を?』
千切「あー……、蜂楽の裸?」
『え?』
潔「蜂楽、早く服着ろよ!」
蜂楽「はいはい〜。気持ち良いのに〜」
千切「いや、周りを気にしろよ」
蜂楽「はいは〜い。ごめんね、(名前)ちゃん?」
そう言い、私の隣に歩いてきた蜂楽くん。
『…………え』
視線は一瞬、蜂楽くんと目が合い
条件反射で蜂楽くんの下半身に……
蜂楽「あ、ごめん。見ちゃった?」
千切「蜂楽!」
潔「蜂楽!!」
2人の声が揃った
私は、条件反射で見てしまったことに
恥ずかしくなり、千切さんの胸に顔を埋めた
そのまま、私の頭を撫でてくれる千切さん。
(千切さんは、優しいな……。てか、)
『千切さんは……見ても気にならないの!?』
千切「え?あ、いや、別に」
『そ、そっか。』
蜂楽「(名前)ちゃん、もう服着たから大丈夫だよー」
そう言われ、蜂楽くんの方を見つめれば
蜂楽くんはジャージ姿に変わっていた
蜂楽「それにしても、もしかして意外とウブなの?かっわいい〜」
『え?それは……』
潔「ところで、いつまでお嬢にくっついてるんだ?」
『あ、ごめん』
千切「いや、別に。」
『そう言えば、千切さん。
私も一緒にお風呂入っていい?』
千切「え!?」
蜂楽「え!?」
潔「だ、だめだろ!」
『え、なんで?』
潔「なんでって……」
蜂楽「(名前)ちゃん、大胆〜!」
『……?千切さん、もしかして
一緒にお風呂入るの苦手な人』
千切「いや、苦手とか言うか……」
なんと言えばいいかわからないような顔で
私を見つめる千切さん
(え…?そんなに嫌だったのかな?)
蜂楽「ってかさ、お嬢と一緒に入るなら
俺の裸見るのも変わんなくない?」
『え?そ、そんなの、全然違うよ!』
蜂楽「なんで??同じ男じゃん!」
『え?………え?同じ男……??』
潔「もしかして……お嬢のこと女だと思ってた?」
『違うの……?』
千切「俺は男だ」
衝撃的なカミングアウトを聞いたあと
さりげなく抱きしめられていた身体を
そ〜っと離した
蜂楽「ああ〜。確かに、お嬢は綺麗な顔してるもんね〜」
千切「だからって普通わかるだろ。喋り方とか」
『いや、男勝りな感じの子なのかと思って……』
さっきの失態といい、
千切くんに抱きしめられていたことと言い
急に恥ずかしくなり、両手で顔を覆った
蜂楽「(名前)ちゃん、かっわい〜い」
千切「勘違いさせて悪かったな」
『いや、むしろ私こそごめん……。
私、お、お風呂入ってくる!』
そう言い、部屋を飛び出してしまった。