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そしてしばらく経ち
やった2人に解放されたユイくん。






ユイ「（名前）〜。」



「あ、やっと解放されたんだ♪」



ユイ「あぁ。め〜っちゃ長かった〜」

と笑っているユイ



「も〜、ちゃんと反省してる？？」



ユイ「反省してるって〜！ところでさ〜…



お嬢さん、今から月明かりの下を
一緒に歩きませんか？」


とまるで本物のキッドのような顔つきで
ウインクをするユイくん



「えっと〜……はい…。」

照れる私。


（だめだ〜、キッドめっちゃ好きなのに
ユイくんがなんか本当のキッド様みたい…！！）





そして2人こっそりお店を出て
月明かり道を歩く



ユイ「お手をどうぞ」

と私の手を取り、歩くこと10分ほど


歩きながらユイくんの横顔を眺めれば


ユイ「ん？」


と嬉しそうに首を傾げるユイくんの顔に
完全にノックアウトされてる私…





長い長い階段を登れば



ユイ「お嬢さん、少し瞳を閉じていて貰えますか？」



とお姫様抱っこをされ

ユイくんは、被っていたハットを私に深く被せた





「え！？」


急な浮遊感にびっくりして
ハットを被って待っていれば


そっと優しく地面に下ろされる




ユイ「それでは、貴女に僕からのプレゼントです。
3・2・1…」


と同時に被っていたハットを取り上げられ
視界が広くなる



そしてその目に映ったのは

辺り一面に輝く夜景…。




「わぁ…！綺麗♡」


と夜景を眺めるわたし




ユイ「それと…」


パッとマジックのように出された
綺麗な3本の赤い薔薇…



ユイ「貴女を愛しています」




真剣な瞳で私の目を見つめるユイくん




そして私の頬を触り、私の唇にキスをしたー…




唇を離した時のユイくんの妖艶な瞳に
目が釘付けになる


「え……？」



と放心状態になって呟けば


ユイ「だって、怪盗は奪うもんだろっ？♪」


といつもの笑みを浮かべるユイくん








そのあとは2人だけの秘密♡ー




「ハッピーハロウィン♡」





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