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夢小説設定
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ーーユイsideーー
授業中、先生が言った。
先生「隣とプリントを交換して丸つけな」
隣を見つめ
ユイ「はい。」
とプリントを差し出しても
全然受け取ってくれない。
(……え?なんで??)
ユイ「おーーい!聞いてる??プリント交換だって〜」
(あれ……、ってかこの子誰だっけ?
たしか……
あ!そうそう!(名前)!)
黒くてサラサラしたロングヘア
どちらかと言えば大人しめの格好をしてる子。
正直……あんまり話したことはない。
でもさー……
だからってシカトすることなくね!?
そんなことを思いつつ
(名前)の顔を下から覗き込んだ
ユイ「え……?え??泣いてんの!?大丈夫??」
まさか泣いてるとは思わず、テンパる俺
「……大丈夫。」
そう言って(名前)は涙を拭いた
(なんで泣いてんだろ……。元気ないのかな…?
ってかそんな状況でも89点とかすげー……。)
なんだか(名前)のことを励ましたくて
""ガンバレ!""
とプリントに書いて渡した。
俺の方を向いて、
ぽけーとしてる(名前)は
俺の点数を指さして
「……ユイくんこそ、がんばったほうがいいんじゃない?」
と笑った。
(……なんだ、笑えんじゃん。)
ユイ「お互いがんばろーぜ」
とグーパンをすれば
なぜかキョトンとした後、
少し呆れたように笑う(名前)に……
なぜだか俺がドキッとしてしまった
休み時間……
なんだか気になる(名前)のこと。
(あー…、なにやってんだろ。
わざわざジュースなんて買って……)
気づけば買っていた、いちごオレ。
(ま、いっか♪)
そのまま、クラスに戻れば
机に突っ伏してる(名前)。
ユイ「おーーい。」
(コイツ、呼んでも全然向かね〜〜。)
やっと顔をあげたと思えば
目を赤くして、泣いていたのがバレバレで…
ユイ「え!?また泣いてんの!?」
なんて、また余分なことを言ってしまった
「……うるさ。」
なんて突っかかってくる(名前)。
ユイ「え?酷くない!?」
(せっかく心配してあげてんのにさ〜〜)
「………はいはい。……ありがとね」
そう言って笑う(名前)が
なんだかすごく可愛く見えて…
俺はしばらくボーッと突っ立っていた
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