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ー勇次郎sideー
昨日やっとミリアちゃんと両思いになれた。
アイドルだし、
一度は諦めようとしてた恋
一緒にいるだけで幸せだって思ってた
でも搭上沙良とか愛蔵とか
他のヤツらにもモテモテの君を見て
僕のものじゃないとだめなんだって
痛いほどわかった
早く会いたい
僕だけのお姫様に。
「…ってなんでアイツとミリアちゃんが
一緒に登校してくるんだよ」
「おはよう、勇次郎くん」
「おはよう、ミリアちゃん」
「…ねぇ、何でアイツに送ってもらってるの?」
と不機嫌な僕に
「いいでしょ、べつに」
と搭上沙良が無愛想に言う
「いいわけないだろ。
もう僕の彼女なんだから」
「ふん。…今はね。」
とちょっと悔しそうな搭上沙良。
「僕、諦める気ないから」
言う搭上沙良に
苦笑いのミリアちゃん。
「はぁ…」
とため息をつくと
搭上沙良は
「じゃあね、ミリアちゃん」
と去って行った
「ねぇ、ミリアちゃん。
なんでアイツと登校してきたの?」
と少しイライラして聞けば
「ごめんね、」
とショボンとする君
君を責めたいわけじゃないのに
妬きもちやいてしまうんだ
きっと君のことだから
理由があるのはわかってるのに…
昼休み、
ミリアちゃんと屋上でご飯を食べる
「なんでお前が居るんだ。邪魔。
お前には気遣いってもんがないのか?」
と愛蔵くんを責める勇次郎くん
「はぁ?嫌ならお前がどっかいけばいいだろ」
と気にもとめない愛蔵くん
「はぁ…。」
とため息をつく、ミリアちゃん
あ、そういえば、、と
勇次郎くんが思い出したように
「愛蔵、ミリアちゃんと
お揃いのキーホルダー出して」
「はぁ?なんで?」
「いいから、早く出して」
ちっ、なんだよ、と言いながら
キーホルダーを取り出す愛蔵
「これ、僕が貰うから」
と言う勇次郎くんに
「はぁ?意味わかんねぇ」
と困惑気味の愛蔵くん
「愛蔵がミリアちゃんと
ペアのもの持ってるとか
絶対嫌に決まってるだろ」
「はぁ?お前ってそんな束縛激しかったのかよ」
「…うるさい」
と少し照れる勇次郎くん
愛蔵くんは、面白そうに
「まぁ、そんな言うならあげてもいいぜ」
と笑った
「愛蔵くん、色々ごめんね
アイドルなのに恋愛して
応援なんかしてもらえないかもしれないけど…」
「まぁ、いいんじゃね?
もし俺が同じ立場だったとしても
同じ結果だったと思うし」
と優しく笑う愛蔵くんがすっごくかっこよかった。
「ふん。愛蔵のくせに」
と憎まれ口をたたく勇次郎くんも
なんか少し嬉しそう
「愛蔵くん、ありがとう」
満々な笑みを向ければ
「お、おぅ」
と顔が少し赤くなる愛蔵くん
「… ふん。」
勇次郎くんは少し不機嫌に愛蔵くんを見た