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昨日は一日中泣き腫らして
目がパンパンに腫れてしまった
こんな顔で学校に行ったら
勇次郎くんはまた辛い想いをするだろうか…
でも行かなくても
きっと心配をかけてしまう
(はぁ…)
悩んだって仕方ない
いつもよりしっかりめにメイクをする
うん。
やっぱまだ腫れてるけどしょうがない。
アパートを出る、朝日が眩しくて
少し応援されてる気持ちになった
教室に着くと勇次郎くんはまだ来ていなくて
珍しいなと思っていると
愛蔵くんが
「勇次郎となんかあった?」
と聞いてきた。
「どうして…?」
あったとも、なかったとも言わず
なんでそう思うのか聞いてみた
「いや、勇次郎なんか元気なくてさ。
いつもあんなに張り合ってくんのに
今日は上の空って言うか…」
「そうなんだ…」
きっと私のせいなのに、
心配になる
勇次郎くんは
授業ベルのギリギリに席に着いた
わたしの方を見て
「おはよ」
と私に笑いかけると
授業に集中しはじめた
いつもは私とお喋りばかりで
真面目に受けていない授業なのに
少し…避けられてるのかな?
なんだか胸がズキンと痛くなる