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昼休みー。
この前のデートの時以来、
リップ×リップの2人と
屋上でご飯を食べるようになった
毎回アイドルとして
ファンに囲まれている私たち…
まぁ、ほぼリップ×リップの2人のために
先生が屋上の鍵を貸してくれたのだ
「…はぁ。なんでコイツと食べなきゃいけないんだ」
と嫌味を言う勇次郎くん
「こっちのセリフだ。嫌なら教室で食べろよ」
と反論する愛蔵くん。
「…はぁ。」
そんないつもの2人はほっといて
1人考え事をしてはため息がでる
そんな私に2人は喧嘩をやめ
「どうしたの?」と
心配してくれる
「実はこの前、わたしの事務所に
Dolceって言う新人グループが入ってきたんだけどね…
」
なんて言ったらいいのかわからなくなって
言葉を濁す
そんな私に
「嫌なヤツなのか?」
と心配そうに聞く愛蔵くん
「ううん。全然いい子たちなんだけど…
うーん、いい子…?うん、たぶんいい子達…」
なんだかまとまりのない話になりかけて
「あー、やっぱり大丈夫!ごめんね、変な話して」
と無理矢理話を終了させようとする私に
「だめだよ、続けて」
と勇次郎くんが圧をかける。
「…うーん。なんかね、
Dolceって男の子の5人グループなんだけどね
そのうちの1人に搭上沙良くんって子がいて…」
「搭上沙良…?」
眉を下げる勇次郎くん
「知ってるのか?」
「いや、どこかで聞いた名前だと思って」
「あぁ、小さい時から
子役をやってたみたいだから
もしかしたら知ってるかも!」
勇次郎くんは携帯で検索すると
「あぁ、コイツか。」
と呟く
「すげぇ、イケメンじゃん!」
と驚く愛蔵くん
「確かに、イケメンだね。で、コイツがどうしたの?」
「うん。私ね、マネージャーに
しばらくDolceの面倒見るように頼まれてるんだけど
搭上くんに彼氏にしてほしいって言われちゃって、、」
「「…はぁ!?」」
「ありえない、絶対無理!」
首を激しく振る勇次郎くんに
愛蔵くんはなにか考え込んでいる。
「…で、ミリアちゃんはどうしたいわけ?」
「どうしたいって言われても…
搭上くんはたしかにイケメンだけど
私搭上くんのこと全然知らないし…」
「じゃあ、これから知っていったら
付き合いたいってこと?」
勇次郎くんが神妙な顔で聞く
「……え?」
(どうなんだろ…私が好きなのは…)
「まだ…そんなこと考えたこともなくて…
ごめんね、こんなまとまってない話しちゃって」
「大丈夫だよ。何かあったらいつでも頼って」
やっぱり勇次郎くんは優しい。
「あぁ。まぁ、ゆっくり考えたらいいんじゃね?」
愛蔵くんも優しい。
「…ありがとう。」
2人に話したら
なんだか少し楽になった気がする…