入学
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わたしの名前は姫野ミリア。
今日から桜丘高校の1年生。
「入学おめでとうございます」
『ありがとうございます』
ニコッと笑ってクラス表を受け取れば
紙を渡した黒髪の上級生の顔がふっと紅くなる。
「おい、あれって…」
「アイドルの姫野ミリアだよな?」
一部の上級生たちが騒ぎ出す。
そんなことはいつものこと、と
気にもとめずゆっくりとした歩調で歩き出す
今もらったクラス表にそっと目を通す
(わたしのクラスは…1年4組か…。)
人の流れに沿って進む。
笑っている子、緊張している子、
中には不安そうな顔をしている子も…
それぞれ自分のクラスに入っていく。
そして1年4組の前にたどりつくと
教室のドアの前には人だかりができていた。
(え。何この人だかり、、。)
怪訝に思った。
(こうゆう人だかりは嫌い。迷惑だってわからないのかな…?)
心の中で悪態をつく。
(……はぁ。)
「ごめんね、通りたいんだけど…」
入口を塞いでいる女子に声をかける
すると、いままで必死に
クラスの中を覗いていた女子達が
こちらをみてざわめき出す
「あ、姫野ミリアちゃん!!?」
「え、ミリアちゃんも4組!??」
すごーい、ずるーい!と女子達がまた騒ぎ出す
そしてドアの女子達が一斉に道を開けた
「ありがとうっ」
とニコッと微笑めば女子たちは
キャーっ、かわいい♡と歓声をあげた
黒板に貼られた座席表を見つめる
(ええっと……私の席は…1番左の……
1番後ろか……)
さっそく席に向かうと席の周りには
またもや人だかりが…
(…はぁ。)
そっと人だかりの中心人物を覗く
ハッと胸の鼓動が速くなるのを感じた
だって、そこにはーーー
勇次郎くんがいたから。