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土曜日ー。
今日は勇次郎くんとのデートの日
今回の仕事は雑誌4ページ分。
デートには
カメラマンさんが1人付いてくれて
デートの節々で写真撮影をする
勇次郎くん、愛蔵くんで2ページずつだから
2ページ分の写真を撮り終われば
それ以外は私たちの自由にしていいみたい
…はぁ、緊張するっ。
今日のために一生懸命選んだ服は
白いフリルのついたトップスに
青いショーパン。
可愛い花柄のサンダルに
小さめのバック。
髪の毛は普段はしない、アップにしてみた。
…少しでも可愛いって思ってもらえるように!
そんな儚い乙女心。
この気持ち届きますように!!!
「ミリアちゃん、おはよう。
迎えにきたよ」
爽やかな笑顔で勇次郎くんが迎えに来てくれた
「おはよう、勇次郎くん」
「ミリアちゃん、今日もかわいいね
わざわざお洒落してきてくれてありがとう」
とアイドルスマイルの勇次郎くん
(!!
アイドル勇次郎くんとのデートやばいっ…
心臓いくらあってももたないよ)
「勇次郎くんこそ、いつもオシャレだけど
今日はいつもよりもっとオシャレ!さすがだね!」
そういうと、なんだか少し照れて
顔が赤くなる勇次郎くん。
カメラマン「じゃあ、2人とも今日の服装を一枚ずつ写真撮らせて」
「はいっ!」
カメラマン「よし!じゃあ、あとは僕は着いていくだけだから、僕のことは気にせず楽しんで」
「「はい!よろしくお願いします」」
「じゃあ、行こうか」
「うん!」
「ところで…今日はどこ行くの??」
勇次郎くんは紳士に笑ってみせる
「ふふ、ひ、み、つ、♡いいから僕に着いてきて」
「うん!たのしみっ」
それから15分くらい歩いた
時折、疲れてない?と心配してくれる彼に
なんだか嬉しくて笑ってしまう
「ここだよ!」
彼が連れ来てくれたところは
「お城…??」
「ふふ、結婚式場」
「結婚式場??」
「そう。今日はミリアちゃんに
お姫様になってもらおうと思って」
「……え?」
(どういうことだろう…。理解が追いつかない)
きょとんとしたわたしに、
いいからおいで、と笑いかける勇次郎くん
勇次郎くんに手を引かれ入ると
「いらっしゃいませ」
「予約した染谷です。今日はよろしくお願いします」
「お待ちしておりました」
にこやかなスタッフさん。
「それでは、お互いにお支度がございますので
一旦、別々にご案内致しますね」
(お支度…。どういうことー??)
「じゃあ、また後でね」
と笑顔で手を振る勇次郎くんは
男性のスタッフさんに連れてどこかに行ってしまった
残された私は、女性のスタッフさんが
「ご案内致します」
と部屋に連れて行ってくれた
「どうぞお入りくださいませ」
と言われ、部屋に入ると
そこにはたくさんのドレスが!
「わぁ!可愛い♡」
「どうぞこちらから一着お選びください」
「…え!?」
「今日はこちらの衣装を着て
お料理を召し上がっていただきます」
(…そんなサービスが!!)
「そうなんですね!
…それにしてもたくさんドレスがあって
どれにしようか迷っちゃいますね」
「それでしたら、事前に染谷様が
ミリア様にお似合いのドレスをお選びいただいておりますので、そちらに致しますか?」
(勇次郎くんが選んでくれたんだ…!)
「じゃあ、それでお願いします」
「かしこまりました」
と言ってみせてくれたのは
淡いピンクに小さなお花がたくさん付いた
とっても可愛いドレス
「わぁ!かわいい♡」
それでは…とスタッフさんが
試着を手伝ってくれる
「とってもお似合いです」
とスタッフさんが言ってくれ
別の場所に案内される
するとそこは
噴水が輝き、たくさんのお花たちが咲き乱れる
とっても綺麗なお庭
「わぁ、綺麗♡」
するとそこへ
スーツを着こなした勇次郎くんが
「お姫様、お手をどうぞ」
と、テーブルまでエスコートしてくれる
その紳士なふるまいに、ドキドキしてしまう
「あ、ありがとう」
少し照れた私に
「僕が選んだドレス着てくれたんだ。嬉しい。
すっごく似合ってる」
と私の目をじっと見つめて微笑む勇次郎くん
「…ありがとう。」
なんだか恥ずかしくなって
顔を合わせられない私に、嬉しそうな彼
「素敵な場所につれてきてくれてありがとう♡」
と言うと、彼は
「お楽しみは今からだよ」
と、ふふっと笑う
談笑をしていると
私たちの前にたくさんのデザートが並べられた
「わぁ!!美味しそう♡」
「お姫様、どうぞ召し上がれ」
どれも可愛くて美味しそうなデザートに
どれから食べようか迷ってしまう
そんな姿に、
くすくすっと面白そうに笑う勇次郎くん
「ふふ、いっぱい食べてね」
「いただきまーす」
まずは小さくてコロンとしたマカロン
「おいしーいっ♡」
そんな姿をニコニコしながら見ている勇次郎くん
「勇次郎くんは食べないの??」
「うーん、君があまりにも幸せそうに食べるから
なんだか見惚れちゃって」
と笑う勇次郎くん
そんなことを恥ずかし気もなく言ってくる
勇次郎くんに
なんだか負けた気がして、
悔しくなって
「はい、王子様。あーーん♡」
とケーキを一口フォークにすくって
勇次郎くんの口元へ
すると、一瞬驚いた顔をして
すぐに赤くなる勇次郎くん
照れて、少し悔しそうな顔に
私のイタズラ心は大満足♡
勇次郎くんは少し目を逸らすと
諦めたように
パクッと私の差し出したケーキを食べた
(照れちゃって、かわいい♡)
…なんて、わたしも
すっごく恥ずかしかったんだけどね
「おいしい…」
と照れ照れの顔で、
ボソっと呟く王子様に
今度はわたしがくすくすっと笑ってあげる
「おいしいね、♡」
一通りデザートを食べ終わると
スタッフさんが
「よろしければ、
庭園のお散歩はいかがでしょうか?」
と声をかけてくれたので
広いお庭を散歩させてもらう
すると、勇次郎くんが
急に噴水の前で立ち止まり
「お姫様!いつかまた、この場所で
あなたにプロポーズをさせてください」
とひざまずき、私の手を取って
王子様のように私の手にキスをした
「…へっ、!?」
急なことに動転して真っ赤になる私
「へっ!って…」
と笑いを堪えきれなかった彼
ひとしきり笑われたあと
「…で、お返事は?」
と聞かれたから
「…はいっ!」
と答えるしかないよね、、!?
満足気に笑う彼に
ときめかない女の子なんているのだろうか…?
着替えが終わり私服に戻ると
式場の前で彼が待っていてくれた
「じゃあ、送るから」
と私の手を取る勇次郎くん
「あ、ありがとう」
恥ずかしさでいっぱいなのは
わたしだけ、なのかなぁ…?
帰りの道はあっという間で
夢みたいな時間もあっという間で
なんだか寂しくなる
「ミリアちゃん、今日はありがとう」
「勇次郎くん、こちらこそほんとにありがとう!
すっごくすっごく素敵な1日だった」
満足気に笑う勇次郎くん
最後はカメラマンさんに挨拶して
一日が終わった