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ー勇次郎sideー
放課後。
ミリアちゃんのほうを見る
帰り支度をして、あいつとの約束を待っている君。
そんなことすら許せなくて、僕は
「ねぇ、今日一緒の仕事だよね。
マネージャーが連れて来いって言ってるから、一緒に帰るよ。」
そんなの嘘八百だけど
君が告白されるのなんて
どうしても許せなくて、
そんなその場限りの嘘をついた。
「………えっ!?そうだっけ??
ごめん、忘れてたみたい。」
そんな僕の嘘を信じて焦る君。
そんな君の姿に少し胸のモヤモヤが消えていく
「…は?
今日は俺たち仕事休みだろ?」
そこに余分なやつが入ってくる
(…チッ。愛蔵め。
こいつはなんでいつも余分なことばっかり)
そんな余分な愛蔵に、笑顔で圧をかける
(…だまって話を合わせろ)
「あ、あぁ。そうだったかも〜。
俺も忘れてたわ(…くそ、勇次郎め)」
愛蔵もわっかりやすいど下手な演技で
いちよう話を合わせてくれた
「そういうことで、ミリアちゃん帰ろ」
僕はさりげなく
ミリアちゃんの鞄を持つ
「あ、、、。2人ともごめんね、
ちょっと今日約束しちゃってて
断ってくるから少しだけ待っててくれる??」
ミリアちゃんは申し訳なさそうに謝る
(…チッ。あんなやつほっとけばいいのに)
(…いや、でもそういう誠実なところが
良いところでもあるんだけどさ…)
少しの間、彼女の席で彼女が帰ってくるのを待つ
遠目から、ミリアちゃんが
今日ミリアちゃんに話しかけていた男子に
謝っているのがみえた。
(……はぁ。僕ってほんと……)