SWEET HOLIDAY
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
街を歩きながら、五人はどこに行くか相談をする。
「カラオケ行くならTOGASHIDAXだけどよ、あそこはどうせ休業中だろうな。まずはゲーセン行こうぜ」
幽助の提案に同意し、一行は近くのゲームセンターに入っていった。
「何すっかな~」
幽助が呟くのを横で聞きながら、名前はふとあるスペースが目に止まった。
「ねね、あれ撮るのは?」
冗談混じりに笑って名前が指をさしたのは…
「プリクラ!?」
「男が撮るもんじゃねーだろ!」
興味のない桑原と幽助は即座に拒絶する。
「なんだそのプリクラとは?」
「写真がシールになっているものですよ。オレも撮ったことはないけどね」
プリクラなど初耳の飛影に、蔵馬が手短に説明する。
「プリクラってあの目が気持ちワリーくれーデカくなるやつだろ?」
「男の子の顔を判別して、女の子だけ目を大きくしてくれる機種もあるから大丈夫だよ」
幽助に言った後、名前はある問題点に気づく。
(あ、でも私達が撮ったら…)
「判別して、ねえ…」
呟いたのは幽助。
おそらく、彼も桑原も名前と同じことを考えている。
「…皆、オレの顔に何かついてますか?」
三人の視線に気づいた蔵馬の声色は恐ろしいほど平坦で静かだった。
ハッとする幽助、桑原、名前。
「な、何もついてないよ!たださ…」
「ただ?」
不自然なくらいニッコリとした笑みを蔵馬は名前に向ける。
「いやいやもしかして蔵馬の顔が男だって機械が認識できねーんじゃないかと思ってよ!」
ポロ、と本音をこぼしてしまった幽助。
「蔵馬の目だけデカくなってたらちょっと笑えるよな~とか!?」
「きっとすごい美少女になるだろうな~とか!?」
こうなりゃヤケ。
幽助と同様、桑原と名前も次々に蔵馬の地雷を踏んでいった。
皆で撮ったプリクラを想像し、もう蔵馬のことは気にせず三人は豪快に笑う。
「あはっ あははは おっかし~…ハッ」
気づいた時にはもう遅い。
どす黒いオーラを放つ蔵馬を前にし、三人の微笑みは恐怖で引きつっていった。
(このままここにいるのは危険だ…)
プリクラの機械が立ち並ぶこの空間は蔵馬にとって忌々しいだろうと考えた三人。
蔵馬の機嫌をとるべく、ここを立ち去ることを決意する。
「なあ!ボーリング行かねえ!?ボーリング!」
「イイね桑ちゃん!行こう行こう!」
「あ~ゲーセンはやめやめ!なんか今すっげえ玉投げてー気分!」
わざとらしいほど盛り上がり入ったばかりのゲームセンターを出ていく三人と、それに続く蔵馬と飛影であった。
