年下の彼
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「やっぱり、愛するよりも愛される方が幸せよね。」
真夜中、モビー号の医務室では、今夜も女子トークが始まっていた。
中央に置かれたテーブルを取り囲むソファに座る夜勤のナース達に混ざって、私もアイスティーを飲みながら笑顔を返す。
「名前は?愛してくれないけど愛してる人と
愛してくれるけど愛してるわけじゃない人、どっちを選ぶ?」
「うーん、分かんないなぁ。」
誤魔化すように苦笑して、私はストローを咥えた。
アイスティーの苦い甘さが喉を通って、鼻の奥をツンとさせる。
綺麗なナース達が恋の話で盛り上がるのを聞きながら、私はエースのことを思い出していた。
今夜、彼はどんな夜を過ごしているのだろう。
胸に刺さった棘がずっと抜けなくて、チクチクと痛い。
だって、私にとって、マルコさんもエースも、大切な人なのだ。
それに、愛される方が幸せになれることも知っている。
あぁ、エースの熱い腕に抱きしめられたい。甘えたい。
私は、ずっとずっと前から、エースを愛したかった。
それでも、心が言うことを聞かなくてー。
年下の彼は、私が泣いている理由を知っていて抱きしめてくれる人です
それでも私は、愛してはくれない人を選んでしまうのー。
真夜中、モビー号の医務室では、今夜も女子トークが始まっていた。
中央に置かれたテーブルを取り囲むソファに座る夜勤のナース達に混ざって、私もアイスティーを飲みながら笑顔を返す。
「名前は?愛してくれないけど愛してる人と
愛してくれるけど愛してるわけじゃない人、どっちを選ぶ?」
「うーん、分かんないなぁ。」
誤魔化すように苦笑して、私はストローを咥えた。
アイスティーの苦い甘さが喉を通って、鼻の奥をツンとさせる。
綺麗なナース達が恋の話で盛り上がるのを聞きながら、私はエースのことを思い出していた。
今夜、彼はどんな夜を過ごしているのだろう。
胸に刺さった棘がずっと抜けなくて、チクチクと痛い。
だって、私にとって、マルコさんもエースも、大切な人なのだ。
それに、愛される方が幸せになれることも知っている。
あぁ、エースの熱い腕に抱きしめられたい。甘えたい。
私は、ずっとずっと前から、エースを愛したかった。
それでも、心が言うことを聞かなくてー。
年下の彼は、私が泣いている理由を知っていて抱きしめてくれる人です
それでも私は、愛してはくれない人を選んでしまうのー。
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