◇No.81◇共に守りましょう
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立体起動装置で飛び上がったリヴァイは、なまえの元へと急ぎます。
まだもう少し、堪えていてくれ———願う気持ちが、届いたのかどうかは分かりません。
ただ、なまえは、まだ砲弾の飛び交う空の中心で戦っていました。
ですが、彼女が生きているかどうかは微妙なところです。
なぜなら、彼女はそこに〝存在している〟ことの方が不自然な状態だったのです。
何処を見ているのかも分からない虚ろな瞳に、赤い血が額から流れて、さらに視界を隠しています。
それでもなんとか、応戦するために両掌から出ているビームも方向が定まっていません。
ただ気合だけで、戦っているのでしょう。
このままではマズい———リヴァイがそう思い、スピードを上げたそのタイミングで、なまえの手のひらから出ていたビームが、途切れました。
彼女が倒れたわけではありません。
なまえも、何が起こったのかが分からないのか、自分の両掌を不思議そうに見ています。
そこへ、今がチャンスとばかりに、砲弾が飛んできました。
「なまえ!!!!」
焦ったリヴァイが叫びました。
その声で顔を上げたなまえの目の前に、砲弾が迫ります。
もうダメだ———そう思ったのでしょうか。なまえは、ギュッと目を瞑りました。
「シャンブルズ!」
聞き覚えのある声が響いた後、地面にぶつかった砲弾が大爆発を起こしました。
なまえを抱きかかえたローが、その爆発を避けて地面へと飛び降ります。
リヴァイは、目の前で起こっている事実に驚きを隠せませんでした。
ですが、なまえは無事です。
よかった————そう思ったリヴァイに、地上からローの声が飛びます。
「俺の仲間は無事避難させた。なまえも俺が守る。
お前も、自分の仲間を守れ。」
「…悪かった。なまえはもう———。」
「なまえは死なせねぇ。絶対に。」
ローの腕の中でぐったりとしているなまえを目の前にして、諦めそうになっていました。
でもまだ、終わってはいません。
やらなければならないことはまだ残っていますし、なまえにはローがついている。
ローの覚悟に、リヴァイは力強く頷きました。
まだもう少し、堪えていてくれ———願う気持ちが、届いたのかどうかは分かりません。
ただ、なまえは、まだ砲弾の飛び交う空の中心で戦っていました。
ですが、彼女が生きているかどうかは微妙なところです。
なぜなら、彼女はそこに〝存在している〟ことの方が不自然な状態だったのです。
何処を見ているのかも分からない虚ろな瞳に、赤い血が額から流れて、さらに視界を隠しています。
それでもなんとか、応戦するために両掌から出ているビームも方向が定まっていません。
ただ気合だけで、戦っているのでしょう。
このままではマズい———リヴァイがそう思い、スピードを上げたそのタイミングで、なまえの手のひらから出ていたビームが、途切れました。
彼女が倒れたわけではありません。
なまえも、何が起こったのかが分からないのか、自分の両掌を不思議そうに見ています。
そこへ、今がチャンスとばかりに、砲弾が飛んできました。
「なまえ!!!!」
焦ったリヴァイが叫びました。
その声で顔を上げたなまえの目の前に、砲弾が迫ります。
もうダメだ———そう思ったのでしょうか。なまえは、ギュッと目を瞑りました。
「シャンブルズ!」
聞き覚えのある声が響いた後、地面にぶつかった砲弾が大爆発を起こしました。
なまえを抱きかかえたローが、その爆発を避けて地面へと飛び降ります。
リヴァイは、目の前で起こっている事実に驚きを隠せませんでした。
ですが、なまえは無事です。
よかった————そう思ったリヴァイに、地上からローの声が飛びます。
「俺の仲間は無事避難させた。なまえも俺が守る。
お前も、自分の仲間を守れ。」
「…悪かった。なまえはもう———。」
「なまえは死なせねぇ。絶対に。」
ローの腕の中でぐったりとしているなまえを目の前にして、諦めそうになっていました。
でもまだ、終わってはいません。
やらなければならないことはまだ残っていますし、なまえにはローがついている。
ローの覚悟に、リヴァイは力強く頷きました。