◇No.54◇好きな人がくれるハートならどんなカタチでも嬉しいです
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ベッドの縁に腰を降ろしたローの隣に、上半身裸のままで、なまえも座っていました。
そして、胸元に描かれたばかりのハートを見下ろし何度も手で撫でます。
お世辞にすれば、ローとお揃いだと言ってもいいかもしれないタトゥーです。
ですが、それは、彼女が、そのタトゥーにとても満足したという証拠のような仕草でした。
「ローとお揃いです。」
「…見ようによってはな。」
「ローがお揃いだと言うのなら、これはお揃いになります。
構図が同じです。」
「…それはどうも。」
同じなのは構図だけだと思っていることを、さらりと暴露してしまったなまえでしたが、それでも、嬉しそうに何度も何度も、自分の胸元を撫でていました。
彼女は本当に、ローがくれたハートならば、それがどんなものでも嬉しいのでしょう。
今、彼女には、目に見えるハートと、彼女に生まれた見えないハートがあります。
そのどちらも、ローが彼女に与えたものです。
だから、なまえは言うのです。
「ロー、ありがとうございます。
私は、ローが大好きです。」
「それはどうも。」
ローは、満足気に口の端を上げました。
そして、なまえの顔を覗き込むようにしながら、唇を重ねようとして———。
「キャプテーーーン!なまえーーー!!
スイカ割りしようぜーーーーー!!
———え、裸?!あ、ごめ—————。」
謝りきる前に、シャチの身体は、ローのオペオペの実の能力によって、バラバラにされてしまいました。
キスの邪魔をされたこともローを怒らせたのでしょうが、恐らく一番は———。
「見てません!見えてません!!なまえの裸とか、見てません!!」
「え、裸!?
と言った人は、見た人です。
なので、シャチは今、嘘をついています。」
ローにスウェットの上を着せられながら、なまえが、シャチにとどめを刺します。
何も分からずに、ただ事実を教えようとしている彼女が可笑しくて、ローはククッと喉を鳴らしました。
そして、胸元に描かれたばかりのハートを見下ろし何度も手で撫でます。
お世辞にすれば、ローとお揃いだと言ってもいいかもしれないタトゥーです。
ですが、それは、彼女が、そのタトゥーにとても満足したという証拠のような仕草でした。
「ローとお揃いです。」
「…見ようによってはな。」
「ローがお揃いだと言うのなら、これはお揃いになります。
構図が同じです。」
「…それはどうも。」
同じなのは構図だけだと思っていることを、さらりと暴露してしまったなまえでしたが、それでも、嬉しそうに何度も何度も、自分の胸元を撫でていました。
彼女は本当に、ローがくれたハートならば、それがどんなものでも嬉しいのでしょう。
今、彼女には、目に見えるハートと、彼女に生まれた見えないハートがあります。
そのどちらも、ローが彼女に与えたものです。
だから、なまえは言うのです。
「ロー、ありがとうございます。
私は、ローが大好きです。」
「それはどうも。」
ローは、満足気に口の端を上げました。
そして、なまえの顔を覗き込むようにしながら、唇を重ねようとして———。
「キャプテーーーン!なまえーーー!!
スイカ割りしようぜーーーーー!!
———え、裸?!あ、ごめ—————。」
謝りきる前に、シャチの身体は、ローのオペオペの実の能力によって、バラバラにされてしまいました。
キスの邪魔をされたこともローを怒らせたのでしょうが、恐らく一番は———。
「見てません!見えてません!!なまえの裸とか、見てません!!」
「え、裸!?
と言った人は、見た人です。
なので、シャチは今、嘘をついています。」
ローにスウェットの上を着せられながら、なまえが、シャチにとどめを刺します。
何も分からずに、ただ事実を教えようとしている彼女が可笑しくて、ローはククッと喉を鳴らしました。