◇No.54◇好きな人がくれるハートならどんなカタチでも嬉しいです
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タトゥーを彫る道具を用意して、ローはベッド脇に用意した椅子に腰をおろしました。
ベッドの上には、上半身裸になったなまえが仰向けで横たわっています。
そういう特殊な皮膚や構造をしているのだとしても、透き通るような綺麗な肌と胸を前に、ローは男として、思わず生唾を飲み込んでしまいました。
彼女の裸を見たことは、今までに何度もあります。
海水で電子回路がショートして壊れかけていた彼女をベポの我儘で救ってこの船に運んで手術をしたときもそうでしたし、その後、裸のままで歩き回っていた彼女にコートをかけたことで懐かれたのです。
以前、胸元にタトゥーを彫ったときも、同じようにベッドに彼女を寝かせました。
(あのときは何も思わなかったのにな。)
それが、嘘だと言うことは、ローも自覚がありました。
彫師のタクにタトゥーを彫るようにお願いしたのに、結局はなまえを自分の部屋に連れて帰ったのは、彼らの前で惚れてる女の裸を晒され、厭らしい目で見られたくなかったからです。
でも、好きだと認める前と後では、抑えられる気持ちと抗えない男としての欲望が全く違います。
「ハートはまだくれませんか?」
なまえの身体をじっと見下ろしながら黙り込んでしまっていたローに、彼女が言います。
ローは、小さく首を横に振りました。
今はそういうときではありませんし、そういうことを考える時期でもありません。
「今すぐ描いてやるよ。今度は俺と同じのにしてやる。」
ローがニヤリと口の端を上げれば、なまえの瞳がキラリと光ったように見えました。
ベッドの上には、上半身裸になったなまえが仰向けで横たわっています。
そういう特殊な皮膚や構造をしているのだとしても、透き通るような綺麗な肌と胸を前に、ローは男として、思わず生唾を飲み込んでしまいました。
彼女の裸を見たことは、今までに何度もあります。
海水で電子回路がショートして壊れかけていた彼女をベポの我儘で救ってこの船に運んで手術をしたときもそうでしたし、その後、裸のままで歩き回っていた彼女にコートをかけたことで懐かれたのです。
以前、胸元にタトゥーを彫ったときも、同じようにベッドに彼女を寝かせました。
(あのときは何も思わなかったのにな。)
それが、嘘だと言うことは、ローも自覚がありました。
彫師のタクにタトゥーを彫るようにお願いしたのに、結局はなまえを自分の部屋に連れて帰ったのは、彼らの前で惚れてる女の裸を晒され、厭らしい目で見られたくなかったからです。
でも、好きだと認める前と後では、抑えられる気持ちと抗えない男としての欲望が全く違います。
「ハートはまだくれませんか?」
なまえの身体をじっと見下ろしながら黙り込んでしまっていたローに、彼女が言います。
ローは、小さく首を横に振りました。
今はそういうときではありませんし、そういうことを考える時期でもありません。
「今すぐ描いてやるよ。今度は俺と同じのにしてやる。」
ローがニヤリと口の端を上げれば、なまえの瞳がキラリと光ったように見えました。