◇28ページ◇親友
Name change
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何が始まるのかと戸惑っていた名前を空いているテーブル席に座らせて、ファーランに紹介した。
一目惚れをした女の名前を漸く知ることが出来たファーランは、名前が自分のことを覚えていたことも分かって、とてもご機嫌だった。
「まさか、リヴァイと遠い親戚だったとは驚いたな。
おばさんの病気のことも知ってたみたいだし、
歳の離れた兄貴って感じかな?」
「・・・・・はい。」
名前は何かを訴えるように俺を見たけれど、ここは話を合わせた方がいいと思ってくれたらしく、小さく頷いた。
その瞬間、ズキリと胸が痛んだ。
ファーランに嘘を吐いたことと、名前に嘘を吐かせてしまったことへの罪悪感はあった。
でも、名前に本気で惚れているファーランに本当のことなんて言えるわけがなかった。
「リヴァイが兄貴だと怖いだろ?」
「・・・いえ、優しいです。怖いと思ったことは、ありません。」
ファーランがからかうと、名前はチラリと俺を見た後に、躊躇いがちに答えた。
意外な回答にファーランは驚いたようだったが、それをおくびにも出さずに、質問を続けていた。
「リヴァイが優しいねぇ~。俺には妹がいないから分かんねぇけど、
年の離れた妹は可愛くて、つい甘くなっちまうってことか?」
ファーランが俺に訊ねた。
名前の視線が、不安で揺れていた。
俺に言ってほしくない言葉も、何を訴えているのかも俺は知っていた。
でも、俺は親友の気持ちを優先した。
「あぁ、そんなもんだ。」
「珍しいな、お前が素直に認めるなんて。
怖い兄貴に溺愛されてちゃ、名前ちゃん、恋人も作れないんじゃない?」
「いえ…、全然、私に興味がないだけですよ。
私に恋人が出来ても、なんとも思わないと思います。」
「てことは、今はいないの?」
ファーランは、チャンスだと思ったのか、名前のことで一番知りたかっただろうことの核心に迫った。
名前は何て答えるのか。
俺は緊張していた。
「・・・・恋人は、いません。」
ホッとしたのは、俺とファーランのどっちだったのだろう。
ファーランから、小さく息が漏れたのが聞こえた。
「でも、好きなひー。」
「好きな俳優はいるんだよな。」
俺は名前の言葉を遮った。
眉を顰めた名前が何か言おうとしたが、それよりも先に俺が先手を打った。
「この前、好きな俳優が出てる映画を見に行きてぇって言ってたよな。
ファーラン、映画好きだろ。今週末、連れてってやってくれねぇか。」
「え!?だって、それはリヴァイさんがー。」
「なぁ、いいだろ。ファーラン。」
「あぁ、名前ちゃんがいいなら、週末なら暇だし俺は構わねぇけど。」
不満げに眉尻を下げた名前をチラリと見て、ファーランが戸惑いながら頷いた。
「名前、いいだろ。」
「・・・・はい。ファーランさんが、連れて行ってくれるなら嬉しいです。」
俺の言うことなら、名前は断らないと知っていた。
最低だったかもしれない。
でも、このとき、俺にとって最優先は親友だった。
映画に行く約束をきっかけに、ファーランは名前と連絡先の交換をすることも出来た。
「映画ってこれ?」
早速、ファーランは、ネットで映画のスケジュールを確認し始めた。
さっさとチケットをとって、約束のキャンセルを阻止しようということだろう、と男の俺にはなんとなく分かったけれど、名前は気づいていなかったと思う。
「はい、それです。」
名前が、ファーランのスマホを覗き込むから、自然と2人の距離が近くなっていた。
「俺も見たいと思ってたやつ。
ほら、見て。お気に入りにチェック入ってるから。」
「あ、ほんとだ!私も、お気に入りにチェック入れてます!ほらっ!」
「お~、一緒じゃん。俺達、気が合うね。」
お互いのスマホを覗き合いながら、名前とファーランは、映画を見るときはポップコーンは食べるか食べないかという話で盛り上がりだした。
長い付き合いだから知っているけれど、ファーランは無理して合わせているわけではなくて、名前といろんなところで気が合うようだった。
『愛に歳の差は関係ない』
ファーランが軽く笑って言ってのけた言葉が、頭の奥に聞こえてきた。
目の前で楽しそうに話している2人に、歳の差は感じなかった。
年齢よりもだいぶ若く見えるファーランだけれど、どちらかというと、名前が大人の女に見えたのだ。
歳の離れたガキだと信じていたのに、目の前で自分の親友と楽しそうに会話を交わしている名前は、綺麗な女だった。
歳の差を感じるどころか、とてもお似合いだったのだ。
週末の映画の予定も立て終わった頃、休憩は終わりだという声が名前にかかった。
「それじゃ、週末に。」
「はい、宜しくお願いします。」
軽く手を振ったファーランに、名前は頭を下げてから、カフェへと戻って行った。
裏扉が閉まって名前の姿が見えなくなった頃には、ファーランの頬はだらしなく下がりきっていた。
「持つべきものは、遠い親戚に可愛い娘がいる親友だな!」
俺の肩に手を乗せて、ファーランが嬉しそうに言った。
『世の中ってのはな、自分が欲しいもんは、大抵他の奴も欲しがってんだよ。』
楽しそうに週末のデートの計画を立て始めたファーランの隣で、俺の頭に、ケニーから受けた忠告が浮かんでは消えて、響き続けていた。
君に愛してもらえるたったひとりだったはずの俺は今、
君が欲しくてたまらない数ある男の中のひとりになってしまった
ネオンの街を抜けて、キラキラ揺れる海を渡る橋の上を真っ白なスポーツカーが優雅に走り抜けていく。
車窓から見える綺麗な夜景は、私の見慣れたものとは違っていた。
「本当に駅でいいの?家まで送っていくよ。」
ハンドルを握るファーランさんが、もう一度、確かめるように私に訊ねた。
バイト終わり、帰ろうとしていた私は、今日は早上がりだというファーランさんに食事に誘われた。
以前、私があげたホットミルクのお礼がしたいとずっと思ってくれていたのだそうだ
そんなたいしたものでもないし、わざわざ必要ないと断ろうとした私に、ファーランさんは、リヴァイさんにはもう伝えてあると教えてくれた。
『兄貴の許可はとってあるよ。
後から、俺の可愛い妹を勝手に誘うなって言われても面倒だし。』
そんな風に言われたら、私はもう断れなかった。
リヴァイさんは、兄ではないし、私は遠い親戚の妹でもない。
仔犬だと言われた方がまだマシだー。
どうして、リヴァイさんがそんな嘘を親友に吐いたのかわからなくて、私は混乱とショックで泣きそうだった。
「はい、大丈夫です。駅に寄りたいお店があるんです。」
行きたい店なんてなかったけれど、嘘を吐いた。
リヴァイさんの自宅マンションまで送ってもらうわけにはいかなかった。
だって、たぶん、リヴァイさんは、私が居候をしていることを知られたくないのだと思う。
あくまでも、ただの遠い親戚ということにしたいようだったからー。
「そっか。ならいいけど、もう遅いし気をつけて帰ってね。
まぁ、遅くまで連れまわした俺が言うのもなんだけどさ。」
「いえ、とても美味しかったです。ご馳走様でした。」
「名前は本当に美味そうに食べてくれるから、連れて行った甲斐があったよ。」
ファーランさんが、柔らかく微笑んだ。
いつの間にか、名前も呼び捨てになっていた。
でも、馴れ馴れしく距離が近づいたわけではなくて、とても自然だったから、嫌だとは思わなかった。
リヴァイさんの親友だと言っていたけれど、話し方も立ち振る舞いも、女性との接し方も、何もかもが違う。
リヴァイさんも女の人にモテるけれど、落ち着いていて、物腰が柔らかいファーランさんも、とてもモテそうだと思った。
週末に行く映画の話をしているうちに目的地に辿り着いて、駅のロータリーに入った車が止まった。
「今日は本当にありがとうございました。」
「こちらこそ。急に誘ってごめんね。」
「いえ、とても楽しかったです。それじゃ、また週末、宜しくお願いします。」
軽く会釈をして、私は車の扉に手を伸ばした。
「あ、待って。」
ドアノブを持って開こうとした私の肩を、ファーランさんの手が引き留めた。
振り向いた瞬間に、私の唇にファーランさんの唇が重なっていた。
驚いて呆然とした後、それがキスというものだと気づいたときには、ファーランさんの唇は離れていた。
「ごめん、いきなり。」
突然キスをするなんて荒っぽいことをしたファーランさんは、少し眉尻を下げて、申し訳なさそうに言った。
「でも、このまま何も言わずに君を帰したら、手遅れになる気がしたんだ。
君を狙ってる男なんて、きっとたくさんいるだろうから。」
ファーランさんの瞳はとても真剣だった
私は、自分のことを特別に敏感だと思ったことはない。でも、鈍感でもない。
それに、こういう経験が初めてなわけではない。
だから、どういうつもりで、ファーランさんが私を食事に誘ったのかに、気づいてしまった。
その言葉が出る前に断ろうとした私よりも、きっと場数なんてたくさん踏んでいるファーランさんの方が一枚上手だった。
「初めて会ったときから、ずっと名前のことを知りたいと思ってた。
今日は、名前も歳も、君がどんな風に笑うのかも教えてくれたから、
お返しに、俺が君のことが好きだってことを知ってもらいたかっただけだ。」
だからこれは告白ではないから返事は要らないのだと、釘まで刺されてしまった。
私の気持ちは、ひとつしかないのにー。
一目惚れをした女の名前を漸く知ることが出来たファーランは、名前が自分のことを覚えていたことも分かって、とてもご機嫌だった。
「まさか、リヴァイと遠い親戚だったとは驚いたな。
おばさんの病気のことも知ってたみたいだし、
歳の離れた兄貴って感じかな?」
「・・・・・はい。」
名前は何かを訴えるように俺を見たけれど、ここは話を合わせた方がいいと思ってくれたらしく、小さく頷いた。
その瞬間、ズキリと胸が痛んだ。
ファーランに嘘を吐いたことと、名前に嘘を吐かせてしまったことへの罪悪感はあった。
でも、名前に本気で惚れているファーランに本当のことなんて言えるわけがなかった。
「リヴァイが兄貴だと怖いだろ?」
「・・・いえ、優しいです。怖いと思ったことは、ありません。」
ファーランがからかうと、名前はチラリと俺を見た後に、躊躇いがちに答えた。
意外な回答にファーランは驚いたようだったが、それをおくびにも出さずに、質問を続けていた。
「リヴァイが優しいねぇ~。俺には妹がいないから分かんねぇけど、
年の離れた妹は可愛くて、つい甘くなっちまうってことか?」
ファーランが俺に訊ねた。
名前の視線が、不安で揺れていた。
俺に言ってほしくない言葉も、何を訴えているのかも俺は知っていた。
でも、俺は親友の気持ちを優先した。
「あぁ、そんなもんだ。」
「珍しいな、お前が素直に認めるなんて。
怖い兄貴に溺愛されてちゃ、名前ちゃん、恋人も作れないんじゃない?」
「いえ…、全然、私に興味がないだけですよ。
私に恋人が出来ても、なんとも思わないと思います。」
「てことは、今はいないの?」
ファーランは、チャンスだと思ったのか、名前のことで一番知りたかっただろうことの核心に迫った。
名前は何て答えるのか。
俺は緊張していた。
「・・・・恋人は、いません。」
ホッとしたのは、俺とファーランのどっちだったのだろう。
ファーランから、小さく息が漏れたのが聞こえた。
「でも、好きなひー。」
「好きな俳優はいるんだよな。」
俺は名前の言葉を遮った。
眉を顰めた名前が何か言おうとしたが、それよりも先に俺が先手を打った。
「この前、好きな俳優が出てる映画を見に行きてぇって言ってたよな。
ファーラン、映画好きだろ。今週末、連れてってやってくれねぇか。」
「え!?だって、それはリヴァイさんがー。」
「なぁ、いいだろ。ファーラン。」
「あぁ、名前ちゃんがいいなら、週末なら暇だし俺は構わねぇけど。」
不満げに眉尻を下げた名前をチラリと見て、ファーランが戸惑いながら頷いた。
「名前、いいだろ。」
「・・・・はい。ファーランさんが、連れて行ってくれるなら嬉しいです。」
俺の言うことなら、名前は断らないと知っていた。
最低だったかもしれない。
でも、このとき、俺にとって最優先は親友だった。
映画に行く約束をきっかけに、ファーランは名前と連絡先の交換をすることも出来た。
「映画ってこれ?」
早速、ファーランは、ネットで映画のスケジュールを確認し始めた。
さっさとチケットをとって、約束のキャンセルを阻止しようということだろう、と男の俺にはなんとなく分かったけれど、名前は気づいていなかったと思う。
「はい、それです。」
名前が、ファーランのスマホを覗き込むから、自然と2人の距離が近くなっていた。
「俺も見たいと思ってたやつ。
ほら、見て。お気に入りにチェック入ってるから。」
「あ、ほんとだ!私も、お気に入りにチェック入れてます!ほらっ!」
「お~、一緒じゃん。俺達、気が合うね。」
お互いのスマホを覗き合いながら、名前とファーランは、映画を見るときはポップコーンは食べるか食べないかという話で盛り上がりだした。
長い付き合いだから知っているけれど、ファーランは無理して合わせているわけではなくて、名前といろんなところで気が合うようだった。
『愛に歳の差は関係ない』
ファーランが軽く笑って言ってのけた言葉が、頭の奥に聞こえてきた。
目の前で楽しそうに話している2人に、歳の差は感じなかった。
年齢よりもだいぶ若く見えるファーランだけれど、どちらかというと、名前が大人の女に見えたのだ。
歳の離れたガキだと信じていたのに、目の前で自分の親友と楽しそうに会話を交わしている名前は、綺麗な女だった。
歳の差を感じるどころか、とてもお似合いだったのだ。
週末の映画の予定も立て終わった頃、休憩は終わりだという声が名前にかかった。
「それじゃ、週末に。」
「はい、宜しくお願いします。」
軽く手を振ったファーランに、名前は頭を下げてから、カフェへと戻って行った。
裏扉が閉まって名前の姿が見えなくなった頃には、ファーランの頬はだらしなく下がりきっていた。
「持つべきものは、遠い親戚に可愛い娘がいる親友だな!」
俺の肩に手を乗せて、ファーランが嬉しそうに言った。
『世の中ってのはな、自分が欲しいもんは、大抵他の奴も欲しがってんだよ。』
楽しそうに週末のデートの計画を立て始めたファーランの隣で、俺の頭に、ケニーから受けた忠告が浮かんでは消えて、響き続けていた。
君に愛してもらえるたったひとりだったはずの俺は今、
君が欲しくてたまらない数ある男の中のひとりになってしまった
ネオンの街を抜けて、キラキラ揺れる海を渡る橋の上を真っ白なスポーツカーが優雅に走り抜けていく。
車窓から見える綺麗な夜景は、私の見慣れたものとは違っていた。
「本当に駅でいいの?家まで送っていくよ。」
ハンドルを握るファーランさんが、もう一度、確かめるように私に訊ねた。
バイト終わり、帰ろうとしていた私は、今日は早上がりだというファーランさんに食事に誘われた。
以前、私があげたホットミルクのお礼がしたいとずっと思ってくれていたのだそうだ
そんなたいしたものでもないし、わざわざ必要ないと断ろうとした私に、ファーランさんは、リヴァイさんにはもう伝えてあると教えてくれた。
『兄貴の許可はとってあるよ。
後から、俺の可愛い妹を勝手に誘うなって言われても面倒だし。』
そんな風に言われたら、私はもう断れなかった。
リヴァイさんは、兄ではないし、私は遠い親戚の妹でもない。
仔犬だと言われた方がまだマシだー。
どうして、リヴァイさんがそんな嘘を親友に吐いたのかわからなくて、私は混乱とショックで泣きそうだった。
「はい、大丈夫です。駅に寄りたいお店があるんです。」
行きたい店なんてなかったけれど、嘘を吐いた。
リヴァイさんの自宅マンションまで送ってもらうわけにはいかなかった。
だって、たぶん、リヴァイさんは、私が居候をしていることを知られたくないのだと思う。
あくまでも、ただの遠い親戚ということにしたいようだったからー。
「そっか。ならいいけど、もう遅いし気をつけて帰ってね。
まぁ、遅くまで連れまわした俺が言うのもなんだけどさ。」
「いえ、とても美味しかったです。ご馳走様でした。」
「名前は本当に美味そうに食べてくれるから、連れて行った甲斐があったよ。」
ファーランさんが、柔らかく微笑んだ。
いつの間にか、名前も呼び捨てになっていた。
でも、馴れ馴れしく距離が近づいたわけではなくて、とても自然だったから、嫌だとは思わなかった。
リヴァイさんの親友だと言っていたけれど、話し方も立ち振る舞いも、女性との接し方も、何もかもが違う。
リヴァイさんも女の人にモテるけれど、落ち着いていて、物腰が柔らかいファーランさんも、とてもモテそうだと思った。
週末に行く映画の話をしているうちに目的地に辿り着いて、駅のロータリーに入った車が止まった。
「今日は本当にありがとうございました。」
「こちらこそ。急に誘ってごめんね。」
「いえ、とても楽しかったです。それじゃ、また週末、宜しくお願いします。」
軽く会釈をして、私は車の扉に手を伸ばした。
「あ、待って。」
ドアノブを持って開こうとした私の肩を、ファーランさんの手が引き留めた。
振り向いた瞬間に、私の唇にファーランさんの唇が重なっていた。
驚いて呆然とした後、それがキスというものだと気づいたときには、ファーランさんの唇は離れていた。
「ごめん、いきなり。」
突然キスをするなんて荒っぽいことをしたファーランさんは、少し眉尻を下げて、申し訳なさそうに言った。
「でも、このまま何も言わずに君を帰したら、手遅れになる気がしたんだ。
君を狙ってる男なんて、きっとたくさんいるだろうから。」
ファーランさんの瞳はとても真剣だった
私は、自分のことを特別に敏感だと思ったことはない。でも、鈍感でもない。
それに、こういう経験が初めてなわけではない。
だから、どういうつもりで、ファーランさんが私を食事に誘ったのかに、気づいてしまった。
その言葉が出る前に断ろうとした私よりも、きっと場数なんてたくさん踏んでいるファーランさんの方が一枚上手だった。
「初めて会ったときから、ずっと名前のことを知りたいと思ってた。
今日は、名前も歳も、君がどんな風に笑うのかも教えてくれたから、
お返しに、俺が君のことが好きだってことを知ってもらいたかっただけだ。」
だからこれは告白ではないから返事は要らないのだと、釘まで刺されてしまった。
私の気持ちは、ひとつしかないのにー。