◇81ページ◇魔法のお城
Name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
リムジンは森の奥を走り続けて、漸く目的地に辿り着いた。
結婚式が始まる時間が遅かったのもあって、リムジンが辿り着いた頃には、すっかり暗くなっていた。
ミカサ達に続いてリムジンを降りると、大きなお城が私達を見下ろしていた。
お城には白と青のイルミネーションが飾られていて、妖精やカボチャの馬車のオブジェまである。
本当に魔法の世界に来たみたいだった。
「名前~~~っ!!待ってたよ~~~~!!」
お城の扉が開いて、飛び出してきたのはメイド服を着ているヒストリアだった。
その後ろから気だるげに歩いてくるユミルは、黒ベストのウェイターのような格好をしていた。
私に抱き着いたヒストリアは、会いたかったと嬉しそうに頬を緩めた。
そういえば、ブライダルチェックが始まった頃から、エレン達に会っていなかったことを思い出した。
「悪い、お前ら。ガラスの靴、割られちまった。」
風呂敷を広げたライナーが、ヒストリアとユミルに粉々になったガラスの靴を見せた。
「あぁ、それは問題ねぇ。そっちはフェイクだ。
本物のガラスの靴はこっちなんだと。」
ユミルが、黒ベストのポケットから親指サイズほどの小瓶を取り出した。
「それがガラスの靴?」
「まぁいいから。これ持って、大好きな魔法使いさんに会いに行ってみろよ。」
首を傾げる私に、ユミルは強引に小瓶を持たせた。
そして、ニッと悪戯に口の端を上げた。
「こっちだよ!」
ヒストリアが嬉しそうに私の手を引っ張った。
結婚式が始まる時間が遅かったのもあって、リムジンが辿り着いた頃には、すっかり暗くなっていた。
ミカサ達に続いてリムジンを降りると、大きなお城が私達を見下ろしていた。
お城には白と青のイルミネーションが飾られていて、妖精やカボチャの馬車のオブジェまである。
本当に魔法の世界に来たみたいだった。
「名前~~~っ!!待ってたよ~~~~!!」
お城の扉が開いて、飛び出してきたのはメイド服を着ているヒストリアだった。
その後ろから気だるげに歩いてくるユミルは、黒ベストのウェイターのような格好をしていた。
私に抱き着いたヒストリアは、会いたかったと嬉しそうに頬を緩めた。
そういえば、ブライダルチェックが始まった頃から、エレン達に会っていなかったことを思い出した。
「悪い、お前ら。ガラスの靴、割られちまった。」
風呂敷を広げたライナーが、ヒストリアとユミルに粉々になったガラスの靴を見せた。
「あぁ、それは問題ねぇ。そっちはフェイクだ。
本物のガラスの靴はこっちなんだと。」
ユミルが、黒ベストのポケットから親指サイズほどの小瓶を取り出した。
「それがガラスの靴?」
「まぁいいから。これ持って、大好きな魔法使いさんに会いに行ってみろよ。」
首を傾げる私に、ユミルは強引に小瓶を持たせた。
そして、ニッと悪戯に口の端を上げた。
「こっちだよ!」
ヒストリアが嬉しそうに私の手を引っ張った。