◇44話◇責任ではなく愛だから
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リヴァイの元に戻るためになまえが部屋を出て行くと、モブリットはハンジに詰め寄った。
「彼女が苦しむと分かってて、どうして協力するなんて言ったんですか!?」
「リコと約束したじゃないか。なまえが一番幸せになる方法を考えてやろうって。
それは、向こうの世界のリコも望んだことだ。
だから私達は、なまえを呼び出して正直な気持ちを聞いたんだろ。」
「そうですよ!だから、私達はなにがなんでも彼女を説得するべきでした!!」
必死に訴えるモブリットの気持ちも、ハンジは理解出来ている。
正直、なまえと話す前は、なにがなんでも説得するつもりでいたのだ。
でもー。
「地獄と分かっていてもリヴァイのそばにいたいくらい愛してるなんて
そう簡単には言えないよ。彼女の決意はきっと、私達が考えるよりも固い。」
ハンジは、窓の外に目を向けた。
もう真っ暗だ。
明日、彼女になまえのことを教えてやれるように準備をしないといけない。
幸いにも薬で眠っているリヴァイが目を覚ますまで日数がある。
その間に、出来る限り、記憶を取り戻したなまえに近づけるのだ。
「私達はずっと、彼女の味方でいてやろう。
本当の彼女を見て、守ってやるんだ。」
「…はい。」
それが、あのとき、なまえをこの世界に引き留めた自分達の責任だー。
「彼女が苦しむと分かってて、どうして協力するなんて言ったんですか!?」
「リコと約束したじゃないか。なまえが一番幸せになる方法を考えてやろうって。
それは、向こうの世界のリコも望んだことだ。
だから私達は、なまえを呼び出して正直な気持ちを聞いたんだろ。」
「そうですよ!だから、私達はなにがなんでも彼女を説得するべきでした!!」
必死に訴えるモブリットの気持ちも、ハンジは理解出来ている。
正直、なまえと話す前は、なにがなんでも説得するつもりでいたのだ。
でもー。
「地獄と分かっていてもリヴァイのそばにいたいくらい愛してるなんて
そう簡単には言えないよ。彼女の決意はきっと、私達が考えるよりも固い。」
ハンジは、窓の外に目を向けた。
もう真っ暗だ。
明日、彼女になまえのことを教えてやれるように準備をしないといけない。
幸いにも薬で眠っているリヴァイが目を覚ますまで日数がある。
その間に、出来る限り、記憶を取り戻したなまえに近づけるのだ。
「私達はずっと、彼女の味方でいてやろう。
本当の彼女を見て、守ってやるんだ。」
「…はい。」
それが、あのとき、なまえをこの世界に引き留めた自分達の責任だー。