◇43話◇ごめんなさい
Name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
処置が終わり、私は漸く、リヴァイのそばに行くことを許された。
ベッド脇の椅子に腰を降ろし、おずおずと、リヴァイの胸元に手を乗せた。
あぁ、聞こえるー。
リヴァイの心臓の音が、聞こえるー。
とりあえずは危機を脱したと、医師がホッとしたようにエルヴィンに説明する声も聞こえてくる。
ハンジが私の肩に手を乗せた。
「なまえ、きっと君が名前を呼んでくれたおかげだ。
本当に、ありがとう。」
「私…、なんて酷いことを…。本当に、ごめんなさい…。」
震える指で、リヴァイの頬を流れている涙に触れた。
処置を受けている間、リヴァイはずっと泣いていた。
痛いのかなー、なんて野暮なことは思えない。
リヴァイが涙を流す理由なんて、ひとつしかないからー。
ごめんなさい。
引き留めてしまってー。
ごめんなさい。
なまえの声で、名前を呼んでしまってー。
ごめんなさい。
戻ってきてほしいと、願ってしまってー。
ごめんなさい。
なまえと引き裂いてしまってー。
ごめんなさい。
本当に、ごめんなさいー。
あなたが帰って来てくれて、死ぬほど嬉しいからー。
本当にー。
「ありがとう…っ。ごめんなさい…っ。
リヴァイ、ごめんなさい…っ。」
リヴァイの頬を流れる涙を拭いながら、私は「ありがとう。」と「ごめんなさい。」を繰り返し続けた。
ハンジが隣で、自分の髪をクシャリと握り、唇を噛んでいるのが視界の端に見えた。
エルヴィンは、窓の外を見ながら、拳を握っていた。
モブリットもペトラも、彼を呼び戻してはいけなかったことを知っている私達は、心の中で謝り続けた。
それでも、リヴァイが生きている世界が続いたことが嬉しくて、やっぱり、謝るしかなくなる。
目が覚めたとき、リヴァイは死ねなかったことを嘆くのだろうか。
あぁ、そんなことさせたくないー。
本当に、ごめんなさいー。
ベッド脇の椅子に腰を降ろし、おずおずと、リヴァイの胸元に手を乗せた。
あぁ、聞こえるー。
リヴァイの心臓の音が、聞こえるー。
とりあえずは危機を脱したと、医師がホッとしたようにエルヴィンに説明する声も聞こえてくる。
ハンジが私の肩に手を乗せた。
「なまえ、きっと君が名前を呼んでくれたおかげだ。
本当に、ありがとう。」
「私…、なんて酷いことを…。本当に、ごめんなさい…。」
震える指で、リヴァイの頬を流れている涙に触れた。
処置を受けている間、リヴァイはずっと泣いていた。
痛いのかなー、なんて野暮なことは思えない。
リヴァイが涙を流す理由なんて、ひとつしかないからー。
ごめんなさい。
引き留めてしまってー。
ごめんなさい。
なまえの声で、名前を呼んでしまってー。
ごめんなさい。
戻ってきてほしいと、願ってしまってー。
ごめんなさい。
なまえと引き裂いてしまってー。
ごめんなさい。
本当に、ごめんなさいー。
あなたが帰って来てくれて、死ぬほど嬉しいからー。
本当にー。
「ありがとう…っ。ごめんなさい…っ。
リヴァイ、ごめんなさい…っ。」
リヴァイの頬を流れる涙を拭いながら、私は「ありがとう。」と「ごめんなさい。」を繰り返し続けた。
ハンジが隣で、自分の髪をクシャリと握り、唇を噛んでいるのが視界の端に見えた。
エルヴィンは、窓の外を見ながら、拳を握っていた。
モブリットもペトラも、彼を呼び戻してはいけなかったことを知っている私達は、心の中で謝り続けた。
それでも、リヴァイが生きている世界が続いたことが嬉しくて、やっぱり、謝るしかなくなる。
目が覚めたとき、リヴァイは死ねなかったことを嘆くのだろうか。
あぁ、そんなことさせたくないー。
本当に、ごめんなさいー。