恋、始めます
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好きな音楽や食べ物も、驚くほど趣味の合う私達は、時間が過ぎるのを忘れて喋り続けていた。
見たいと思っていた映画も同じだったから、一緒に見に行って、ずっと入ってみたいと思っていたレストランで夕食を食べた。
久しぶりに、とても楽しい休日を過ごせて、私は満足だった。
でも、ジャンはその続きを求めているみたいだった。
駐車場へ向かう途中、ジャンはしきりに、何かを言おうとしていたからー。
でも、私も言おうと思っていてー。
「あのね、私、ずっと付き合ってた人がいてー。」
「そうだ!今度、大学のみんなとキャンプに行くんすよ!」
「キャンプ?」
「はい!馴染みのメンバーで行くのが毎年恒例なんすけど、
クソ野郎のエレンも、バカのコニーも、芋女のサシャも、
なまえさんが会ってみたいって言ってたやつら、勢揃いするんで一緒にどうっすか?」
「馴染みのメンバーで行くのに、私なんかが行ってもいいの?」
「はい!エレン達も、なまえさんに会ってみたいって言ってたんで!」
「…大学で、私の話してるの?」
「あ…!!いや!!会社にすげぇ綺麗で可愛くて面白い人がいるって言ってるだけっすよ!!
別に、キャンプに誘って、イイ感じのところでアイツ等に2人きりにしてもらって告白する計画とか、
そんなん立ててないんで、俺達!!」
慌てた様に、真っ赤な顔で捲し立てたジャンは、言い終わってから、口が滑ったことに気づいたようだった。
「あ!」とわざわざ言って、焦って両手で口を抑えたけれど、飛び出した言葉はもう戻らない。
本当に、変な人ー。
「面白いは余計だってば。」
アハハハと私が笑えば、ジャンはホッとしたようだった。
そして、恥ずかしそうに頭を掻く。
そんなジャンが可愛くて、楽しくて、彼のことを話そうと思っていたのにどうでもよくなってしまった。
「キャンプって何処に行くの?」
「今度は海の近くのキャンプ場なんです。」
「海か~。それなら、水着持って行かなきゃね。あったかな~?」
「え!来てくれるんすか!?」
「だって、その壮大な計画は、私がいなきゃ実行できないでしょ?」
「は、はいっ!じゃあ、明日、エレン達に伝えます!」
よっしゃぁあああッ!!ー。
人目もはばからず、ジャンが両手でガッツポーズをした。
それから私は、キャンプの計画を教えてもらう。
ジャンと一緒に、明日よりもずっとずっと先の話をしながら、漸く気付くのだ。
過去はもう、過去にしかすぎないのだとー。
だから、たとえば今、私のすぐ隣を背の低い態度の大きな男が通り過ぎたとしても、気づかないくらいに私はー。
今日から私、年下の彼と恋を始めます
うわぁ~…!楽しみだなぁ!あ、そうだ!一緒に水着買いに行きましょうよ!
えー、だって、ジャン、絶対エッチなやつ選びそうだから却下。
な!選びませんよ!クソ野郎共に見られちまうじゃないっすか!!絶対、嫌っす!!
…そっか。
ちょっ!自分からふっといて、照れるのやめてもらえますか!?可愛すぎて、ヤベぇから!主に心臓が!!
こっちのセリフだ、バカ。
だから、私、告白、楽しみにしてるねー。
見たいと思っていた映画も同じだったから、一緒に見に行って、ずっと入ってみたいと思っていたレストランで夕食を食べた。
久しぶりに、とても楽しい休日を過ごせて、私は満足だった。
でも、ジャンはその続きを求めているみたいだった。
駐車場へ向かう途中、ジャンはしきりに、何かを言おうとしていたからー。
でも、私も言おうと思っていてー。
「あのね、私、ずっと付き合ってた人がいてー。」
「そうだ!今度、大学のみんなとキャンプに行くんすよ!」
「キャンプ?」
「はい!馴染みのメンバーで行くのが毎年恒例なんすけど、
クソ野郎のエレンも、バカのコニーも、芋女のサシャも、
なまえさんが会ってみたいって言ってたやつら、勢揃いするんで一緒にどうっすか?」
「馴染みのメンバーで行くのに、私なんかが行ってもいいの?」
「はい!エレン達も、なまえさんに会ってみたいって言ってたんで!」
「…大学で、私の話してるの?」
「あ…!!いや!!会社にすげぇ綺麗で可愛くて面白い人がいるって言ってるだけっすよ!!
別に、キャンプに誘って、イイ感じのところでアイツ等に2人きりにしてもらって告白する計画とか、
そんなん立ててないんで、俺達!!」
慌てた様に、真っ赤な顔で捲し立てたジャンは、言い終わってから、口が滑ったことに気づいたようだった。
「あ!」とわざわざ言って、焦って両手で口を抑えたけれど、飛び出した言葉はもう戻らない。
本当に、変な人ー。
「面白いは余計だってば。」
アハハハと私が笑えば、ジャンはホッとしたようだった。
そして、恥ずかしそうに頭を掻く。
そんなジャンが可愛くて、楽しくて、彼のことを話そうと思っていたのにどうでもよくなってしまった。
「キャンプって何処に行くの?」
「今度は海の近くのキャンプ場なんです。」
「海か~。それなら、水着持って行かなきゃね。あったかな~?」
「え!来てくれるんすか!?」
「だって、その壮大な計画は、私がいなきゃ実行できないでしょ?」
「は、はいっ!じゃあ、明日、エレン達に伝えます!」
よっしゃぁあああッ!!ー。
人目もはばからず、ジャンが両手でガッツポーズをした。
それから私は、キャンプの計画を教えてもらう。
ジャンと一緒に、明日よりもずっとずっと先の話をしながら、漸く気付くのだ。
過去はもう、過去にしかすぎないのだとー。
だから、たとえば今、私のすぐ隣を背の低い態度の大きな男が通り過ぎたとしても、気づかないくらいに私はー。
今日から私、年下の彼と恋を始めます
うわぁ~…!楽しみだなぁ!あ、そうだ!一緒に水着買いに行きましょうよ!
えー、だって、ジャン、絶対エッチなやつ選びそうだから却下。
な!選びませんよ!クソ野郎共に見られちまうじゃないっすか!!絶対、嫌っす!!
…そっか。
ちょっ!自分からふっといて、照れるのやめてもらえますか!?可愛すぎて、ヤベぇから!主に心臓が!!
こっちのセリフだ、バカ。
だから、私、告白、楽しみにしてるねー。
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