後ろ姿
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超大型巨人が壁を破壊した。
私達、訓練兵もすぐに集められて、巨人の討伐にあたることになった。
私は、ユミルやクリスタと同じ班。掃討作戦が終わった後、私は生きてるだろうか。
最後に、ジャンに会いたいと思ったけれど、見つけることは出来なかった。
「なにちんたらやってんだ、いくぞ。」
ユミルに急かされ、私は巨人のいる街の方へと飛んでいく。
数分後、生きてるかわからないのに、私が思うのは、生死をかけて飛び立つこの後ろ姿さえもジャンはミカサと間違えるのかなぁ、なんてそんなこと。
ほんと、どうしようもない。
「なまえ!!」
ジャンに名前を呼ばれた気がして振り返ったけれど、絶望的な顔がいたるところに溢れるそこに、好きな人の姿は見つけられなかった。
ユミルに怒られて、私は、今度こそ会いたくもない巨人の元へ向かう。
ジャンに初めて間違えられた日から、覚えてもらいたくて頑張って、仲良くなりたくて頑張って、今度は私は―
必ず生きて帰って、私はー
『あ…、悪ぃ。ミカサか。』
『ジャンはいつも私をなまえと間違えるね。』
『お前っていつもなまえを探してるよな。』
『うるせーっ。』
いつか、黒髪の後ろ姿はあのコじゃなくて、私だって思ってもらえるようになりますように―。
そして、いつの日かあなたがちゃんと私を後ろから呼び止めてくれたら、言いたいの。
あの日からずっと、ずっと大切にしてきた想いを―。
「なまえ!後ろ!!!」
「!!!」
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー
ー
私とあのコの後ろ姿を間違える間抜けなあなたが、
ずっと好きでした。
私達、訓練兵もすぐに集められて、巨人の討伐にあたることになった。
私は、ユミルやクリスタと同じ班。掃討作戦が終わった後、私は生きてるだろうか。
最後に、ジャンに会いたいと思ったけれど、見つけることは出来なかった。
「なにちんたらやってんだ、いくぞ。」
ユミルに急かされ、私は巨人のいる街の方へと飛んでいく。
数分後、生きてるかわからないのに、私が思うのは、生死をかけて飛び立つこの後ろ姿さえもジャンはミカサと間違えるのかなぁ、なんてそんなこと。
ほんと、どうしようもない。
「なまえ!!」
ジャンに名前を呼ばれた気がして振り返ったけれど、絶望的な顔がいたるところに溢れるそこに、好きな人の姿は見つけられなかった。
ユミルに怒られて、私は、今度こそ会いたくもない巨人の元へ向かう。
ジャンに初めて間違えられた日から、覚えてもらいたくて頑張って、仲良くなりたくて頑張って、今度は私は―
必ず生きて帰って、私はー
『あ…、悪ぃ。ミカサか。』
『ジャンはいつも私をなまえと間違えるね。』
『お前っていつもなまえを探してるよな。』
『うるせーっ。』
いつか、黒髪の後ろ姿はあのコじゃなくて、私だって思ってもらえるようになりますように―。
そして、いつの日かあなたがちゃんと私を後ろから呼び止めてくれたら、言いたいの。
あの日からずっと、ずっと大切にしてきた想いを―。
「なまえ!後ろ!!!」
「!!!」
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私とあのコの後ろ姿を間違える間抜けなあなたが、
ずっと好きでした。
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