≪Levi生誕祭2019≫最高の誕生日プレゼントをあげる
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顔を上げて私が見たのは、真剣に愛を語るリヴァイの瞳だった。
まるで、宝物でも見るみたいに、私だけをまっすぐに見つめている。
どうしても私を失いたくないと、悲鳴を上げるみたいに、眉尻を下げていて、眉間に皴も寄っている。
「なん、で…?」
しばらく時間がかかって、漸く私から途切れがちに出たのは、素直な疑問だった。
だって、どうして、リヴァイはそんなに必死に私を引き留めるんだろう。
彼が好きなのは、彼の特別は、まだ私なのだと思ってしまいそうになる。
あの日、可愛い彼女と、私と別れるって話をしていたのを、ちゃんと聞いたのに———。
「どこに惚れてるか言えば、考え直してくれるのか。」
リヴァイが、真剣に訊ねる。
そうじゃなくて、私が知りたいのは、どうして心変わりをしてしまったのかってことだ。
どうして、私と別れて彼女と堂々と付き合いたいのに、私を引き留めようとするのかってことだ。
でも、私が聞きたいのは——。
本当は聞きたいのは—————。
返事をしないのが、肯定の返事だと受け取ったのか、リヴァイは、今まで一度だって言われたことがないようなことを喋り出した。
「俺は、なまえの笑顔が好きだ。初めてバイト先にお前が来たときからそうだ。
よくお前は、先に好きになったのは自分だとか言ってたが、あれは絶対に間違ってる。
一目惚れした俺の方が先に決まってるからだ。」
「もう今さら、どっちが先に好きになったとか、どうでもいいよ。」
「それだけじゃねぇ。俺は、お前の瞳が好きだ。カタチが綺麗だとか見た目だけじゃなくて、
誰にでも優しくて、絶対に他人を見た目で判断したりしねぇ。
その瞳に俺がどれだけ助けられたか、お前はきっと知らねぇんだろうな。」
「…知らないよ。そんなの。」
「それから、お前の小さな鼻も好きだ。それはただ、可愛い。
あとは柔らかい唇も好きだ。本当は会ってる時間ずっとキスしてたい。
でも、お前の声も好きで、お前が楽しそうに話してるのも聞きてぇから、いつもジレンマだ。」
それから———。
リヴァイから、聞いてる方が恥ずかしくなるような私の好きなところというのが、幾つも出てくる。
私も知らないような小さな癖から、私のコンプレックスまで、リヴァイはそこが愛おしいのだと続ける。
まるで本当に、リヴァイは今でも私を愛していて、私だけが特別みたいに———。
でも———。
「もういいよ。」
「まだ言い足りねぇ。お前の好きなところなら、あと100年は語ってられる。
その間は、お前が俺から離れて行かねぇなら、永遠に続ける。続けたい。
俺は…、お前を、失いたくねぇ…。」
リヴァイが、私の腕を掴む。
ギュッと握りしめる。
小さな子供が母親に縋るみたいに、震える手でギュッと握りしめて、懇願するように私を見つめる。
あぁ、それなら——。
それなら———。
「なら…、どうして…、私に隠れて他の人に会ってたの…。」
折角、止まっていた涙が、それを言葉にしてしまった途端にまた溢れて、零れて落ちた。
頬を伝う涙を前にして、リヴァイの目が見開いていく。
私は願ってる。
言い訳をしてくれることを、それは嘘だって、間違いだって言ってくれることを。
それなのに、リヴァイは———。
「知ってたのか…。悪かった。」
申し訳なさそうに、リヴァイが謝った。
まるで、宝物でも見るみたいに、私だけをまっすぐに見つめている。
どうしても私を失いたくないと、悲鳴を上げるみたいに、眉尻を下げていて、眉間に皴も寄っている。
「なん、で…?」
しばらく時間がかかって、漸く私から途切れがちに出たのは、素直な疑問だった。
だって、どうして、リヴァイはそんなに必死に私を引き留めるんだろう。
彼が好きなのは、彼の特別は、まだ私なのだと思ってしまいそうになる。
あの日、可愛い彼女と、私と別れるって話をしていたのを、ちゃんと聞いたのに———。
「どこに惚れてるか言えば、考え直してくれるのか。」
リヴァイが、真剣に訊ねる。
そうじゃなくて、私が知りたいのは、どうして心変わりをしてしまったのかってことだ。
どうして、私と別れて彼女と堂々と付き合いたいのに、私を引き留めようとするのかってことだ。
でも、私が聞きたいのは——。
本当は聞きたいのは—————。
返事をしないのが、肯定の返事だと受け取ったのか、リヴァイは、今まで一度だって言われたことがないようなことを喋り出した。
「俺は、なまえの笑顔が好きだ。初めてバイト先にお前が来たときからそうだ。
よくお前は、先に好きになったのは自分だとか言ってたが、あれは絶対に間違ってる。
一目惚れした俺の方が先に決まってるからだ。」
「もう今さら、どっちが先に好きになったとか、どうでもいいよ。」
「それだけじゃねぇ。俺は、お前の瞳が好きだ。カタチが綺麗だとか見た目だけじゃなくて、
誰にでも優しくて、絶対に他人を見た目で判断したりしねぇ。
その瞳に俺がどれだけ助けられたか、お前はきっと知らねぇんだろうな。」
「…知らないよ。そんなの。」
「それから、お前の小さな鼻も好きだ。それはただ、可愛い。
あとは柔らかい唇も好きだ。本当は会ってる時間ずっとキスしてたい。
でも、お前の声も好きで、お前が楽しそうに話してるのも聞きてぇから、いつもジレンマだ。」
それから———。
リヴァイから、聞いてる方が恥ずかしくなるような私の好きなところというのが、幾つも出てくる。
私も知らないような小さな癖から、私のコンプレックスまで、リヴァイはそこが愛おしいのだと続ける。
まるで本当に、リヴァイは今でも私を愛していて、私だけが特別みたいに———。
でも———。
「もういいよ。」
「まだ言い足りねぇ。お前の好きなところなら、あと100年は語ってられる。
その間は、お前が俺から離れて行かねぇなら、永遠に続ける。続けたい。
俺は…、お前を、失いたくねぇ…。」
リヴァイが、私の腕を掴む。
ギュッと握りしめる。
小さな子供が母親に縋るみたいに、震える手でギュッと握りしめて、懇願するように私を見つめる。
あぁ、それなら——。
それなら———。
「なら…、どうして…、私に隠れて他の人に会ってたの…。」
折角、止まっていた涙が、それを言葉にしてしまった途端にまた溢れて、零れて落ちた。
頬を伝う涙を前にして、リヴァイの目が見開いていく。
私は願ってる。
言い訳をしてくれることを、それは嘘だって、間違いだって言ってくれることを。
それなのに、リヴァイは———。
「知ってたのか…。悪かった。」
申し訳なさそうに、リヴァイが謝った。