≪Levi生誕祭2019≫最高の誕生日プレゼントをあげる
Name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
永遠にクリスマスなんて来なかったらいいのに———。
そんなことを願ったのは、生まれて初めてだった。
でも、そう願えば願うほど、1週間は早く過ぎて、とうとうクリスマス当日がやって来てしまった。
リヴァイからは、夜の寝る前の時間頃に電話がかかって来ていたし、既読スルーと居留守の続く私を心配するようなLINEのメッセージも時々届いていた。
でも、一度でもそれに反応してしまえば、クリスマスに会おうと言われてしまいそうで、怖くて、あれから、リヴァイと言葉を一言も交わしていない。
恋人になってから5年、こんなこと初めてだった。
でも、彼が浮気をするのも初めてなのだから、それも当たり前なのかもしれない。
(あ…、浮気じゃないか。
私に別れ話をして、彼女と堂々と付き合う気なんだから。)
帰宅するために会社のパソコンの電源を切ろうとしていた手が止まった。
やっぱり、リヴァイは浮気なんてする器用な男じゃないってことか———。
自嘲気味に笑って、私は今度こそパソコンを切った。
昨日の夜は、とうとう、寝る前のおやすみの電話すらかかって来なかった。
このまま自然消滅を狙う作戦に移行したのかもしれないし、ただ単純に昨日のクリスマス・イヴは、可愛いあの娘と一緒に素敵な夜を過ごしたのかもしれない。
私は、一睡もできずに、ベッドの上で、独りぼっちで、もしかしたら、リヴァイが私のことを心配して会いに来てくれるかもしれないって、馬鹿みたいにずっと待っていたことなんて、知りもしないで、あの娘と————。
デスクの上に置いているスマホに、無意識に手が伸びた。
癖は抜けずに、私はLINEを開くと、リヴァイのトークをタップした。
今朝、彼から届いたメッセージが、一番最後にある。
【今夜、会えるか?】
1週間前なら喜んだに決まっている文字が、今では別れへのカウントダウンとなって、私を追い込む。
一体、リヴァイは、どんな顔をして、どんな気持ちで、このメッセージを送ったのだろう。
そのとき、彼の心にあったのは、傷つけることになる私への配慮だろうか。
それとも、彼女との未来だったのだろうか———。
そんなことを願ったのは、生まれて初めてだった。
でも、そう願えば願うほど、1週間は早く過ぎて、とうとうクリスマス当日がやって来てしまった。
リヴァイからは、夜の寝る前の時間頃に電話がかかって来ていたし、既読スルーと居留守の続く私を心配するようなLINEのメッセージも時々届いていた。
でも、一度でもそれに反応してしまえば、クリスマスに会おうと言われてしまいそうで、怖くて、あれから、リヴァイと言葉を一言も交わしていない。
恋人になってから5年、こんなこと初めてだった。
でも、彼が浮気をするのも初めてなのだから、それも当たり前なのかもしれない。
(あ…、浮気じゃないか。
私に別れ話をして、彼女と堂々と付き合う気なんだから。)
帰宅するために会社のパソコンの電源を切ろうとしていた手が止まった。
やっぱり、リヴァイは浮気なんてする器用な男じゃないってことか———。
自嘲気味に笑って、私は今度こそパソコンを切った。
昨日の夜は、とうとう、寝る前のおやすみの電話すらかかって来なかった。
このまま自然消滅を狙う作戦に移行したのかもしれないし、ただ単純に昨日のクリスマス・イヴは、可愛いあの娘と一緒に素敵な夜を過ごしたのかもしれない。
私は、一睡もできずに、ベッドの上で、独りぼっちで、もしかしたら、リヴァイが私のことを心配して会いに来てくれるかもしれないって、馬鹿みたいにずっと待っていたことなんて、知りもしないで、あの娘と————。
デスクの上に置いているスマホに、無意識に手が伸びた。
癖は抜けずに、私はLINEを開くと、リヴァイのトークをタップした。
今朝、彼から届いたメッセージが、一番最後にある。
【今夜、会えるか?】
1週間前なら喜んだに決まっている文字が、今では別れへのカウントダウンとなって、私を追い込む。
一体、リヴァイは、どんな顔をして、どんな気持ちで、このメッセージを送ったのだろう。
そのとき、彼の心にあったのは、傷つけることになる私への配慮だろうか。
それとも、彼女との未来だったのだろうか———。