≪Levi生誕祭2019≫最高の誕生日プレゼントをあげる
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どうやってマンションを出たのか、どうやって歩いたのか、それとも走ったのか、覚えていなかった。
息すら出来ているのか、自信がない。
でも、私はちゃんと家に帰ってきていた。
持って帰って来てしまった食材の入った買い物袋は、もう見たくもないから生ゴミ用のゴミ箱に押し込むようにして捨てた。
何もする気になれなくて、私は重たい身体を引きずって寝室へと向かう。
ベッドにうつ伏せに倒れ込んですぐに、バッグの中に入れたままにしていたスマホがまた鳴った。
今度は、着信ではなくて、LINEの通知音だった。
(あ、さっきの電話、誰だったんだろう。)
着信が誰だったのかの確認もしていないままだったことを思い出して、私はベッドにうつ伏せになったままで、床に落ちているバッグに腕を伸ばした。
バッグを掴んで、ベッドに持ち上げる。
適当に中を漁ると、さっきは全然見つからなかったスマホをすぐに見つけた。
まずは、着信履歴を確認する。
そこに表示されているのは、リヴァイの名前だった。
寝る前以外に彼から電話がかかってくるのは珍しいけれど、明日から週末の休日前だから、今日は彼からデートの誘いの連絡が来るかもしれないと思っていた。
でも、今はもう、この電話が何の用だったのか、全く分からない。
しばらく、着信履歴を眺めた後、今度はLINEを開いた。
未読になっているトークは、リヴァイだった。
見たくない———。
そう思わなかったといったら、嘘になる。
でも、私はそれよりも、期待していた。
明日は会おうって、そういうメッセージが届いているんだと、無意識に思ってしまっていたのだ。
だから、すぐに、トークをタップしてしまった。
【おつかれ。もう家か?俺は今日も残業だ。
今週末は土日も仕事になりそうだ。】
だから会えない、とは書いてはいなかったけれど、まぁ、そういうことが言いたいのだろう。
大変だね、お仕事頑張ってね———といつもなら返信を打ったはずだ。
でも、私は、何も返信をしないままで、スマホをベッドのヘッドボードに置いて、目を閉じた。
リヴァイのメッセージに既読スルーをするのは、初めてだった。
その日の夜中、私は初めて、リヴァイからのおやすみの電話にも出なかった。
別に、リヴァイに嫌がらせがしたかったわけじゃないし、怒っているというアピールがしたかったわけでもない。
ただ、どんな態度でいればいいのか、分からなかったのだ。
だって、考えてもいなかったから。
今までの残業や休日出勤が、もしかしたら嘘かもしれなかったなんて。
自分の恋人が———。
リヴァイが———。
彼が、浮気をしていたなんて—————。
息すら出来ているのか、自信がない。
でも、私はちゃんと家に帰ってきていた。
持って帰って来てしまった食材の入った買い物袋は、もう見たくもないから生ゴミ用のゴミ箱に押し込むようにして捨てた。
何もする気になれなくて、私は重たい身体を引きずって寝室へと向かう。
ベッドにうつ伏せに倒れ込んですぐに、バッグの中に入れたままにしていたスマホがまた鳴った。
今度は、着信ではなくて、LINEの通知音だった。
(あ、さっきの電話、誰だったんだろう。)
着信が誰だったのかの確認もしていないままだったことを思い出して、私はベッドにうつ伏せになったままで、床に落ちているバッグに腕を伸ばした。
バッグを掴んで、ベッドに持ち上げる。
適当に中を漁ると、さっきは全然見つからなかったスマホをすぐに見つけた。
まずは、着信履歴を確認する。
そこに表示されているのは、リヴァイの名前だった。
寝る前以外に彼から電話がかかってくるのは珍しいけれど、明日から週末の休日前だから、今日は彼からデートの誘いの連絡が来るかもしれないと思っていた。
でも、今はもう、この電話が何の用だったのか、全く分からない。
しばらく、着信履歴を眺めた後、今度はLINEを開いた。
未読になっているトークは、リヴァイだった。
見たくない———。
そう思わなかったといったら、嘘になる。
でも、私はそれよりも、期待していた。
明日は会おうって、そういうメッセージが届いているんだと、無意識に思ってしまっていたのだ。
だから、すぐに、トークをタップしてしまった。
【おつかれ。もう家か?俺は今日も残業だ。
今週末は土日も仕事になりそうだ。】
だから会えない、とは書いてはいなかったけれど、まぁ、そういうことが言いたいのだろう。
大変だね、お仕事頑張ってね———といつもなら返信を打ったはずだ。
でも、私は、何も返信をしないままで、スマホをベッドのヘッドボードに置いて、目を閉じた。
リヴァイのメッセージに既読スルーをするのは、初めてだった。
その日の夜中、私は初めて、リヴァイからのおやすみの電話にも出なかった。
別に、リヴァイに嫌がらせがしたかったわけじゃないし、怒っているというアピールがしたかったわけでもない。
ただ、どんな態度でいればいいのか、分からなかったのだ。
だって、考えてもいなかったから。
今までの残業や休日出勤が、もしかしたら嘘かもしれなかったなんて。
自分の恋人が———。
リヴァイが———。
彼が、浮気をしていたなんて—————。