◇第十八話◇2人の見た夢
Name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
リヴァイ兵長が向かったのは兵長の執務室兼自室だった。
そこで、束になった書類を渡されて、私はようやく、なぜ過去に事務の仕事をしていたことを確認されたのかを理解した。
「…眠たいです。」
「終わったらな。」
執務室の主はベッドの縁に腰かけて、部下が眠い目をこすって必死に作った書類にざっと目を通している。
本当に、ざっと、というのが腹立たしい。
リヴァイ兵長が溜めていた書類は特に難しいものでもなく、調査兵団に入ったばかりの私でもどうにかまとめることは出来た。
だが、そういう問題ではない。
本来、これは兵長の仕事であって、ただの兵士である私のすることではない。
それなのに、大切な仕事があるのにお前の歓迎会に出てやったんだ、とばかりの押しつけがましい脅迫を受けてこんなことになっている。
言っておくが、歓迎会に来て、紅茶を飲みながら読書にふけっていた上官に歓迎してもらった覚えはないー!
(最後の1枚…。)
歓迎会の後に上官の書類仕事の後始末をさせられていることの意味をどうしても理解出来ずにいながらも、私は頑張った。
最後の1枚の文字が眠気で踊っていたけれど、なんとか頑張った。
そして、書類をリヴァイ兵長に渡した後、私はゆっくりと意識を手放した―。
そこで、束になった書類を渡されて、私はようやく、なぜ過去に事務の仕事をしていたことを確認されたのかを理解した。
「…眠たいです。」
「終わったらな。」
執務室の主はベッドの縁に腰かけて、部下が眠い目をこすって必死に作った書類にざっと目を通している。
本当に、ざっと、というのが腹立たしい。
リヴァイ兵長が溜めていた書類は特に難しいものでもなく、調査兵団に入ったばかりの私でもどうにかまとめることは出来た。
だが、そういう問題ではない。
本来、これは兵長の仕事であって、ただの兵士である私のすることではない。
それなのに、大切な仕事があるのにお前の歓迎会に出てやったんだ、とばかりの押しつけがましい脅迫を受けてこんなことになっている。
言っておくが、歓迎会に来て、紅茶を飲みながら読書にふけっていた上官に歓迎してもらった覚えはないー!
(最後の1枚…。)
歓迎会の後に上官の書類仕事の後始末をさせられていることの意味をどうしても理解出来ずにいながらも、私は頑張った。
最後の1枚の文字が眠気で踊っていたけれど、なんとか頑張った。
そして、書類をリヴァイ兵長に渡した後、私はゆっくりと意識を手放した―。