◇第百五十六話◇無邪気に並んだ2人の名前
Name change
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リヴァイ兵長の執務室のデスク。
いつもは難しい書類を押しつけられてうんざりしているそこで、私は幸せを噛みしめながら、リヴァイ兵長の名前の隣にペンを乗せた。
ゆっくりと、丁寧に、間違えないようにー。
今までも何回だって書いたことがあるのに、こんなに自分の名前を書くのに緊張するのは初めてだ。
「出来た…!」
緊張から解放された喜びと、ただただ感じる幸せが私の心を埋め尽くす。
両手で婚姻届けを持って広げれば、リヴァイ兵長と私の名前でさえも夫婦になったように見えた。
「上出来だ。すべて終わったら、一緒に出しに行こう。」
「はいっ!」
リヴァイ兵長が私の髪をクシャリと撫でた。
両親への挨拶の帰り、いきなり方向転換したリヴァイ兵長が向かったのは役所だった。
そこで、婚姻届けを貰って来た。
本当に結婚するんだー。
急に実感が湧いてきた。
「なまえ・アッカーマンかぁ…。楽しみだなぁ。」
「俺も楽しみだ。」
ふふっと笑うと、リヴァイ兵長に後ろから抱きしめられた。
振り返れば、当然のようにキスが落ちてくる。
婚姻届けに並んだ名前のように、ずっとずっと2人で並んで歩いて行けますようにー。
とても恐ろしい決戦を前に、私は心から信じていた。
ふたりが無邪気に笑い合う未来は、ほんのすぐそこまで来ているってー。
それこそ無邪気に、信じ切っていたー。
いつもは難しい書類を押しつけられてうんざりしているそこで、私は幸せを噛みしめながら、リヴァイ兵長の名前の隣にペンを乗せた。
ゆっくりと、丁寧に、間違えないようにー。
今までも何回だって書いたことがあるのに、こんなに自分の名前を書くのに緊張するのは初めてだ。
「出来た…!」
緊張から解放された喜びと、ただただ感じる幸せが私の心を埋め尽くす。
両手で婚姻届けを持って広げれば、リヴァイ兵長と私の名前でさえも夫婦になったように見えた。
「上出来だ。すべて終わったら、一緒に出しに行こう。」
「はいっ!」
リヴァイ兵長が私の髪をクシャリと撫でた。
両親への挨拶の帰り、いきなり方向転換したリヴァイ兵長が向かったのは役所だった。
そこで、婚姻届けを貰って来た。
本当に結婚するんだー。
急に実感が湧いてきた。
「なまえ・アッカーマンかぁ…。楽しみだなぁ。」
「俺も楽しみだ。」
ふふっと笑うと、リヴァイ兵長に後ろから抱きしめられた。
振り返れば、当然のようにキスが落ちてくる。
婚姻届けに並んだ名前のように、ずっとずっと2人で並んで歩いて行けますようにー。
とても恐ろしい決戦を前に、私は心から信じていた。
ふたりが無邪気に笑い合う未来は、ほんのすぐそこまで来ているってー。
それこそ無邪気に、信じ切っていたー。