◇第百五十四話◇始まりの場所で愛を誓う(上)
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バルコニーの塀に並んで座っていた。
プロポーズの場所にここを選んだのは、リヴァイ兵長が大切な友人達を信じると決めた場所だったからだそうだ。
ここで自分のことを信じると私にも決めて欲しかったのだと言われて、その時のリヴァイ兵長がどんな思いで友人を信じると決意したのかがなんとなく分かった気がした。
ここがきっと、リヴァイ兵長にとっての苦しみの始まりの場所。そして、未来への希望への始まりの場所なのだろう。
そんな大切な場所で、未来への誓いを込めた指輪をはめてもらうのは、とても緊張する。
リヴァイ兵長が私の指に触れる。
神聖な儀式のようで照れ臭いのは、私の左手の薬指に指輪をはめようとしているリヴァイ兵長の緊張が伝わってくるからというのも理由のひとつにあると思う。
ゆっくりと私の指に重なっていくそれは、リヴァイ兵長からの目に見える愛のカタチ。
そして、未来を一緒に生きていこうという約束。
今だけでいいと言っていたリヴァイ兵長が、初めて、私にしてくれた未来の約束。
左手薬指に指輪が重なる。
それはまるで、初めからそこにあったみたいにー。
そこがあるべき場所なのだと胸を張るみたいにー。
月明かりに照らされてキラキラ、キラキラ、輝く。
私が指を夜空に伸ばしたら、星と一緒に輝くから、どれが本物の星の輝きか分からなくなったくらいだ。
「綺麗…。」
「あぁ、本当だな。」
リヴァイ兵長が、星も指輪も見ないで、ただただ私を愛おしそうに見つめていたこと。
知っているのは、夜空に輝く月と星、そして、友人をからかいに来ていた自由に夜空を飛ぶ2羽の白い鳥たちだけだー。
プロポーズの場所にここを選んだのは、リヴァイ兵長が大切な友人達を信じると決めた場所だったからだそうだ。
ここで自分のことを信じると私にも決めて欲しかったのだと言われて、その時のリヴァイ兵長がどんな思いで友人を信じると決意したのかがなんとなく分かった気がした。
ここがきっと、リヴァイ兵長にとっての苦しみの始まりの場所。そして、未来への希望への始まりの場所なのだろう。
そんな大切な場所で、未来への誓いを込めた指輪をはめてもらうのは、とても緊張する。
リヴァイ兵長が私の指に触れる。
神聖な儀式のようで照れ臭いのは、私の左手の薬指に指輪をはめようとしているリヴァイ兵長の緊張が伝わってくるからというのも理由のひとつにあると思う。
ゆっくりと私の指に重なっていくそれは、リヴァイ兵長からの目に見える愛のカタチ。
そして、未来を一緒に生きていこうという約束。
今だけでいいと言っていたリヴァイ兵長が、初めて、私にしてくれた未来の約束。
左手薬指に指輪が重なる。
それはまるで、初めからそこにあったみたいにー。
そこがあるべき場所なのだと胸を張るみたいにー。
月明かりに照らされてキラキラ、キラキラ、輝く。
私が指を夜空に伸ばしたら、星と一緒に輝くから、どれが本物の星の輝きか分からなくなったくらいだ。
「綺麗…。」
「あぁ、本当だな。」
リヴァイ兵長が、星も指輪も見ないで、ただただ私を愛おしそうに見つめていたこと。
知っているのは、夜空に輝く月と星、そして、友人をからかいに来ていた自由に夜空を飛ぶ2羽の白い鳥たちだけだー。