◇6ページ◇おやすみのキス
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マグカップの片づけを名前に任せ、寝支度を整えた俺は、自分の部屋に戻っていた。
食器を洗う音はすぐに聞こえなくなり、扉の向こうにあるリビングに人の気配を感じる。
ベッドに入り寝返りをうった俺の眉間に、無意識に皴が寄る。
昨日までは、当然のように1人でいたせいで、違和感が拭えなくて気持ちが悪い。
俺は、他人の面倒まで抱え込み過ぎだと、昔、親友に言われたことがある。
そんなつもりはなかったけれど、今回ばかりは彼が正しい気がした。
「リヴァイさん!大変です!!」
扉を叩く音と一緒に騒がしい名前の声が聞こえた。
無視をしても無駄だと今朝学んでしまった俺は、チッと舌打ちをしてベッドから降りた。
「うるせぇな。」
不機嫌を隠しもせずに扉を開ければ、名前は嬉しそうな笑顔を見せた。
「よかった、寝てなかったんですね。」
「あぁ、お前に邪魔されてなきゃ、寝てるはずだった。」
「間に合ってよかった~。」
名前は胸に手を当てて、ホッとしたように息を吐いた。
いつもいつも話も嫌味も通じない。
「それで、なんだ。用があるなら早くしー。」
話している途中で、唇に身に覚えのない柔らかい感触が当たった。
それが名前の唇だと気づいたときには、あっという間に唇は離れていた。
「おやすみのキスしをしに来ましたっ。
これでぐっすり眠れそうですっ。おやすみなさいっ。」
目的を達成した名前は、満足気に笑って頭を下げた。
そして、唖然とする俺を残して、名前はスキップでもしそうな軽い足取りで隣の部屋に入って行った。
俺も部屋に戻って、ベッドに入る。
そして、寝返りを打って、瞼を閉じた。
正直言うと、このとき、俺が何を思ったのかはよくわからないんだ。
驚いたことくらいしか、覚えてない。
たぶん、今時の若い女は簡単にキスなんて出来るんだなとか、そんなことを考えながら寝たのだと思う。
その夜、名前がどんな風に過ごしたのかも俺は知らなかったからー。
おやすみのキスの感触は、君の唇にも残っているはずだ
どうしよう、日記さん
リヴァイさんに、キスしちゃった…!
思いきって、チュッて!!
顔を見るのが恥ずかしくって、逃げるように部屋に戻っちゃったよ。
勝手なことしたって怒ってるかな?
それとも、キスくらいでなんとも思わないのかな…
あぁ、どうしよう、どうしよう…!
ドキドキして眠れないよ…!
どうしよう!!
緊張しすぎて、わけわかんなくって、唇の感触が思い出せない!!
あぁ、もう最悪だぁ~
すごく勇気を出したのに…
明日、リベンジしなくちゃ
そのためにも、さぁ、寝ようって思うんだけど
やっぱり、無理、今夜は眠れそうにないよ…
ねぇ、聞いて。何度だって聞いてよ。
私、大好きな人とキスしちゃったの…!
食器を洗う音はすぐに聞こえなくなり、扉の向こうにあるリビングに人の気配を感じる。
ベッドに入り寝返りをうった俺の眉間に、無意識に皴が寄る。
昨日までは、当然のように1人でいたせいで、違和感が拭えなくて気持ちが悪い。
俺は、他人の面倒まで抱え込み過ぎだと、昔、親友に言われたことがある。
そんなつもりはなかったけれど、今回ばかりは彼が正しい気がした。
「リヴァイさん!大変です!!」
扉を叩く音と一緒に騒がしい名前の声が聞こえた。
無視をしても無駄だと今朝学んでしまった俺は、チッと舌打ちをしてベッドから降りた。
「うるせぇな。」
不機嫌を隠しもせずに扉を開ければ、名前は嬉しそうな笑顔を見せた。
「よかった、寝てなかったんですね。」
「あぁ、お前に邪魔されてなきゃ、寝てるはずだった。」
「間に合ってよかった~。」
名前は胸に手を当てて、ホッとしたように息を吐いた。
いつもいつも話も嫌味も通じない。
「それで、なんだ。用があるなら早くしー。」
話している途中で、唇に身に覚えのない柔らかい感触が当たった。
それが名前の唇だと気づいたときには、あっという間に唇は離れていた。
「おやすみのキスしをしに来ましたっ。
これでぐっすり眠れそうですっ。おやすみなさいっ。」
目的を達成した名前は、満足気に笑って頭を下げた。
そして、唖然とする俺を残して、名前はスキップでもしそうな軽い足取りで隣の部屋に入って行った。
俺も部屋に戻って、ベッドに入る。
そして、寝返りを打って、瞼を閉じた。
正直言うと、このとき、俺が何を思ったのかはよくわからないんだ。
驚いたことくらいしか、覚えてない。
たぶん、今時の若い女は簡単にキスなんて出来るんだなとか、そんなことを考えながら寝たのだと思う。
その夜、名前がどんな風に過ごしたのかも俺は知らなかったからー。
おやすみのキスの感触は、君の唇にも残っているはずだ
どうしよう、日記さん
リヴァイさんに、キスしちゃった…!
思いきって、チュッて!!
顔を見るのが恥ずかしくって、逃げるように部屋に戻っちゃったよ。
勝手なことしたって怒ってるかな?
それとも、キスくらいでなんとも思わないのかな…
あぁ、どうしよう、どうしよう…!
ドキドキして眠れないよ…!
どうしよう!!
緊張しすぎて、わけわかんなくって、唇の感触が思い出せない!!
あぁ、もう最悪だぁ~
すごく勇気を出したのに…
明日、リベンジしなくちゃ
そのためにも、さぁ、寝ようって思うんだけど
やっぱり、無理、今夜は眠れそうにないよ…
ねぇ、聞いて。何度だって聞いてよ。
私、大好きな人とキスしちゃったの…!