≪Levi生誕祭2019≫最高の誕生日プレゼントをあげる
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通勤ラッシュの電車から解放された身体を、今度は冷たい夜の風の試練が襲った。
小さく身震いをして、足早に改札を抜ける。
通い慣れた歩道を歩きながら、私は、バッグの中からスマホを取り出した。
新着のメッセージが届いていないかを確認するのが、いつの間にか癖になっている。
だから、見慣れた何のお知らせもない画面でも、私はもう落胆したりしない。
リヴァイと恋人になって、今年で5年目の冬になる。
付き合い始めの頃は、お互いに気を遣い合っていたのが嘘みたいに、いつの間にか自然体で過ごせるようになり、今となってはもう、空気のような存在だ。
少なくとも、リヴァイにとっての私はそうなのだと思う。
昔は、私の仕事が終わる時間になると、必ず連絡をくれていた。
夜道を1人で歩くのは危ないから、と会社に迎えに来てくれることもあったし、見慣れたこの歩道を、残業中の彼と電話をしながら帰ることもよくあった。
でも、今の彼の口癖は「仕事で忙しい。」とそればかりだ。
最後にデートをしたのはいつだっただろう。
休日出勤が増えたリヴァイと、時間を合わせることが出来なくなっていた。
少なくとも、12月に入ってからは一度も会っていない。
それでも、寝る前には必ず電話をくれて、たった一言だけ「おやすみ。」の声を聞かせてくれる。
だから、私は今も、自分が彼の特別で、ちゃんと愛されているのだと感じることが出来る。
逆を言えば、それくらいしか、私は今、彼の心を信じるすべがないのだ。
(明日は休みなのに…、会えないのかな…。)
今日くらいは連絡が来て、明日会おうなんて、勝手に急に、デートに誘われたりするのかもしれないと思っていたのだ。
でも、リヴァイからの連絡はない。
最近は残業も多いようだし、まだ仕事なのだろう。
次に会えるのはいつだろうか。
来週は、クリスマスと彼の誕生日があるというのに———。
ため息を吐くと、白い息が冷たい空気に生まれて消えた。
それがなんだかやけに寂しくて、私は、無性にリヴァイに会いたくなった。
どうしても、会いたくなったのだ。
小さく身震いをして、足早に改札を抜ける。
通い慣れた歩道を歩きながら、私は、バッグの中からスマホを取り出した。
新着のメッセージが届いていないかを確認するのが、いつの間にか癖になっている。
だから、見慣れた何のお知らせもない画面でも、私はもう落胆したりしない。
リヴァイと恋人になって、今年で5年目の冬になる。
付き合い始めの頃は、お互いに気を遣い合っていたのが嘘みたいに、いつの間にか自然体で過ごせるようになり、今となってはもう、空気のような存在だ。
少なくとも、リヴァイにとっての私はそうなのだと思う。
昔は、私の仕事が終わる時間になると、必ず連絡をくれていた。
夜道を1人で歩くのは危ないから、と会社に迎えに来てくれることもあったし、見慣れたこの歩道を、残業中の彼と電話をしながら帰ることもよくあった。
でも、今の彼の口癖は「仕事で忙しい。」とそればかりだ。
最後にデートをしたのはいつだっただろう。
休日出勤が増えたリヴァイと、時間を合わせることが出来なくなっていた。
少なくとも、12月に入ってからは一度も会っていない。
それでも、寝る前には必ず電話をくれて、たった一言だけ「おやすみ。」の声を聞かせてくれる。
だから、私は今も、自分が彼の特別で、ちゃんと愛されているのだと感じることが出来る。
逆を言えば、それくらいしか、私は今、彼の心を信じるすべがないのだ。
(明日は休みなのに…、会えないのかな…。)
今日くらいは連絡が来て、明日会おうなんて、勝手に急に、デートに誘われたりするのかもしれないと思っていたのだ。
でも、リヴァイからの連絡はない。
最近は残業も多いようだし、まだ仕事なのだろう。
次に会えるのはいつだろうか。
来週は、クリスマスと彼の誕生日があるというのに———。
ため息を吐くと、白い息が冷たい空気に生まれて消えた。
それがなんだかやけに寂しくて、私は、無性にリヴァイに会いたくなった。
どうしても、会いたくなったのだ。
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